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ラダトーム

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ラダトームとは、ドラゴンクエストに登場する城である。

概要

ドラゴンクエストシリーズ最初の城。全てはここから始まる。

アレフガルドの全土を支配下に置く。海峡を挟んだ先に魔の島があるため、魔族に脅かされる。

城の構造は変わらないのだが、シリーズごとに城下町の構造だけは変わり、DQ1だけは町が東にある。

ドラゴンクエスト（第1作）

国王はラルス16世。彼に話しかけるとふっかつのじゅもんを教えてもらえる（リメイク版の場合、冒険の書にセーブすることができる）。また、魔物との戦闘やダメージ床によって主人公が死んでしまった際には復活させてくれる。その際の「しんでしまうとは　なにごとだ！」という台詞は続編シリーズのみならず、他の作品などでもパロディされる定番の台詞となった。娘はローラ姫だが、竜王の手先によって囚われの身となっている。

兵士によると、王様は姫がさらわれたことについて何も言わないとのこと。実際ゲーム開始直後の主人公との会話でも、王自身は竜王を倒すことを依頼するのみでローラ姫については言及しない。だがローラ姫を救出してきた際には喜んで礼を述べており、私事よりも国難を優先する王であるという描写なのかもしれない。リメイク版ではファミコン版では存在しなかった大臣のようなキャラクターが追加されて王の気持ちを代弁しており、またローラ姫を救出してきた際の王の台詞も拡充されているため、王の内心がわかりやすくなっている。

竜王を倒した後、ラルス16世は主人公に王位を譲ろうとするが、「いいえ。わたしのおさめるくにがあるなら　それはわたしじしんで　さがしたいのです」と主人公が返答し、ローラ姫と旅に出て新天地で「ローレシア」の国を作ることになるのである。

第1作ではふっかつのじゅもんを聞ける場所、あるいは冒険の書にセーブできる地点はここしかなく、またルーラやキメラのつばさもここにしか飛ばないため、ゲームプレイ全体を通しての拠点となる。また、この城にはゲームクリアに必須の重要アイテムが少々わかりにくい形で隠されている。ゲーム中にヒントはあるのだが、ファミコン版発売当時はユーザーがRPGに慣れていない時代であったことから、これを見つけられずに苦労した人も少なくなかったという。

主人公が「のろいのベルト」や「しのくびかざり」を装備して呪われた状態になっていると、門番の兵士が「のろわれしものよ、でてゆけっ！」と門前払いして城に入れてくれず、また死んでしまって王様の前で復活した際にも王様が同じセリフを叫んで主人公を城から追放する。国難への対処を託した相手に対して鬼のような所業だが、呪いの影響によって兵士や王が正常な思考を奪われていると解釈できなくもない。

城下町の施設は武器屋、防具屋、道具屋、宿屋（リメイクでは預り屋も追加）、呪いを解く老人の家、聖水屋。

最初の街なので武器や防具はランクの低いものが多く、たとえば体用装備は鎧すら売っておらず布の服と皮の服のみ。そのため料金も安いが、王様から渡される旅の支度金の額がしょぼいためそれでも装備を最初から十分に整えることはできない。宿屋の料金も安いが、お城の中にマジックパワーを何度でも全回復させてくれる老人がいるため、レベルが上がってホイミを習得した後は宿代をケチるユーザーもいる。