モンスターハンター3とは、Wiiで2009年8月1日に発売されたハンティングアクションゲームである。
概要
モンスターハンターシリーズの第三世代にあたる。Dosとは一部の武器や大型モンスターが共通しているが、後述するゲーム仕様や狩猟をする土地が変更されている。そのため生息している大型モンスターなどが今までとは大きく変更されて、今までとは違う斬新な狩りが行える。
標準的な操作方法はリモコン+ヌンチャク(フリースタイル)で、リモコンを傾けながらボタンを押すなどの操作が追加された。クラシックコントローラーでも操作可能で、前作を遊んだ人に向いているとされる。操作方法は2種類用意されていて、PSPやPS2と同じような操作に設定できる。また操作方法の変化に伴いモーションが変更・追加されている。
新要素
生態表現
近作最大の変更は綿密さを増す生態表現があがる。今までのモンスターハンターではどんなことがあっても「敵の敵は味方」状態であり、ランポスもリオレウスもアプケロスも協力してハンターを総攻撃していたので、雑魚を残すと非常にストレスがたまるといわれていた。(特に蟹たち。MH3ではそこらへんも考慮されたのかリストラされた。)
リオレウスなどの大型モンスターが、ジャギィなどの雑魚モンスターを火炎ブレスなどの攻撃で巻き込んで倒しながらハンターを攻撃したり、逆にジャギィたち鳥竜種は群れて大型モンスターに攻撃したりするようになった。
さらにはドスジャギィなどの小型モンスターのボスは子分を鳴き声で呼んだり、他の大型モンスターやハンターに攻撃指令をだしたりと群れの中でのチームワークを見せるようになった。ボスのドスジャギィが移動すると呼び出した子分のジャギィも一緒にエリア移動したりもする。
クルペッコにいたっては全く別種のモンスターまで呼び寄せてしまう。
今作からはモンスター同士に「危険度」というものが導入された。
危険度の低いモンスターは危険度の高いモンスターとは一緒に長くいようと思わないようになり、いつもより早くエリア移動する。
そのため前作にあったようなモンスターの合流時、二匹にボコボコにされるということはあまりなくなった。
でも肥やし玉はあった方が確実なので常に携帯した方がいい。
リオレイアやリオレウスなどの大型モンスターはスタミナが減り、ブレス攻撃が不発になったり突進の後に転んだりするようになり凶暴なモンスターでも倒しやすくなった。
無論スタミナが減っている状態ではハンター側にとって非常に有利な状態であるので、この間にラッシュ攻撃を仕掛けるのもいい。
肉食モンスターは疲れると草食モンスターを捕食したり、ハンターへの拘束攻撃で体力を回復する。そのため以前の作品より生き物らしくなり、見ているだけでモンスターが生きているということを感じさせてくれる。
ちなみに今まで討伐や捕獲されても目を開けたままのモンスターだったが、近作からは目をつぶるようになった。
モンスターが麻痺や毒、眠りだけではなく閃光玉やシビレ罠、落とし穴などの罠にも耐性を持つようになった。
そのため閃光玉で怯ませ続けるなどといったハメができなくなり、以前の作品より計画的に狩りをしなければならなくなった。
他にも高台などの地形が壊れたりとガンナーハメはきちんと対策がとられてある。
モガの森
モガの村に隣接している地域でギルドでは「孤島」と呼ばれている。クエストを受けなくてもいくことができる。
このモガの森の大きな特徴は「制限時間が無い」「モンスターを倒すと資源がもらえる」「何度力尽きても平気」「孤島に生息している大型モンスターが出現する」という点。
そのためラギアクルスやリオレウス、リオレイアなどの討伐練習などにも使用できる。倒すと資源ももらえるので一石二鳥である。村に帰ってきたとき、村長の息子に報告をすると小型大型を問わず倒した分だけ特産品と資源をもらえる。
また大型モンスターを討伐すると、「海王の大竜鱗」などの通常とは違うアイテムが手に入ることがある。これは希少交易に使用できる特別な特産品である。捨てたりせずに大切にとっておこう。
漁港&農場
MHPシリーズからの長所として農場が追加された。
しかし農場は自分で増やしたいアイテムを野生からとってこなくてはならない。何回育てるかを農場長に指定し、モガの森で入手した資源ポイントを使い育成してもらう。
虫や木の実を初めキノコやハチミツが育成対象となっている。それぞれの肥料は交易船の船長と交易をするか、モガの森で小型モンスターを倒すと手に入れられる。
漁港もモガの森の資源ポイントを使い、「狩猟船」を使って漁師に魚をとってきてもらう。(最大3人)漁だけでなく宝探しにもいってくれる。また運がよければ狩猟も承ってくれることもある。
モガの森でルドロスやエピオスを狩ると入手できる「見事な水かき」や「強靭な水かき」を漁師に渡せば航海が早く終わる。
狩猟船を改造すればさらに質のいい魚を取ってきてもらえることもできる。狩猟船の改造は交易で手に入るアイテムが必要。
概存アイテムの強化
MH3では今までのシリーズにあったアイテムも強化されている。MHP2Gまでにあった様々なアイテムの短所が改善されて、よりアイテムが使いやすくなった。
一番分かりやすいのは罠。落とし穴は前作までは使用不可能な場所が多く、雪山などではほとんど仕様不可能であったが今作では凍土などでも使用が可能になり、使用できないフィールドはほとんどない。
ディアブロスやドス系モンスターにも効くようになった。
爆弾は雨が降っていても水中でも使用が可能になり活躍の場が増えた。
肥やし玉は相手に気づかれていても使えるようになり、拘束攻撃を解除するのにも使用できる。
しかも上位になると凶悪なイビルジョーがフィールド上を徘徊するので肥やし玉の価値が急上昇。多くの人がモンスターのフンを集めるようになった。
なお肥やし玉は二頭いるモンスターのうち、危険度が低い方に使用すると高確立で移動してくれる。
釣りのダンゴも仕様変更された。例えば「黄金ダンゴ」を使うと、他の魚が消え黄金魚だけが集まるようになり黄金魚クエストの負担が軽減された。
龍殺しの実は農場で大量生産できるようになり、利用者数が増えた。MHP3ではなぜか農場で育成できなくなってしまったので、再び価値は高騰し始めている。
水中戦
水中戦により水中のモンスターを直接狩り剥ぎ取れるようになったが、陸上と違って高さ方向の移動が加わり操作がやや複雑である。ただし水中のモンスターも陸上に移動することがあるので、その際にしとめることもできる。
さらに水中では酸素ゲージが表示され、水面下ではゲージが減少し続ける。これがなくなると体力が減り始めるが、水面に顔を出す、酸素ポイントから出る気泡に触れる、酸素玉使用などで回復できる。また、ある程度少なくなると表示が赤くなり警告音を発してハンターにプレッシャーをかける。
採取
採取や採掘ポイントに近づくとアイコンが表示され、過去作よりも探しやすい。さらに、全て取り終わるとアイコンが消えるため、無駄に探して時間を無駄にすることも無くなった。
モンスターの死体からまだ剥ぎ取れる素材があるときも、このアイコンが表示されるようになり、取りこぼしが少なくなった。
リポップという、採掘ポイントが消えて三分くらい立つと再び採掘ポイントが復活するという機能も登場。これでシーブライト鉱石やアイシスメタルなどの希少鉱石も楽に入手可能となった。
錆びた塊系のアイテムはクエスト終了後にそのまま鑑定されようになったので、前作のように狙って凄く錆びた系の武器を出すことが出来ない。この仕様変更に多くのハンターたちが悲しんだ。
その代わり以前の作品より発掘確立の上昇やリポップ機能により、よく見かけることが出来るようになった。
フィールド
孤島・砂原・水没林・凍土・火山が登場しフィールドが一新された(前作と共通のフィールドはない)。Dosと同じく村と街の2箇所の拠点がある(水上に浮かぶ村『モガ』、砂に囲まれた街『ロックラック』)。
上位クエストでは全てのフィールドをイビルジョーが徘徊するので肥やし玉は必須アイテムとなっている。
孤島の出現モンスターはリオレウス、リオレイア、ラギアクルス、クルペッコ、ロアルドロス、ドスジャギィ。
砂原の出現モンスターはリオレイア、ディアブロス、ボルボロス、クルペッコ、ドスジャギィ。
水没林の出現モンスターはリオレイア、ラギアクルス、ロアルドロス、チャナガブル。
凍土の出現モンスターはベリオロス、ギギネブラ、ドスバギィ。
火山の出現モンスターはリオレウス、ウラガンキン、アグナコトル。
装備
新しくスラッシュアックスという、変形機構を搭載した武器が追加された。
属性開放突きなどの強力な攻撃ができる剣モードと、連続攻撃ができる斧モードの二つのモードに変更できる。戦闘ではこの二つのモードを入れ替えながら戦うのがいままでの武器に無く斬新だと評価されている。
唯一の欠点はまだ実装されたばかりでこのMH3では作成できる数が少ないといったところくらい。
ボウガンはライト/ヘビィのボウガンの区別がなくなり、フレーム・バレル・ストックを別々に生産して組み合わせる仕様になった。新たにライトヘビィの真ん中の辺りにある「ミドルボウガン」も登場。
そのため自分の好きなようにパーツを組み替えて、自分の好きな弾を撃てるように設定をすることが可能になった。初めのうちは色々と面倒だと思いがちだが、やり始めると楽しい。
ボウガンを素材で強化できるようになったのも今作からである。レア度はあがらないが攻撃などの性能はあがるので、下位のレア度でも上位に匹敵する戦闘力になる。
一方で、ガンランス・双剣・弓・狩猟笛が登場せず、多くの愛好家を悲しませた(クルペッコの頁など参照)。また、プレイヤーがブーメランを投げることもできなくなったが、オフラインプレイではNPCのチャチャが投げてくれる(他に狩猟笛のような支援もしてくれる)。
防具は新しく「御石」が登場。防御力上昇の効果は無いのだが、有能なスキルがついている場合がある。
スキルポイントがあと少し足りない・・・といったときにはこの御石の出番。
主な入手方法は火山での採掘やクエストの報酬。なにが出るかは完全にランダムなので、目的の御石が手に入るまで末永く採掘しよう。
下位の防具を上位の防具と同じ防御力に強化できる「上位強化」も登場。
方法は鎧玉で最大まで防具を強化した後に、上位のモンスター素材を少し使うだけ。MH2の防具強化システムとMHP2からの鎧玉システムの両方の長所を受け継いだシステムで上位防具を一発生産するよりは楽であり、人気が高かった。MHP3で削除されて残念に思ったプレイヤーも多い。
剣士とガンナーでポーチが二つに分けられた。そのうえガンナー用ポーチはガンナーの弾の調合素材を入れられるようにアイテムが4ページ分のアイテムが収容可能に。
属性やられ
属性への耐性が低いとその属性攻撃を受けたときに「属性やられ状態」という状態異常になることがある。
たとえば火属性の攻撃を受けて「火属性やられ状態」になると一定時間体力が減少し続け、「水属性やられ状態」になるとスタミナが回復しにくくなるなどの効果を受ける。
これらは特定のアイテムで回復できるが、火属性やられ状態に限っては回避行動を取り続けるか、水のある場所に入る/転がることでも回復できる。特に序盤の装備は属性耐性が低いものが多いため要注意。
火属性やられは体力の減少、水属性やられはスタミナ回復速度の低下、雷属性やられは気絶頻度の倍加、氷属性やられはスタミナ減少速度の増加、龍属性やられは改心率-50%の効果である。
それぞれ、「火消しの実」「水守の種」「雷静の種」「氷散の粒」「龍殺しの実」を食べることで回復できる。
当たり判定
今作では前作までにあった理不尽な当たり判定が大幅に改善された。
ディアブロスやリオレウスの尻尾回転は以前と比べてみると、回転回避でも避けられるようになっている。
亜空間タックルなどの理不尽な攻撃を持つモンスターの数も大分少なくなった。
MHP3とMHP2Gのティガレックスを見て分かるように、いままで当たり判定のおかげでかなりの強さを誇っていたモンスターもかなり戦いやすくなっている。しかしティガレックスに対してはガノトトスやディアブロスと比べて、かなりマシな部類であったために弱体化を惜しむ声もある。
カメラワーク
前作まで苦情が相次いだストレス要素の一つ、カメラワークの乱れが本作にて大幅に改善された。
モンスターの攻撃で壁際に追い込まれても視界はある程度は確保できる。
袋小路のようなハンター側にとって不利になっているマップも、余り存在してはいない。
モンスターの突進を壁際で繰り替えしたりしてハンターに隙を与えない、壁ハメと呼ばれる攻撃も前作より少なくなった。
モンスター
鳥竜種ジャギィ、ジャギノス、ドスジャギィ、クルペッコ、海竜種ラギアクルスが初期から公開されていた。
それ以外にもボルボロス、ロアルドロス、チャナガブル、ウラガンキン、ベリオロス、ドスバギィが発売前の情報で公開された。
既存モンスターではリオレイア、リオレウス、ディアブロスが登場しているが、グラフィックや挙動は新たに書き起こされている。リアルになっているのでなかなかかっこいい。
動きも前作のMHよりリアルに本当の生物のようになった。例えば毎回着地のときに大剣の貯め攻撃を頭に食らっていたリオレウスは、今作では着地する前に自分の下にハンターがいると回り込んでブレスをするなど頭が良くなった。
初登場モンスター
- アグナコトル
- アルバトリオン
- イビルジョー
- ウラガンキン
- ギギネブラ
- クルペッコ
- ジエン・モーラン
- チャナガブル
- ドスジャギィ
- ドスバギィ
- ナバルデウス
- ベリオロス
- ボルボロス
- ラギアクルス
- ロアルドロス
旧作大型モンスター
オンラインでの問題
初期のオンラインでのマナーの悪い子供がたくさんいたことも有名。これは購入時に20日間無料券がついていたことに由来する。
地雷装備の中でも「フルラギアカゲヌイ」は特に有名。この装備を来ているハンターは他の強いハンターに寄生したり、村クエでラギア装備を作ってからオンラインに入るパターンが多い。
ラギア装備は「状態異常-1」のスキルがあり麻酔玉も三つ投げなければ効果がない。しかし低年齢の子供たちは実践で使うときこのマイナススキルを装飾品で消さずに、武器を選ぶ必要のない楽な麻痺サポートをやりたがる。カゲヌイは太刀なので太刀自身のかっこよさもあり、鬼人切りで迷惑をかけられる人がかなりいた。
名前が「HUNTER」なユーザーもかなりの数がいた。現在のオンラインでもほとんどはこの名前のユーザーである。ネット上では通称ふんたーさんと呼ばれる場合が多い。上記のフルラギアカゲヌイ装備をつけてるのもこの名前が多い。
これはMH3の名前がデフォルトで「HUNTER」だったことが原因。そのため名前をつけるのが面倒だったり、名前をつけられることを知らない子供たちが多くこの名前で設定した。
そしてオンラインにいって、「クエてつだって(只管部屋で言う)」「はちみつください」「しなないでね」「ちょっとごはんたべてます(クエスト中)」などの迷惑行為を行った。他にもフレンド要請のためのメールを「あ」だけ書いて送ってきたり、求人区の街門グリード1で「フランちゃんウフフ」とかつぶやいてたりと、まさに小学生のような行動をしていた。
とはいえ中にはかなりマナーがいい「HUNTER」もいるため、人は見かけによらないものである。
チャットもかなりひどい物である。担当は「かしこい日本語ATOK」。ある方向だけ賢すぎて、ゲーム内で使われてる重要な用語が変換できないという致命的な欠点がある。「ヒと(人)」「簿迂愚(防具)」「江南度(高難度)」「簿右岸(ボウガン)」「素着る(スキル)」はかなり有名。他には「属性解放付き(属性開放突き)」「奇人切り(鬼人切り)」などの単語も変換できない。
しかしながら「機動戦士ガンダム」「おジャ魔女」「涼宮ハルヒ」「Hey!Say!JUMP」「関ジャニ∞」「モーニング娘。」「SMAP」などの絶対使わない言葉は無駄に変換できる。
そのため多くのユーザーがこの変換仕様に怒りを感じた。
評価
前作のMHP2Gが非常にボリュームがあったため、こちらと比べられてしまうことが多い。
まずモンスターや防具の少なさ、武器削除が大きな欠点にあがった。
まず今までの作品では新武器がどんどん追加されたのに対し、今回は異例の武器削除によりそれらの武器が長く好きだった人は大きく不満を募らせた。
ガンランスと弓はおそらく水中での動きが難しくての削除、双剣と狩猟笛はMHFで猛威を振るったための削除だと思われるが納得できないユーザーが多い。
モンスターもMHP2Gでは60種であったが、MH3では18種と大きく激減している。そのため、制作できる防具や武器が少なくオンラインでは武器や防具がかぶることも。
水増しの亜種でもいいから復活させてほしいという声が多くあがっていた。亜種についてはMHP3で実装されることとなった。
しかし売り上げ本数は置き換えのMHシリーズで初めて100万本を超え、日本ゲーム大賞2010 「優秀賞」を受賞するなど決して評価は低くない。以前のMHシリーズと比べオンラインにつなぐのも簡単になっている。
オフラインだけでも十分に楽しめるので、ラギアクルスやチャナガブル、ナバルデウスと戦ってみたい人やモガの森でゆっくりくつろぎたい人は買って損はしない作品である。
余談
スペイン語で1はウノ、2はドスだが、3はトレスである。また、ブルトン語(男性名詞)、ウェールズ語、ギリシャ語の3はtriだが、単独ではトライとは読まない。ロゴには"3(tri-)"と表記されていて、"-"(ハイフン)をめぐって様々な憶測が飛び交っているとかいないとか。
そして…!
→MH3G
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読み:モンスターハンタートライ
初版作成日: 08/10/04 02:56 ◆ 最終更新日: 11/12/21 23:44
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