メリーバッドエンドとは、読者や観客側の解釈と劇中の登場人物側の解釈によって幸福と不幸が入れ替わる物語の形式を指す言葉。略称は「メリバ」。インターネット上で生まれた言葉であり、広まるにつれて解釈が変化しつつあるようで意味合いは曖昧かもしれない。
概要
発祥元における狭義では「相互依存を描いた物語の悲劇的な結末」という意味で、読者側から見るといわゆるバッドエンドであるが、登場人物達からするとハッピーエンド(幸福的な結末)であること。もしくはその逆の結末のことである。世間的な物の見方をするか、物語の登場人物の一人になって見るかの違いだろう。
214 : ななしのよっしん :2012/10/10(水) 14:02:30 ID: wIedRFUlfg
沙耶の唄のとあるEDみたいな「二人にとってはハッピー、人類全体から見たらバッド」
というのはどうなるんだろうな
215 : ななしのよっしん :2012/10/20(土) 01:24:33 ID: WmWJmqtINK
>>214 そういうのはメリーバッドエンドっていうのをどっかで聞いた。
傍から見ればBADENDだけど当事者達にとっては幸せ、みたいな。
起源と定義
メリーバッドエンド(通称メリバ):過度の相互依存によって発生する悲劇のこと。主に、本人達だけが幸せに感じて終わり、周りから見たらそれはとても見ていられないようなやるせない気持ちになる悲劇を指す。逆に、本人たちの不幸が結果だけを見たときに世間的にハッピーエンドであればそれもメリバ。
この言葉と解釈は日本独自のもので、2012年4月7日にtwitter上である人物が発案した言葉である。
なお、2013年2月13日に発売された悠木碧の2枚目のミニアルバム「メリバ」で扱われた「本人や周囲の人にしか分からない(結末)」というテーマを元にした造語であるという内容の文章(同年2月10日発売の雑誌のインタビュー)もあるようだが、上記で引用したtwitterの発言やニコニコ大百科の書き込みからわかるように、それ以前からこの言葉はインターネット上で使われている。ただ、メリバという言葉が広まるきっかけになったとも考えられるかもしれない。
比較的最近に作られた言葉でありながらも、この呼び方と解釈はインターネット上のコミュニティを中心に定着しつつあるようで、創作・二次創作ジャンルのひとつとして扱われることは多い。
狭義では「相互依存を描いた物語」が該当し、散見される情報でも基本的にはそのように紹介されていることが多いが、本記事の掲示板の書き込みでも伺えるように言葉が広まるにつれて解釈の仕方も変化しているようで、登場人物や物語の内容に限定されず、単に「解釈が変化する結末」がこのように呼ばれていることもあるようだ。
なお、解釈が変化する結末という物語の形式は一般的に「オープンエンディング」や「Open-ended」という呼び方が以前から使われている。(ややこしいことになっているが、オープンエンディングの解釈や説明をメリーバッドエンドとして紹介している情報も散見される)
関連静画
関連項目
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