メトロイド ドレッド単語

34件
メトロイドドレッド
6.0千文字の記事
  • 37
  • 0pt
掲示板へ

メトロイド ドレッド

メトロイド レッドMETROID DREADとは、任天堂より販売されたNintendo Switchゲームソフトである。

概要

メトロイド ドレッド
基本情報
ジャンル スクロールアクション
対応機種 Nintendo Switch
開発 任天堂
MercurySteam
発売元 任天堂
発売日 2021年10月8日
価格 ■通常版
7,678円
スペシャルエディション
10,978円
対応年齢 CERO:B(12歳以上対)
ゲームソフトテンプレート

2021年6月15日の「Nintendo Direct E3 2021」で発表された、『メトロイドフュージョン』以来約19年ぶりとなる2Dサイドビューメトロイドシリーズ全新作。2017年から開発中の『メトロイドプライム4』の続報を期待していたメトロイドファンの度肝を抜いた。

「ドレッド」の名前自体は2005年ごろに任天堂開発中ラインナップとして関係者向けに発表したタイトルの1つとして噂になっていた時期があり、ファンの間でも度々話題となっていた[1]メトロイドシリーズプロデューサーである坂本賀勇氏によると、このころから本作のアイディアを温めていたが、ハードスペック開発チームの人員不足など技術的な都合で表現できなかったという。その後もなかなか開発が進められない状態が続いていたが、『メトロイド サムスリターンズ』を共同開発した「MercurySteam」の開発センス、そしてメトロイドシリーズの理解の高さに坂本氏が惚れ込んだことで本作の再始動が決定し、この度ついに日のを見ることになった。

初報PVでは「METROID 5」の文字も登場し、坂本氏によるとシリーズ全体の物語の最新エピソードであると同時に、初代より描かれてきたサムスメトロイドの奇妙な関係にピリオドを打つ物語であるとられている。

紹介映像等では一新されたデザインパワードスーツ公式サイトのレポートによると、寄生生命体「X」に侵された部分の除去や、メトロイドワクチンの投与によって大幅に形状変化した『フュージョン』当時の有機的なスーツが少しずつ以前のメカニカルなそれに戻りつつある段階という設定らしい)を身にサムスと、「E.M.M.I.エミー)」と呼ばれるロボットの追跡から逃れるシーンクローズアップされており、メトロイドシリーズの特徴である探索と今作のタイトルレッドDREAD)」が意味する恐怖の組み合わせを押し出しゲーム性が特徴。

また、本作ではこれまで各惑星に点在する遺産・文明やサムス回想上でしかその存在を確認出来なかった鳥人族の生きた個体がゲーム内で初めて本格登場し、ストーリーにも深く関わってくる。

通常版のほか、特典としてアートブックなどが収録された『メトロイド ドレッド スペシャルエディション』、「サムス」「E.M.M.I.」のamiiboなどもソフトと同日の2021年10月8日に発売。

発表から発売にかけて、公式サイトでは「メトロイド ドレッド レポート」と題したレポート記事が不定期更新され、開発者による今作の詳細な解説が掲載された。発売が迫る9月から10月にかけては、JR山手線の各に巨大な看板広告が設置されたほか、発売前日には、YouTube人気ゲーム実況者が本作を同時にプレイし、制限時間内に5つの課題のクリアす「バウティハンターチャレンジ」が行われた[2]。これらの広報活動が功を奏したのか、発売週の売り上げは8.6万本を記録し、メトロイドシリーズとしては(記録が残っている中で)過去最高の初動となった[3]

2022年3月期の決算発表によると、今作の売上は290万本を記録[4]。『メトロイドプライム』の売上(283万本)をえ、シリーズ最大のヒット作となった。メディアからの評価も高く、The Game Awards 2021では「Best Action/Adventure Game」を、Golden Joystick Awards 2021では「Nintendo Game of the Year」を受賞している。

ストーリー

生物に寄生して死に至らしめ、
DNA情報を元に擬態する恐るべき生物「X」。

不覚にも寄生されてしまった私は、
「X」の天敵であるメトロイドから生成された
ワクチンにより一命を取り留めたばかりか、
銀河穏を脅かすこの生物に対抗可
一の存在として生まれ変わった。

そしてフルスペック状態の自分自身の擬態
SA-X」との死闘の末、
ついに「X」を惑星SR388」もろとも全滅させることに成功した。
ところが……

時が経ったある日、
あろうことか「X」の存在を示す映像銀河連邦本部に送信されてきた。
連邦は発信元と見られる未踏の惑星「ZDR」に、
調ロボットE.M.M.I.」7体からなる
特殊部隊派遣し、実態解明に乗り出したものの、
その部隊は「ZDR」到着後
原因不明のまま消息を絶ってしまった。

果たして「X」は実在するのか?
そして「ZDR」で何が起きているのか?
現地に赴くことができるのは、
「X」への耐性を持つ私をおいて他にはいない……

……ここはどこだ? 私はなぜ倒れているのだ?
朦朧とする意識の中、私のがあるモニュメントを捉えた。
すると……
ここで気を失うまでの記憶リアルってきた。

惑星ZDR」の深層部に到達して程なく、そいつは現れた。
ただならぬ威圧感を放ち立ちはだかった
その「謎の鳥人族」は、
高出ビームなく私に発射した。

そいつは、その巨体にそぐわぬ俊敏さで襲い掛かってきた。
身にったオーラは、私の攻撃をことごとく効化してしまう。
の隙を突き、攻撃の糸口が見えたと思ったのも束の間、
そいつは時に間合いを詰め、易々と私を捕らえた。

自由を奪われ、為す術のない私にとどめを刺すつもりなのだろう。
そいつはビームをチャージしながらある言葉を発した。
「HADAR SEN OLMEN(ハダール セン オルメン)」
私は、この言葉の意味を知っている……

薄れゆく意識の中で、自分の身体に生じる異変を感じていた。
そして、何かが沸き上がるような感覚がピークに達したところで
私の記憶は途切れたのだった。

……今、私は確かに生きている。
あの「謎の鳥人族」は、なぜ私を放置して姿を消したのだろう。
気づけば私の装備は初期状態になっていた。

あの時自分の身に起きた異変は何だったのだろう。
そして……
左手に残るこの違和感は?

考えている暇などない。先を急ごう……

公式サイトexitより引用

主な登場キャラクター

サムス・アラン
シリーズ主人公にして"銀河最強"の呼びが高いバウティハンター
フュージョンにて寄生生命体Xに寄生され、メトロイド細胞ワクチンとして投与された結果、Xへの耐性を身につけた宇宙一の存在となる。調ミッションの為に足を踏み入れた未知の惑星「ZDR」にて新たな脅威に遭遇する。
アダム
フュージョン』の一件で銀河連邦より支給されたスターシップコンピューターに搭載されたAIサムスがかつて銀河連邦軍に所属していた時の上官「アダムマルコビッチ」の頭が組み込まれている。今回のミッションでも同スターシップを使用しており、「アクセスステーション」という施設からサムスをナビゲートする。
E.M.M.I.(エミー)
銀河連邦によって作られた調ロボット惑星外多形態機動調査機Extraplanetary Multiform Mobile Identifier)の略で、惑星「ZDR」へ調のために派遣されていたが、サムスが訪れた時にはどういうわけだかサムスを執拗に追いかける行動を取るようになっている。通常時は「E.M.M.I.ゾーン」と呼ばれるエリアをうろつき、サムスの物音に反応して近づくが、サムスの通常攻撃は一切効かず、捕まったらほぼ即死という強すぎる敵である。しかしいくつか対抗策はあり、サムスE.M.M.I.をやり過ごしながらミッションをこなさなければならない。色違いや装備違いなど複数の個体が存在するらしく、銀河連邦は全部で7体のE.M.M.I.惑星に送り込んだという。
寄生生命体X
惑星SR388に生息していた狂暴な生命体で、他の生物に寄生・擬態するを持つ。『フュージョン』の一件で絶滅したかに思われたが、惑星「ZDR」にて存在が確認された…という所から物語が始まる。
レイヴンビーク
武闘民族マオキン族」の長であり、惑星「ZDR」に降り立ったサムスが最初に遭遇した鳥人族。以前より存在がめかされていたが、本作で満を持して登場。サムスが身にっているそれに似たパワードスーツで武装しており、フルパワー状態のサムスと互以上に戦える程の凄まじい戦闘を持つ。『』を妄信しており、その武と頭を以て銀河の支配を論んでいる。ゲーム冒頭での戦闘後、サムスに何故かとどめを刺す事なく姿を消すが、その的は…。
クワイエットローブ
マオキン族とは対照的に科学技術に優れる「ソウハ族」の科学者。1体のE.M.M.I.に襲われ窮地に陥っていたサムスを間一で救った後、彼女レイヴンビークの正体と的を打ち明けるが…。

サムスの能力・装備

アビリティ

フリーエイム
前作『サムスリターンズ』で実装ボタンを押している間、身を360度動かして自由に攻撃することが出来る。本作では移動しながら進行方向へフリーエイムで攻撃できるようになった。
メレーカウンター
前作『サムスリターンズ』で実装。敵の攻撃にあわせて近接カウンターによるダメージを与える。ボス戦で発動させると特殊演出に移行して追加ダメージチャンスとなる「グラブシーケンス」も健在で、さらに本作では走りながら敵に近づきカウンターを与える「ダッシュメレー」が追加。
スライディンNEW!!
基本アクションとして追加。従来ならモーフボールとなって進む必要のある狭い隙間をスピーディーに通り抜けたり、E.M.M.I.の脚部の間を潜り抜けて逃げ出したりなどに使える。
スパイダーマネット NEW!!
天井の「マグネットサーフィス」と呼ばれるい部分を磁のようなで捕まって進める。
モーフボール
サムスおなじみの。狭い場所やパイプ状の通路を転がって移動する。しゃがみ状態時にスティックを下に入する方法だけでなく、動いていない状態でZLボタンを押すことによっても変形する。
スピードブースター
一定距離助走すると高速で駆け抜け、ブロックを破壊したり、敵にダメージを与えたりする。一定方向に飛び続ける「シャインスパーク」も可。使い勝手が良くなっており、キッククライムやスライディング中もブースターが維持される。また、上り坂に向かってシャインスパークでぶつかると、そこからスピードブースター状態に戻ることができる。
スピンブースト NEW!!
回転ジャンプ中にもう一度ジャンプができる。後に無限ジャンプができる「スペースジャンプ」にパワーアップする。
ラップリングビーム
ロープ状のビームを発射し、特定ポイントにつなげて移動する。
つながったポイントにぶら下がって前後にスイングしたり、仕掛けを引っったりすることが可マグネットサーフィスに向けて発射すると、その位置まで移動してり付くことができる。
スクリューアタック
回転ジャンプ中に高出エネルギーを身にい、敵を攻撃したり障害物を破壊したりできる。

ウェポン

ビーム
サムスのアームキャノンに備わっている基本的な装備。
今回はビームの切り替え機はなく、パワーアップアイテムを取るごとに性質が追加・強化される。
ワイドビーム」「プラズマビーム」「ウェイブビーム」といったおなじみのパワーアップのほか、に命中すると爆発して少しまで攻撃できる「ディフュージョンビーム」が追加された。
ミサイル
弾数制限のある小重火器、こちらも切り替えではなくパワーアップ形式。
高威の「スーパーミサイル」、敵を凍らせる「アイスミサイル」へと強化されていく
さらに、小誘導ミサイルを大量発射する「ストームミサイル」も使用できるようになる。
ボム
モーフボール状態で使える武器。複数個を連続でセットでき、しばらくすると爆発する。
上下左右に爆発する「クロスボム」、爆弾パワーボム」も使用可になる。
尚、今作でも無限ボムジャンプが可
オメガキャノン NEW!!
E.M.M.I.ゾーン内にある管理用マザーコンピューターの「セントラユニット」のエネルギーサムスが取り込み、「アームキャノン」が一時的に変形する特殊な装備。連射攻撃である「オメガストリーム」をE.M.M.I.に連続で当て続けることでプロクターを破壊し、チャージショットに相当する「オメガブラスター」を露出したコアに撃ち込めばE.M.M.I.全に破壊できる。
メトロイドプライム ハンターズ』においても同名の兵器が登場しているが関係性は不明。

エイオンアビリティ

サムスリターンズ』から登場した、特殊なエネルギーを消費して使用する

ファントムクローNEW!!
光学迷彩により透明となるE.M.M.I.をやり過ごす重な手段となるが、発動中はエイオンゲージを消費し続け、発動中に動くとゲージをより多く消費してしまう。エイオンゲージが0になると代わりにエネルギーゲージを消費し、それも1になると強制的に解除される。
フラッシュシフト NEW!!
前方または後方に時に移動する。追加入で再度発動でき、最大で3回連続で発動する。
パルスレーダー
エリア内の破壊可ブロックを検知する探索用の

関連動画

関連リンク

関連項目

脚注

  1. *米国ゲーム雑誌「Game Informer」の2005年6月号に掲載されていた事がある。このラインナップには『スーパープリンセスピーチ』や『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』なども含まれており、そのほとんどが実際に発売されている。
  2. *Nintendo Switch『メトロイド ドレッド』に挑む8人のチャレンジャー。体験の模様を発売直前に同時配信。 - 任天堂公式サイトexit
  3. *【ソフト&ハード週間販売数】『メトロイド ドレッド』が8.6万本で首位。新型Switch(有機ELモデル)は13.8万台のセールスを記録【10/4~10/10】exit
  4. *2022年3月期 決算説明資料exit
関連記事

親記事

子記事

兄弟記事

【スポンサーリンク】

  • 37
  • 0pt
記事編集 編集履歴を閲覧

この記事の掲示板に最近描かれたお絵カキコ

この記事の掲示板に最近投稿されたピコカキコ

ピコカキコがありません

メトロイド ドレッド

1846 ななしのよっしん
2023/06/28(水) 09:00:07 ID: Ttii6/sz7D
>>1843
メトロイドにヴァニア要素がないのはその通りだがキャッスルヴァニア側はメトロイド要素を取り込んでるからややこしいんだよな
そしてメトロイドヴァニアってジャンルで更にややこしいのがそういう名前で呼ばれる代表例、ホロウナイトなんかの戦闘バランスメトロイドでもヴァニアでもない、ソウルあたりを意識した調整であるってとこ
本家悪魔城のいくつかのタイトルはまごうことなくメトロイドヴァニアなんだけど、ホロウナイトみたいなのを期待するとヌルくて面くない
むしろドレッドスピード感戦闘バランス任天堂タイトルとしてはかなりっててインディーメトロイドヴァニア寄り
👍
高評価
1
👎
低評価
0
1847 ななしのよっしん
2023/06/28(水) 09:17:03 ID: 864BUFJ+mM
ホロウナイトの話が関連してくるかもだけど、いわゆるソウルライクを名乗ってる2Dゲームシステム的にはメトロイドヴァニアなやつが多いんだよな
👍
高評価
0
👎
低評価
1
1848 ななしのよっしん
2023/07/15(土) 09:28:14 ID: pl2KWRsCY/
EMMIfigma予約が始まったぞ
ちなみにサムスfigma二次生産もあるから前回スルーして後悔してる人は予約しよう!(ダイマ)
👍
高評価
0
👎
低評価
0
1849 ななしのよっしん
2023/07/15(土) 22:53:17 ID: EjdMRx4DEl
サムスの方は販売元の公式ショップでしか買えないから注意だね

figma サムス・アラン DREADver.(二次受注)
https://goodsmileshop.com/ja/figma/p/GSC_JP_05562exit
👍
高評価
0
👎
低評価
0
1850 ななしのよっしん
2023/08/06(日) 15:32:31 ID: ehM0r1SCsT
じっくり聞くとBGMかなり好みなんだけどサウンドテストがないから気軽に聞けない…
👍
高評価
1
👎
低評価
0
1851 ななしのよっしん
2023/09/22(金) 12:24:14 ID: 5e9QSR5AgO
これまでとは逆にリドリーが出てない代わりにクレイドが出てくるしい作品だったな
しかも憤をらすかのようにレイヴンビークXの時にも擬態という形で存在してくる
嬉しいけど何で唐突にクレイドを出す気になったんだか
👍
高評価
2
👎
低評価
0
1852 ななしのよっしん
2023/10/28(土) 03:32:23 ID: IbhX+80Apy
figmaサムスようやく手元に来たけど、クオリティやばいな…
肩の引き出し機構や手足ロール軸とかの可動ギミックデザインの両立が上手い

強いて難点を挙げるなら、付属品がちょっと寂しいことくらいか
オメガキャノンが変形しないのも残念
👍
高評価
0
👎
低評価
0
1853 ななしのよっしん
2023/12/19(火) 14:39:04 ID: 4IQ9Q2WhBK
マリオRPGやるために買ったカタログチケットでこのゲームも買ってメトロイドシリーズ初めて遊んだけど面かったな

正直もっと難しくてボリューム沢山の長いゲームかと思ったけど結構手軽だったし、ストーリー的にもスーパーフュージョンもやりたくなった
👍
高評価
6
👎
低評価
0
1854 ななしのよっしん
2024/02/15(木) 10:25:40 ID: 5e9QSR5AgO
サムスメトロイドそのものとなって活躍した…裏を返せばメトロイド緑色クラゲのほう)そのものは出てこなかった初の作品
これより後の時系列の作品が出るとしたらタイトルメトロイドって言葉が含まれるのは変わらないんだろうけど(キャラクターとしての)メトロイドの扱いがこの先どうなるのか全く予想がつかない
👍
高評価
1
👎
低評価
0
1855 ななしのよっしん
2024/02/15(木) 10:28:38 ID: gqv1Oh0GMx
サムス細胞からメトロイド生み出したとか後の話で
やりそうだけど、アザーMで似たような事やってるしなぁ
👍
高評価
1
👎
低評価
0