メキボスとは、スーパーロボット大戦シリーズに登場するオリジナルキャラクターである。
本名メキボス・ボルクェーデ。搭乗機はグレイターキン(第3次、OG2)、ライグ・ゲイオス(第4次・S。非戦闘)及びグレイターキンⅡ(F完結編、第2次OG)。
CVは石田彰。
概要
クールな言動が目立つが、実は結構熱くなりやすい性格をしている。頬に付いた三筋の傷跡が特徴。
初登場は第3次スーパーロボット大戦。地球の軍事力を抑制・管理する為に派遣されてきたインスペクター軍の四天王の一人として登場。
他の四天王がそれぞれ四天王のリーダーを自称する中、「影のリーダー」を自称する。でも彼が一番リーダーらしい言動・行動が目立つ。
当初は地球人を野蛮人と見下していたが、ルートによっては人質作戦の際に「無敵鋼人ダイターン3」の主人公、破嵐万丈の一見人質を見捨てたかのような行動に隠された強い信頼関係に感銘を受け、インスペクターの地球侵略に疑問を抱き、やがて離反する。
その後は味方に付くこともあり、万丈と友情を結ぶこともあったが最終的には実の弟であるウェンドロに倒されてしまう。
別ルートでは地球人を見限った様子でウェンドロと共に地球圏を去っていくが、此方は正史とされなかった。
このまま物語よりフェードアウトするかと思われたが、第4次スーパーロボット大戦(S・F完結編含む)にて復活。
瀕死の重傷を負いながらも生還したものの、身体のあちこちを人工物に置き換えたサイボーグとなっていた。
地球での戦いの経験から、彼やインスペクターの本国である星間連合国家ゾヴォークの最高意思決定機関「枢密院」の特使として、地球に侵攻するゲストの最高司令官テイニクェット・ゼゼーナンに地球圏への侵略行為の停止を命じたが、彼がこれを拒否した為に地球側に協力する。此方もルートや作品次第でNPCとして仲間になったり、地球に愛想を尽かしたりするが、一応グッドエンディングではゾヴォークと地球のパイプ役として活動することになる。
尚、ゲスト軍指揮官の1人、ゼブことゼブリーズ・フルシュワとは幼馴染の間柄で、嘗ては「ゼブちゃん」「メキちゃん」と呼び合う仲だった。
また、同じゲスト指揮官のグロフィス・ラクレインとも顔見知りである模様。
OGシリーズではスーパーロボット大戦OG2(及びそのリメイクのOGS)から登場し、大体第3次での展開をなぞる形となる。
此方では万丈ポジションにイルムガルト・カザハラが付き、最期はウェンドロにグレイターキンの緊急停止装置を作動させられてメガフラッシャーで撃墜される言う、更にえげつない展開に変更されている。
インスペクターとの最終決戦場所がホワイトスターであった(しかもシュテルン・レジセイア化する)ことから、「どうやって脱出したのか」「第4次展開に繋げられるのか」と懸念を抱かれていたが、OGSでディカステスのメガフラッシャーの戦闘アニメがホワイトスターの外へはじき出されて爆発すると言う演出になった事で、この懸念は解決を見た。
このアニメ版であるジ・インスペクターではアインストに操られたウェンドロにやられる形となったが、グレイターキンが爆散すること無く戦闘不能にさせられたため、此方でも生存フラグは立てている。
そして大方の予想通り第2次スーパーロボット大戦OGでサイボーグ化して登場し、第4次やF完結編の展開へと繋がる。
第3次が発売されてから19年の時を経て、漸く彼のファミリーネームが「ボルクェーデ」である事が判明する。
大体の流れは旧シリーズのグッドエンドルートと同じなのだが、ゾヴォークにはゾガルとウォルガと言う二つの派閥があり、絶えず派閥抗争を繰り広げている事、ゲストがゾガル派、インスペクターがウォルガ派であり、インスペクターの地球侵略も治安維持の名目で、実際はゼゼーナンに先を越された事に慌てたウォルガ派の利益の為に利用されただけだった事、ボルクェーデ家には敵が多く、彼の顔の傷もウェンドロが命を狙われた際に付けられた物である事(断じて雪山で遭難して3mを超える大熊にやられたわけではない)等々、旧シリーズでは語られなかったゾヴォークの内情が一気に明かされた。
また、此処での彼は無条件でグレイターキンⅡと共に加入、そのまま最後まで鋼龍戦隊に加勢してくれる。
グレイターキン
地球とゾヴォーク双方の技術的融合の方向性を探ると言うコンセプトで開発され、主にモビルスーツの技術が取り入れられている。
また、OGではゲシュペンストやヒュッケバインシリーズといったPTの技術が反映され、テスラ・ドライブを搭載していると言う設定がある。
性能的に特化したものは無いが遠近共にバランスの取れた武装を施されており、運動性が高めなのにも関わらず盾を装備しているお陰か防御力と運動性を高い水準で両立させている。ジ・インスペクターではこの盾でエクスバインボクサー+ガンナーのフルインパクトキャノンを(威力がオリジナルのヒュッケバインガンナーに遠く及ばないとは言え)凌ぎきった。
他にもインスペクター四天王の機体の例に漏れずビーム吸収も備えた厄介な敵。
必殺技は広域プラズマ殲滅兵器「サンダークラッシュ」。ヴィガジを巻き込んで使用した事もある。
スペック
形式番号 | 不明 |
全長 | 28.5m |
重量 | 45.6t |
登場人員 | 1人 |
移動タイプ | 空・陸・宇 |
装甲材質 | 不明 |
動力源 | 不明 |
開発元 | インスペクター(ゾヴォーク) |
パイロット | メキボス・ボルクェーデ |
武装・必殺技
- エナジードレイン+
OGシリーズのみ。敵からENを吸収する。自軍側では換装武器。 - ウェポンブレイカー
OGシリーズのみ。敵の攻撃力を下げる。自軍側では換装武器。 - メガ・ビームバスター
左手に携帯しているビーム砲を発射する。第3次での名称は『メガビームライフル』。 - メガビームサーベル
モビルスーツの技術応用により装備している高出力ビームサーベル。OGシリーズでは装備していない。 - 高周波ソード
接近戦用の振動剣。第3次でのメガビームサーベルとの違いは、此方のが若干強くて命中が低いこと。 - フォトンビーム砲
グレイターキンの胸部から発射する長射程・高威力のビーム砲。シリーズで演出が若干異なる。 - サンダークラッシュ
グレイターキンの代名詞とも言える自機中心型MAP兵器。
左手から周囲に高出力のプラズマを発生させ、敵味方無差別にダメージを与える。 - ソードランチャー
グレイターキンの肩に装備された日本刀の刀身のような形状のミサイル。ジ・インスペクターでのみ使用した。
この装備はサンダークラッシュのチャージに必要な「プラズマ発生機」でもある。
グレイターキンⅡ
グレイターキンの発展強化型。グレイターキンに比べて火力と運動性の強化が図られ、高速広域管制機としての側面も持っている。
F完結編でNPCとして登場した際にはゲスト勢と互角以上に戦えるくらいの性能を披露し、雑魚相手に経験値泥棒無双できるくらいの活躍を見せた。が、ボス相手には厳しいと言った風情。
この形態でもソードランチャーは装備しているが、矢張り使用しない。必殺技は「ネオサンダークラッシュ」。
スペック
形式番号 | 不明 |
全長 | 37.8m 29.9m(第2次OG) |
重量 | 84.5t 59.9t(第2次OG) |
登場人員 | 1人 |
移動タイプ | 空・陸・宇 |
装甲材質 | 不明 |
動力 | 不明 |
開発 | ゾヴォーク |
パイロット | メキボス |
武装・必殺技
- 連装ミサイル
胸部からミサイルを連続発射する。 - 高周波ソード
グレイターキンにも装備されていた近接用振動剣。 - メガ・ビームライフル
同じくグレイターキンと同等の携行ビーム砲。 - マスドライバーキャノン
肩に新設された長距離エネルギー砲。弾数が少ないのが難点。 - 大口径ビーム砲
胸部から発射するビーム砲。グレイターキンのフォトンビーム砲の発展型と思われる。第2次OGではEN消費型になった。 - ネオサンダークラッシュ
グレイターキンⅡ最大の武器。サンダークラッシュのように広域放射は出来なくなったが、その分エネルギーチャージの時間が短縮され、プラズマの収束率が上がった事で威力が向上している。第2次OGでは全体攻撃になった。
また、第2次OGではグレイターキンⅡをフル改造すると、フル改造ボーナスとして『ネオサンダークラッシュにP属性が付く(=移動後に使用できる)』という特典を得られる。
余談
- 彼のサイボーグ化については、アメリカのテレビドラマ「600万ドルの男」の主人公スティーブが受けたサイボーグ化手術が元ネタ。
- OG2ではメキボスがアギーハ達と共に初登場するマップで、彼らの攻撃を振り切りながらマップ端へ逃げる、というシナリオがあるのだが(第22話)、ここで逃げずに不屈の闘志を見せた「超やり込み派」のプレイヤーがシカログとアギーハ、そしてメキボスを倒すと撤退時にメキボスがメタ発言プレイヤーの並々ならぬやり込みぶりを褒め讃え、超強力な強化パーツや換装用武器の大盤振る舞いをしてくれた事があった。(ただしコレを達成するにはジリ貧の戦力でボスユニットを3体相手にしなければならない為、並大抵の努力ややり込みでは達成できないが、見返りも途轍もなく大きい。そりゃもう、後々のゲーム展開がグッと楽になるくらいに。)
関連動画
関連項目
- スーパーロボット大戦
- ウェンドロ
- アギーハ
- ヴィガジ
- シカログ
- テイニクェット・ゼゼーナン
- ゼブリーズ・フルシュワ
- グロフィス・ラクレイン
- イルムガルト・カザハラ
- 無敵鋼人ダイターン3
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