メリーゴーラウンド単語

☆時は８月中旬。 そんな私はﾋﾟﾁﾋﾟﾁJKの２年生♪
☆夏休みの真っ最中だけど、学校に行かなきゃダメ！
☆何故かって？それはバカだから^q^
☆９時から補習があるんだけど、今は５分前！
☆たった今目が覚めた私は、大遅刻です！！
☆ジリリリリリリリリ（アラーム時計の音）
☆ＪＫ「もううるさいなー・・・」
☆ＪＫ「え！？もうこんな時間！？」
☆ＪＫ「お母さんなんで起こしてくれないの！」
☆ＪＫは制服に急いで着替えて食パンをくわえて学校に向かう
☆携帯には気になる先輩からのメールが来た
☆メール「一緒登校しようよ」
☆先輩はいつも遅刻しているダメ先輩
☆そんなダメなところが好きなんだけどね！
☆走りながらメールを返そうとしていたら
☆メールに集中しすぎて前を見てなくて・・・

☆どん

☆見かけない顔の高校生とぶつかってしまった
☆高男「気をつけろよな」
☆すると高校生は走っていた
☆ｊｋの頭の中(なによあいつ)
☆ｊｋは時計を見てあわてて走り出した
☆学校に着いたが遅刻で机にひっそりすわった
☆先生「今日は転校生がいます」
☆先生「入ってきて」
☆ｊｋの頭の中(あ・・・・・・あいつ)
☆高男「●●高校からきました高男です」
☆先生「高男君はあのｊｋ(景子)の隣に座ってください」
☆景子「え～こいつ、うちのとなり？うんわる～」
☆高男「あ、お前は今朝ぶつかった・・・」
☆景子「け、景子って言うのよろしくっ」
☆（なんか、意外と顔かっこいいかも・・・//）
☆（いえ、私には先輩がいるのよっこんなヤツにほれちゃだめっ）
☆友達「ねーねー景子～あいつかっこよくない？」と友達に聞かれた
☆私は、「そ、そうかな？私はあんまり好きじゃないかな？」と少し見栄をはってみた
☆友達「そう？カッコいいと思ったんだけどなー」
☆その時教室のドアが開いて先輩が入ってきた
☆補修は人数が少ないので学年関係なく同じ教室で受けることになってる
☆先輩「あ、いたいた。景子なんで先に行っちゃったんだよ」
☆（あ、忘れてた。高男にぶつかってそのまま来ちゃったんだっけ）
☆景子「あの、えっと・・・。それは、」
☆先生「とりあえず遅刻してきたんだから座ろうか」
☆景子「あ、はい、、、（あとで手紙回すからｗ）」
☆景子「[手紙]ごめんね、先輩、ちょっと、友達と朝早く行って勉強する約束してたからｗ早めにあやまろうと、おもって」☆少し時間がたつと手紙が戻ってきた「そうだったんだ、景子バカだからね（笑）。
☆高男くん頭良さそうだから、勉強を教えてもらいなよ（＾◇＾）」
☆景子(なんで　知らない人に勉強を・・・)
☆景子(とりあえず朝のことだけ謝っておいた方がいいよね)
☆景子「あの・・・」
☆景子「朝は・・・ごめん」
☆高男「やっぱお前　朝あったやつだよな景子だっけ」
☆景子「何であんたあたしの名前　知ってんの・・・」
☆高男「だってさっきそういってたじゃん」
☆景子「あっ・・・」
☆高男「はぁー・・・お前・・・バkだろ・・・」
☆景子「「「何で今日あったバッカの人にばk呼ばわりされなきゃいけないのよ」」」
☆高男「どうでもいいけどさ・・・遊園地のチケット２枚あまってるんだよね・・」
☆高男「別に行くやついないし、休み暇だろ？どう？」
☆景子(先輩いるしな・・・でもちょっとなら・・)
☆景子「別にいいよ。じゃあ行こうかな」
☆そして先輩をごまかしながら時は流れた・・・

遊園地当日、改札口

☆景子「まだかな・・・」
☆高男「待った？ごめんちょい遅れた」
☆景子「う・・ううん、全然待ってない！いまきたとこ！」
☆高男「おなか減ってる？ご飯どうする？」
☆景子「あ・・・！実はお弁当・・作ってきたんだ」
☆景子(なんでこいつにここまでしてんだろ・・・)
☆高男「マジで？！じゃあそこのベンチで食べようか」

☆二人はベンチでお弁当を食べようとした時・・・！！
☆先輩「おーい、景子ー。・・・あれ？」
☆景子「先輩？！なんで・・・・」
☆先輩「いやー、遊園地のバイトしてんだけどさ、そいつ誰なの？」
☆高男「え、景子この人知ってんの？」
☆景子(うわあ・・どうしよ・・マヂで)
☆高男｢あー、この子とはさっき道聞かれて同行してただけですよ｣
☆景子(え・・・！？)
☆先輩｢本当か？景子・・｣
☆景子「う・・うん、そうだよ」
☆先輩「じゃあバイト終わるまで待ってる？一緒に帰ろうか」
☆そして高男は帰宅し、先輩バイト上がりの夜７時
☆先輩「俺、実は知ってたんだ・・」
☆先輩「あの男と待ち合わせしてたとこも見た。そして朝ぶつかってたとこもね」
☆景子「え？」
☆先輩「あいつの事・・・・好きなの？」
☆景子「・・・迷ってる。ある人と同じくらい好きかも・・」
☆先輩「ごめん、ちょっと電話。そこで待ってて」
☆景子「うん、わかった」

　２分くらい経ったその時、景子の電話にメールが来た

☆先輩メール本文(面と向かって言えないから、メールで言います)
☆先輩(今まで幼馴染だったけど)
☆先輩(好きだった。)
☆先輩(後３分後に、メリーゴーランドの前で答えを聞きたい)
☆先輩(待ってるから。)
☆景子(・・・・。)

メリーゴーランド前

☆景子「先輩！！」
☆先輩「ごめんなメールで。お前に真面目な話するの恥ずかしくて」
☆先輩「正直に答えてくれてかまわない。言ってくれ」
☆景子「先輩、今日は本当にごめんなさい、、。」
☆景子「さっきのある方も好きって言ってたのは・・」
☆景子「先輩です・・」

そしてそれを陰から見てた高男。

☆景子「でも・・・好きだけど・・・」
☆景子「先輩よりも・・・好きな人ができました・・・・ごめんなさい」（頭を下げる
☆先輩「うん・・・そうか・・・・まぁそうだと思ったよ」
☆先輩「でも俺は景子のことを好きだった、それは・・・覚えていてね、バイバイ」（帰る

先輩が景子に背を向け歩きだした、その時、高男が飛び出してきた

☆高男「それでいいのかよ！そんな気持ちなのかよ」
☆先輩「え？なんだお前、急に出てきて・・・」
☆高男「そんなに簡単に諦めていいのかよ！」
☆先輩「しょうがねえだろ、景子がそういうんだから・・・」
☆高男「自分の気持ちに素直になれよ！なんでみんなそうなんだ！」

☆先輩「は？みんな？みんなって誰だよ・・・」
☆高男「実は俺、この前幼馴染にふられたんだ・・・」

チケット２枚持っていたのは、高男が幼馴染と行くつもりだったらしい、幼馴染は高男のはっきりしない態度に飽きた模様

そんな二人の話を黙って見守る景子

☆全員「・・・」

重い空気と沈黙の中、先輩が口を開いた

☆先輩「俺、やっぱり景子が好きだ」
☆先輩「世界中の誰よりも好きだ！！！」
☆先輩「もうお前しか見えない！」
☆先輩「お前にフラれた時に気づいたよ。俺はやっぱりお前が好きだ」
☆景子「先輩・・・」
☆景子は罪悪感と焦燥感にかられて言葉がでてこない
☆景子「私バ力だからわかんない・・・」
☆景子「こういう時どうしたらいいかわかんない！」
☆高男「ちょっと電話してくる・・・」
☆高男、二人から見えない所まで離れて幼馴染に電話する

プルルルルル・・・プルルルルルル

☆高男「奈々か・・・俺だ・・・高男だ・・・」

☆高男「お前の兄はうまくいきそうだぜ」
☆高男「お前に何もしてやれなかった俺の精一杯のプレゼントだ」
☆奈々「お兄ちゃんも高ちゃんと一緒で素直な気持ち言わないんだもん」
☆奈々「そう・・・お兄ちゃんうまくいきそうなんだ・・・」
☆高男「なぁ、俺達もう一度やりなおせないか？」
☆高男「いい遊園地を見つけたんだ。今度の日曜に行かないか？」
☆奈々「それお兄ちゃんの遊園地でしょ？うふふふふ」
☆奈々「バレバレだよ（笑）、わかった。久しぶりにあそぼっ！」
☆高男「じゃあ、メリーゴーランドの前で待ち合わせな」
☆奈々「うん！」

1週間後メリーゴーランドに乗り込む高男と奈々ふと見たベンチには景子と先輩が弁当を二人で食べていた。

☆奈々「お兄ちゃん達、幸せそうだね」
☆高男「うん、俺達も負けてはいないけどね」
☆奈々「もうやだー（笑）」
☆高男「メリーゴランドの白馬だけど、僕は王子様になれたかな？」
☆奈々「バー力（笑）」

なんとも幸せそうな４人の物語であった

ちゃんちゃん