ライバードとは、超速変形ジャイロゼッターに登場する架空の自動車(エーアイカー)、またはジャイロゼッターと呼ばれるロボットである。
概要
巨大企業アルカディアが『ロゼッタグラフィー』と呼ばれる石版に刻まれた設計図を元に総力を挙げて研究、開発したジャイロゼッターと呼ばれるマシンで、後述する自動車形態からロボット形態へ変形する機能を持つ。
ライバードはロゼッタグラフィーに予言された選ばれしドライバーにしか操縦できず、轟駆流(とどろき かける)がこのドライバーに選ばれた。
自動車形態はエーアイカーとして造られているため、小学生ながらドライバーズIDを持っている駆流は自由に公道を運転できる。なんともうらやましい話である。
ゼツボー的にカッケー自動車モード
真っ赤なクーペ型のボディに、大きなリアウィングなどの派手なエアロパーツ、さらにスーパーカーにも装備されるのは珍しいシザーズドアを備え、その外観はとてもスポーツカーらしさに溢れている。
性能も伝統的なスポーツカー然としており、フロントに搭載された2リッター直列4気筒メビウスエンジンは300馬力を叩き出し、動力をマニュアルトランスミッションを介して後輪にのみ伝達する。
ダッシュボードには『ドライバーズID』と呼ばれるカード型のエーアイカー用免許証の読み取り装置が取り付けられ、これがイモビライザーのような電子的キーの役割を果たしていると思われるが、それに加えてライバードは選ばれしドライバー以外が運転席に乗車して超速変形しようとすると自動的にドアが開きドライバーを車外へ射出する高度なセキュリティ機能も備える。
駆流が初めて対面した時はひとりでにエンジンを始動させたり、呼びかけに返事をするようにエンジンの空ぶかしをしたりと、まるで意思を持っているかのような反応を見せ、ライバードがただの自動車ではない事をうかがわせる。
俺に見せろ!お前の全てを!超速変形!
石版に予言された敵が現れた時、ジャイロゼッターはその驚異と戦うためにロボットへ変身する。
ハンドルを上へ押し上げるとライバードは自身をいったん粒子状に分解し、巨大なヒト型のロボットへ『超速変形』するのだ。
変形後はダッシュボードが真横に開いて2軸の『ジャイロレバー』がせり出し、これを使って操作する。
レバーはトリガー型のスイッチ、それ自体を押し込むなどの入力ができ、そのシンプルな操作とは裏腹にキック、剣を振るうなどの動作から、地団駄を踏んだりするようなドライバーの意思を汲み取るかのごとき人間くさい動きまでもこなす。エンディングではダンスまで踊ってのけた。
必殺技はライトニングスラッシュ、ジェットレーザーキック。
戦いのなかで生み出された必殺技はクロード博士によってカード型の媒体として作成され、以降はドライバーがカードスキャンにそれを挿入することで同じ必殺技をくり出す事が出来る。
ライバードHS(ハイパースペック)
強化パーツを装備したライバードの新たな姿で、背面や両脚部を中心に強化が施されている。従来との大きな違いは背面のパーツや脚部、車体上部が変形した盾。強化パーツは緊急時にパージすることが可能。
必殺技の「轟雷天翔斬」も大幅に強化されており、一度大気圏を突破して成層圏からぶちかまされる。
ライバードSE(シャイニングエディション)
2053年にタイムスリップした際にゴート博士によって強化されたライバードの進化形態。HSではそのままだった車形態での外見も変わっている。背面の翼によって必殺技発動時以外でも飛行が可能となった。アーケード版においてもライバードと比べてかなり強化されている。
アーケード版でのライバード
アーケード版ジャイロゼッターでのライバードは筐体からの払い出し、雑誌や関連トイの付録カードなどを含めるとこれまでに発行されたカードの中で一番バリエーションが多い。
一部ではバトルパートに弱いとの声もあるが、そんなこと言わずにライトニングスラッシュしてあげてほしいものである。
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関連項目
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