ライアン・ミッチェル(Ryan Mitchell)とは、アメリカ合衆国の特撮テレビドラマ『パワーレンジャー・ライトスピードレスキュー』と『パワーレンジャー・タイムフォース』に登場する架空の人物であり、タイタニアムレンジャーに変身する。
概要
演じたのはレット・フィッシャーで、幼少時はヘイデン・マクファーランドが演じた。日本語版の声優は竹若拓磨。幼少時は浅井晴美。
パワーレンジャーの司令官。キャプテン・ミッチェルの息子でピンクレンジャー・デイナの兄。父と同じく消防士になることを夢見ていたが、後述の事情により生き別れになっていた。
劇中での活躍
親戚の家に遊びに行った帰りに交通事故にあい、父・妹と共に崖の木の根からにぶら下がり、あとは落ちるのを待つだけという状態になってしまう。助けを求めるキャプテンの声に反応し、デーモンの司令官ダイアボリコが姿を現す、「助ける代わりに息子を貰う」という彼の申し出をキャプテンは断るが、直後にライアンが崖から落下した際に「助けてくれ!」と叫んでしまい、ライアンはダイアボリコに連れ去られてしまう。去り際にダイアボリコは「20歳の誕生日に会わせてやる」と言い残す。
その後、ダイアボリコに育てられたライアンは「父は娘を救うためにお前を捨てた」と教えられ、父と妹を憎んでいた。
そして、20歳の誕生日にパワーレンジャーの基地・アクアベースから盗み出したタイタニアムモーファーで変身し、デーモン軍団の一員としてパワーレンジャーと戦うが、戦いの中で妹に説得されて心に迷いが生じる。
その後、事故のあった道路で父と再会したことからあの晩の記憶を取り戻し、デーモンと決別する。
その後、アクアベースに現れた彼は「憎しみに染まった自分は正義にはなれない」としてタイタニアムモーファーを返却し、「自分探しの旅に出る。旅立つ間際にキャプテンから「お前の中に正義があることを実感できたらあけろ」として小箱を貰う。
公園で妹を邪険にする少年に「兄弟は何よりも大切なものだ」と教え、落ちていた鳥の羽を妹に渡すようにアドバイスした。それがデーモンの作った日没と共に爆発する羽とも知らずに。
その日の夕方、あの羽が爆弾であることを知った彼は兄弟を探し、爆発から救う。自分の中に正義が残っていることを悟った彼は父から授かった箱を開ける。その中にはタイタニアムモーファーが入っていた。決意を固めた彼は6人目のパワーレンジャーとなる。
しかし、彼の裏切りに怒ったダイアボリコはライアンに変身する度に死に近づくコブラの呪いをかける。その為、一時期変身を禁じられていたが、自らの力で呪いを操っていたコブラマスターを倒し、呪いを解く。
デーモンの支配者、クイーン・バンシーラが復活するとデーモンの封印する呪文を知るために旅に出る。旅の途中、封印の呪文の記した本を読むことが出来る砂漠の賢者と出会い、封印の儀式を行うが、儀式を悟ったダイアボリコの攻撃により賢者は死んでしまう。
その後、デーモンの封印されていた遺跡を訪れ、デーモンを封じる鍵を見つけ、クイーン・バンシーラが最終作戦として死んだモンスターの復活を企んでいることを知った彼は仲間たちに連絡を取るが、捕えられてしまう。レッドレンジャー・カーターにより救出されるが、すでにアクアベースは壊滅し、デーモンたちは奪い取ったオメガメガゾードで儀式の準備を行っていた。カーターとともにオメガメガゾードを破壊した後、バンシーラに決戦を挑み倒した後は家族と共に平穏な生活を送っていたが、『パワーレンジャー・タイムフォース』において宿敵バイプラが復活したことを知り、タイムフォースレンジャーとともに戦った。
タイタニアムレンジャー
ライアンが変身する戦士。「タイタニアムパワー!」と叫んだ後、タイタニアムモーファーのボタンをおして変身する。パワーが大き過ぎる為、人間に扱えないと判断されて封印されていた。原作である『救急戦隊ゴーゴーファイブ』に起源を持たないパワーレンジャーオリジナルレンジャー。
日本語版が製作される前に発行された資料ではチタニウムレンジャー、タイタニウムレンジャーとの呼び名もある。
変身アイテム | タイタニアムモーファー |
武器・装備 | タイタニアムレーザー |
搭乗ゾード | マックスソーラーゾード |
スーツアクター | 飯塚吉夫 |
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関連項目
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