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ユーコン

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ユーコンとは

ここでは4について説明する。

概要

第26話「復活のシャア」で初登場。ベルファスト基地に向けてゴッグやズゴックを出撃させており、「さすがゴッグだ、なんともないぜ！」の母艦にあたる。艦載MSは基地施設に大きなダメージを与えたがガンダムに撃破され、母艦のユーコンも一度はドン・エスカルゴ対潜部隊を撃退したがGファイターに撃沈されている。

ユーコンについては設定が大変ブレており、初代ガンダムでは殆ど設定が無かった。このためムック本や同人誌などで後付け設定が盛り込まれ、現在聞かれる主な設定は全て後付けとなっている。

元々ジオン公国はコロニー国家で海が無い事から、自前の潜水艦は1隻も保有していなかった。一年戦争が勃発したあとも、短期決戦を狙っていたため潜水艦が建造される事は無かった。ところがジオン軍の目論見は外れ、戦争は長期化の兆しを見せた。持久戦をするためジオン軍は部隊を地球へと降下させるが、それは戦線が地球上にまで拡大する事を意味した。地球は、7割が海洋で占められる星。急遽、想定外の海洋戦力を要求される羽目になる。これを受けてジオン軍は慌てて水中用モビルスーツの開発を始めた。

第二次降下作戦の際に占領したキャリフォルニアベースで、ジオン軍は幸運にも連邦軍が残したU型潜水艦(後年の資料ではⅦ 型潜水艦)を鹵獲する事が出来た。これを解析した事で、ユーコン級攻撃型潜水艦が誕生。マッドアングラーと合わせて、待望の潜水艦を手にした。建造数は24隻説と84隻説がある。
艦名には法則があり、U-○○(数字)となっている。マッドアングラー級と比べると船体は小柄で、積載能力に劣る。

ユーコンは主に大西洋へ投入され、水中用モビルスーツ(ゴッグやズゴック等)の母艦や後方撹乱、通商破壊を担った。配備当初はヒマラヤ級対潜空母やドン・エスカルゴの対潜掃討でかなりの損害を出した。だが水中用モビルスーツの本格的な配備が始まった事で次第に戦果を挙げるようになる。モビルスーツと共同で雷撃を仕掛け、多くの連邦軍艦船を葬ったという。

ジオン軍にとってユーコン級は傑作だったようで、改修を加えた後期型や汎用型が造られた。0080 第1話冒頭ではサイクロプス隊を乗せたU-99が登場し、作戦海域まで送り届けている。第08MS小隊においては、オデッサを脱出するユーリ・ケラーネ少将が乗り込んだ。終戦時、それなりの数が生き残っていたようで、ジオン残党軍が運用した。ちなみに0083に登場したU-801は後期型に属する。