ヤマタノオロチ(けものフレンズ)とは、スマートフォンゲームなどの各種メディアミックス展開企画『けものフレンズ』に登場するアニマルガール及びフレンズ(動物が女の子に変化した擬人化キャラクター)である。
概要
「我は蛇神ヤマタノオロチ。ジャハハハ!我の力を欲するか?なに、おまえツチノコの知り合いとな。ほぅ…ではおまえの価値を、見極めさせてもらおうか。覚悟いたせよ、簡単には認めないから…ん?それお酒?ちょっとー先に行ってよー!もう、なんでも話聞いちゃうから!
けものフレンズぱびりおんフレンズあーかいぶより引用
日本神話において出雲国で夫婦神の子を生贄として喰らい、スサノオと戦った怪物・八岐大蛇(八俣遠呂智とも)のフレンズ。八つの首と尻尾を持ち、その死骸から後の三種の神器の1つ・草薙剣が取り出されたと伝わる。
神話に出てくる神獣(本人は蛇神と称している)のヤツだが、本ゲームでは他の神話生物・妖怪と同じくUMAとして扱われる。
一人称は「我」・二人称は「貴様」、語尾に「~じゃ」を付ける時があり、「面妖」「興が削がれた」など古めかしい貴人風の喋り方をする。基本上から目線で高圧的で他フレンズを小童呼ばわりし、力の強弱で物事を判断する。通常時は洞窟の奥深くを住居としてあまり出てこない。
自身からだいぶ離れた洞窟の外に居る者をも威圧し寒気を感じさせ・対峙した者は気圧され立ってるのもやっと・戦う気力を無くすほどの闘気を醸し出すほどの戦闘力の持ち主(何しろフレンズ化前は神様と戦った怪物なので)。普段は威圧感たっぷりでどっしり構えているが、本性は戦闘が大好きの戦闘狂。戦闘になるとテンションが上がり高らかな笑い声を上げながら出陣する。特に強いヤツと戦うのを何よりも楽しみとし、強いヤツを前にすると嬉しそうにし、嬉々として応酬を繰り広げる。逆に相手が弱いと分かるとテンションが下がりつまらなさそうにする。
反応から察するに自らを鍛えてパワーアップするのも好きなようだ。戦闘狂だが弱き者の願いを聞き届けるのも務めらしい。
古事記・日本書紀によると八岐大蛇はスサノオの策にハマり、酒をたらふく飲んで泥酔した所を首を全部切り落とされて倒されたという。そんな前歴があるのにフレンズとなった現在も酒をこよなく愛し、酒癖は相変わらず悪く、酒を見付けたら(よその所有物であっても)飲まずにはいられない。本人は退治された際の記憶と失敗の経験を覚えているが、反省する気は無く禁酒するつもりもない。酒をくれるんだったらプレイヤーの依頼も喜んで受け、助けてくれる。
酔うと無性に戦いたくなる。また、酒を飲むと飲むほど真の力を発揮し強くなる酔拳的な能力を持つ。
ちなみに、同じUMA枠のスカイフィッシュの身振り手振りによる会話を完全理解出来るフレンズの1人。
外見
荒神の如く不気味で荒々しい雰囲気を持った外見。サーバルが思わず悲鳴を上げるほどの強面さ。
髪型はアイスグリーンのツインテールで、鱗のような表現がされている。赤い紐をカチューシャのように頭に填めている。瞳の色は黄色。
服装は簡便で粗末なノースリーブの和服で、青色の帯を巻き、スカートは乱暴に引き千切られた感じに裾がギザギザ。脚には何も身に着けておらず、素足に直接下駄を履いている。古代のミステリー感を出そうとしたのか、手足には青色のリングを装着。腰部分には注連縄をリボンのように締めている。胸が豊満な巨乳キャラのようで、服からは深く雄大な谷間が覗く。
このキャラ最大の特徴は背後の長くうねうねと伸びた計18本のヘビの頭との尻尾だろう。モンジャラの蔦みたいに密集し絡まっているが、背後から見たらどう映るのだろうか。このミニ八岐大蛇は戦闘で主力攻撃手段として使用され、スキル発動時は本体と分離合体して攻撃可能。そのヘビを操っての盗みなどの多種多様な行動も可能。
3では「イメチェン」をしたようで、大蛇の数が1匹になるなどの変更がされている。
ゲームでの扱い
パッション属性(赤)のレアリティレベル5(ゲーム中最大)のフレンズとして登場。コストは400・攻撃タイプは中距離・サイズはM。フィクション作品ではドラゴン・龍として扱われるが本作では蛇扱いなようで、ヘビなどの爬虫類・両生類系フレンズが集まったグループ「チーム・噛んじゃうぞ」に所属している。所有スキル「破堤の蛇神濁流」は、敵軍団全員を濁流の如き波状攻撃に飲み込み自身の攻撃力×8倍ダメージを喰らわせる(八岐大蛇は洪水などの川の恐ろしい面の化身として見なされている)。
強敵クエストのボスたる強敵フレンズの1人。強敵クエストは一定時間中に指定のフラグクエストを攻略すると解放される。ヤマタノオロチの強敵クエストでは特殊ギミックにより攻撃力8000以下のフレンズは攻撃力が半減してしまう(ヤマタノオロチの闘気に気圧されてしまうらしい)。
強敵クエストを攻略すると一定確率でその強敵フレンズをスカウト出来る方法があるが、ヤマタノオロチのみクエストクリアで獲得出来る交換用アイテムを指定数まで集めての交換でのみスカウト可能。
ある日ツチノコ秘蔵の酒が盗まれるという事件が発生。時を同じくしてサーバルとミライさんとプレイヤーはジャパリパークで噂になっていた「超高速で動き回るアニマルガールさん」の正体・スカイフィッシュと遭遇。彼女のボディランゲージにより「お酒を飲んだヘビが暴れている」という情報を知り、彼女に案内されて謎の洞窟へ。
洞窟内部では酒を取り戻しに来たツチノコがヤマタノオロチと対峙していた。ツチノコの非難もスカイフィッシュの説得も聞く耳持たず、暴れるのを止めようとするサーバルを前に嬉々として戦いごっこを繰り広げる。
戦闘後、仮にも自分に勝った褒美として盗んだ酒を返還し、もう暴れないでと必死にお願いするサーバルの心根を気に入り暴れない事を約束した。ただ、その戦闘では本気を出していなかったようで、あと100回は挑んで来い(毎回違う酒を用意して)と豪語し、気に入ったら仲間になると言っている(スカウト成功からの野生解放して上限まで上げるには彼女が言うように100回戦って勝たなければいけない。また、ヤマタノオロチは倒す毎に本気を出し体力が上昇する)。ツチノコ秘蔵の酒を気に入ったようで、今度は他のUMA・伝説系フレンズを呼んで酒宴を開く事を提案した。
ぱびりおんでの扱い
2020年5月13日から観察可能になった。 けもトークの枠の色は赤。
一人称は「我」、他のフレンズのことは「おまえ」もしくは敬称を付けないフレンズ名で呼ぶ。
蛇神を自称しており、その身はかつては八つの丘、八つの谷を越えたという。
元となった「八岐大蛇」の「荒れ狂う河川」という解釈からか、川を寄せるぐらいは出来るようである。
なお、ぱびりおんでは一部の例外的なケースを除けば、守護けものなどに対しても少しすごい力を持つ
不思議なフレンズぐらいの認識のようで、極端にかしこまった扱いをされない傾向にある。
古めかしい話し方はそのままだが、時折素に戻る時があるようで砕けた口調が見られる。
特にヤシオリに関する話題と寝起きのタイミングは口調が砕けやすいようである。
旧友と思しきイヌガミギョウブからも「ヤシオリのことになると我を忘れちゃう」と言われている。
ツチノコからは「いつもは強そうなことばっかり言ってんのに、寝てるとだらしねーな。」とも。
上記のフレンズあーかいぶだけでなく、特別枠に共通するパークに顕現をしたときの様子を映した
あーかいぶ3でもツチノコの名を出している、がおそらく第?世代のツチノコのことは指しておらず、
通常けもトークでツチノコと度々共演しても、そのことには特に言及していない。
ぱびりおんで顕現してからはヤシオリを探しているが、なかなか見つからずに難儀しているようだ。
その一方で様々なフレンズがヤシオリ探しの話を聞いている、或いは協力しているようで、
イヌガミギョウブのけもトークで「ヤシオリ」のことをアライさんやタヌキが言及している。
関連項目
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