ラウ・ル・クルーゼとは、アニメ「機動戦士ガンダムSEED」の登場人物である。声:関俊彦。
概要
ガンダムシリーズ恒例の仮面をつけた人物。物語全体を通しての黒幕でありラスボスでもある。
序盤では主人公キラ・ヤマトの住むコロニーを襲撃し、地球連合の戦艦アークエンジェルを追い回す部隊の隊長として登場する。この頃からムウ・ラ・フラガと関わりがあるような描写がされている。
宇宙から地球に降りてからも相変わらずアークエンジェルを仕留め損なっている部隊をアスラン・ザラに押しつけ、本国プラントに戻ってからはザフトの最高権力者であるパトリック・ザラをそそのかし、地球連合本部奇襲を目的とした掃討作戦オペレーション・スピットブレイクを実行させる。
ザフトのために働いているように振舞っているが、陰ではザフト・地球連合両軍に対して機密情報をリークし、地球上のザフト軍の壊滅、地球連合の核使用、ザフトのレーザー兵器・ジェネシスの発射などの惨事を招いた張本人である。
終盤ではキラやムウに対して秘密や野望を語る場面においてその存在感を如何なく発揮している。
コロニー・メンデル内では人工子宮によるコーディネーターの研究や各々の出生の秘密について語り、最終決戦である第二次ヤキン・ドゥーエ戦でも最新鋭MSプロヴィデンスを駆り、欲望の尽きない愚かな人類への憎悪を吐き出した。
最後はキラのフリーダムと相打ちとなり、ジェネシスのレーザーに焼かれた。享年25歳。
フリ-ダム搭乗以降、不殺主義を徹底し続けてきたキラに本気で殺意を抱かせた唯一の人間でもある。
人物
ムウの父親のクローンとして生まれた。ちなみにレイ・ザ・バレルはラウをコピー元としたクローンである。
寿命が短いという欠陥をもち、出来損ないのクローンとして父親から蔑まされていた。その素顔(あるいは老化していること)を隠すために仮面をかぶり、また老化を遅らせる薬を服用している。
アカデミーを首席で卒業したエリートとしてザフトに入隊し、華々しい戦績を挙げている。アークエンジェル襲撃部隊の隊長として登場しているがMSの操縦技能も非常に高く、その実力は最強のコーディネーターであるキラに匹敵する。もともとラウやムウの一族には優れた空間把握能力(要はニュータイプの素質)があり、プロヴィデンスに搭載されたドラグーンシステム(要はファンネルとかビットとかファングとか)を搭乗初戦で自在に扱えるなどのチートっぷりを発揮している。まぁキラ様にはおよびませんが。
見た目はかなり怪しい人物ではあるが、わりと部下からは信頼されているようで、アスランやイザーク等を気遣うような描写もある。一方で対照的な性格のアンドリュー・バルトフェルドからは「他人に目を見せない信用できないやつ」との評価を受けている。
自らを失敗作として扱った周りの環境や、自身を含むコーディネーターの研究とそれに対する人々の行動などを目にするうちに、欲望のままに愚かな行為を続ける人類に対して憎しみを抱き、世界のすべてを滅ぼすことを目的として行動していた。同じ悪役でもシャアやシロッコらが多少なりとも人類を考えての行動を取っているのに対し、その手段を選ばない破滅主義はスパロボシリーズなどにおいても共感を得られることは少なく、味方陣営からは徹底的に嫌われている。
独特な台詞回し、名言、高笑いに定評がある。とくにvs.シリーズでは非常に長い台詞が多く、他の台詞にかぶることも多い。この関俊彦ノリノリである。
物語全体を通して敵部隊の隊長→敵の親玉の意見番→大惨事の張本人→二重スパイ→ラスボスと一貫して悪役でありながら、その黒さや発言などから人気が高い。その主張は破壊的ではあるが割と正論なことも言ってたりする。綺麗事を述べ正義を振りかざす主人公勢と対照的であり、最後のキラとの一騎打ちの場面では終始舌戦で圧倒している。キラ自身もその言葉を認めることこそしないものの、まともな反論をすることはほとんどできなかった。
SEEDにおいてはチャーハン、三馬鹿、盟主王と並び、ある意味愛されているキャラの一人である。
変態仮面
魅力的な悪役である一方、各方面では変態仮面と呼ばれることも多い。
登場当初から胡散臭いキャラであったが、物語終盤で作戦中にたまたま遭遇したフレイ・アルスターを拉致し、捕虜らしからぬというよりはまるで愛人扱いで行動を共にする、ラクス・クラインに対し「君の歌は好きだったがね…」と意味深な発言をする、などの行動により一気に変態仮面だのロリコンだのといった扱いを受けることになる。
そもそも最初に率いていた部隊が美少年ぞろいだったということでショタコン疑惑もかけられてしまっている。
ちょっとかわいそうなくらいキャラブレイクされている変態さんである。
名台詞集
- 「これが人の夢! 人の望み! 人の業! 他者より強く、他者より先へ、他者より上へ! 競い、妬み、憎んで、その身を食い合う!」
- 「私は結果だよ…だから知る! 自ら育てた闇に喰われて、人は滅ぶとな! 」
- 「また君か・・・。厄介な奴だよ、君は…! あってはならない存在だというのに…。 知れば誰もが望むだろう! 君の様になりたいと! 君の様でありたいと! 故に許されない…君と言う存在を!」
「僕は…それでも、僕は…! 力だけが僕のすべてじゃない!」
「それが誰に解る? 何が解る!? …解らぬさ! 誰にも!」 - 「君の歌は好きだったがね…だが世界は歌の様に優しくは無い!」
- 「いくら叫ぼうが今更! これが定めさ! 知りながらも突き進んだ道だろう!? 正義と信じ、解らぬと逃げ、知らず、引かず! その果ての終局だ! もはや止める術などない! そして、滅ぶ…。 人は、滅ぶべくしてな! …それが人だよ、キラ君」
「違う! 人は…人はそんなものじゃない!」
「何が違う! 何故違う!? この憎しみの目と心と、引き金を引く指しか持たぬ者達の世界で…何を信じ、何故信じる?」
「それしか知らない貴方が…!」
「知らぬさ! 所詮人は己の知る事しか知らぬ!」 - 「まだ苦しみたいか!いつかは…やがていつかはと…! そんな甘い毒に踊らされ、いったいどれほどの時を戦い続けてきた!?」
- 「私にはあるのだよ! この宇宙でただ一人、全ての人類を裁く権利がな!」
- 「もう誰にも止められはしないさ!この宇宙を覆う憎しみの渦はな!」
- 「人とはどこまでもどこまでも…救い難い生き物だな!」
関連動画
関連項目
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読み:ラウルクルーゼ
初版作成日: 09/08/23 09:01 ◆ 最終更新日: 11/02/23 15:10
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