ヤディアー・モリーナ単語

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ヤディアー・モリーナ（Yadier Molina、1982年7月13日-）とは、プエルトリコ出身の元メジャーリーガー（捕手）である。

モリーナ3兄弟の3男にあたる。

概要

2000年MLBドラフト全体113位でセントルイス・カージナルスに指名され、これによって兄弟3人は全員プロとなった。

2004年にメジャーに昇格し、2005年からはカージナルスの正捕手となり、盗塁阻止率リーグトップの64.1%を記録。

2006年にはカージナルスのリーグ優勝に貢献する。ワールドシリーズも制覇し、これにより3兄弟全員がチャンピオンリングを手にした（MLB史上初）。2008年には4年契約を結び、この年から7年連続でゴールドグラブ賞を受賞する。

2011年には打撃が向上し、初めて打率3割をマーク。世界一に貢献したが、フィールリング・バイブル・アワードの受賞を逃した。

2012年には打率.315、22本塁打、76打点とキャリアハイの成績を残す。

3期連続でプエルトリコ代表としてワールド・ベースボール・クラシックに出場し、2013年には兄のホセ・モリーナとチームメイトになる。世界一には届かなかったが、ベストナインを受賞。

2015年はシーズン終盤に左手親指を部分断裂し、136試合の出場に留まったが、8年連続でゴールドグラブ賞を受賞した。オフに負傷した左手親指を手術した。

2016年は3年ぶりに打率3割をマークしたが、ゴールドグラブ賞の座はバスター・ポージーに奪われた。

2017年はWBCに4季連続で出場したが、準優勝に終わった。シーズンでは136試合に出場し、打率.273、18本塁打、82打点を記録した。

2018年は123試合の出場で、自己最多の20本塁打を記録。さらに4年ぶりにゴールドグラブ賞を受賞した。オフには日米野球に出場した。なお1月15日には2020年シーズン限りでの現役引退を表明した。

2019年は右手親指の負傷で故障者リスト入りしたこともあり、113試合の出場に留まった。

2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が大幅に遅くなる。当初はこの年限りで現役を引退しようとしていたが、この期間に心境の変化があったことで現役を続行。シーズンは60試合に短縮されるが、8月4日に新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示していた。9月23日のミルウォーキー・ブルワーズ戦で通算2000本安打を達成。42試合の出場で打率.262、4本塁打、16打点を記録した。オフにFAとなる。

2021年2月10日にカージナルスと1年の再契約を結んだ。

2022年はシーズン限りでの現役引退を発表。121試合に出場し、リーグ優勝に貢献してユニフォームを脱いだ。

引退後

2023年に開催されるWBCのプエルトリコの監督に就任した。

プレースタイル

2017年シーズン終了時点での通算盗塁阻止率は44.6%。ヤディアーの強肩は盗塁するのが最も難しい捕手1位に選ばれるほどで、公式からも「ロケットランチャー」と呼ばれる。

成績

通算打撃成績

通算：19年 Total	試 合 G	打 席 PA	打 数 AB	得 点 R	安 打 H	二 塁 打 2B	三 塁 打 3B	本 塁 打 HR	打 点 RBI	盗 塁 SB	犠 打 SH	犠 飛 SF	四 球 BB	死 球 HB	三 振 SO	併 殺 打 GDP	打 率 AVG	出 塁 率 OBP
MLB	2224	8554	7817	777	2168	408	7	176	1022	71	43	75	542	76	922	287	.277	.327

通算守備成績

機構	守備位置	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	捕逸
MLB	捕手	2184	15122	1062	83	137	.995	96
	一塁手	48	110	12	3	11	.976	-
	三塁手	1	0	0	0	0	.---	-

表彰・その他

表彰
MLB	ゴールドグラブ賞	9回	2008年-2015年、2018年
	シルバースラッガー賞	1回	2013年
WBC	ベストナイン	2回	2013年、2017年
その他
MLB	オールスターゲーム出場	10回	2009年-2015年、2017年、2018年、2021年

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関連項目

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• MLB（メジャーリーグベースボール）
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