「ラブとか夢とか言ってる場合ではありませんっ!」とは、バンダイナムコゲームス(以後NBGIと表記)のゲーム『アイドルマスター ディアリースターズ』の架空の登場人物である桜井夢子のキャッチフレーズ(?)である。
キャッチフレーズ全文は「ラブとか夢とか言っている場合ではありませんっ!アイドルを!桜井夢子を!よろしくですっ!!」である。
概要
エンターブレイン刊「週刊ファミ通 2009年9月24日号No.1084」の記事に掲載されたものであり、NBGIから公式に発表・発売したものの中にこの言葉は出てこない。
この言葉が意味することについては諸説ある。
- ヒロインへの対抗意識説
- メインヒロインである「日高愛」から『ラブ』、自身「桜井夢子」から『夢』、と1文字ずつ取られていることに由来する説。しかし、『ラブ』だけならともかく自身を表す『夢』も否定した言葉に受け取ることができるため、この説である可能性は低い。
- 「HELLO!!」否定説
- 主題歌である「HELLO!!」には『夢になる 愛になる』という歌詞がある。ライバルキャラとして、これを否定する言葉を言わせたのではないかという説。
- 現実におけるライバル商品への対抗意識説
- ラブ→KONAMIの『ラブプラス』、夢→『ドリームクラブ』を指し、それら同時期に発売された類似(?)商品よりもアイドル→『アイドルマスター』を買って欲しい、と言うメッセージ説。
- 現実に目を向けざるを得ない悲しさがこみ上げるが、今のところ最も有力な説である。
- 週刊ファミ通編集部が勝手に桜井夢子に煽る様な内容のキャッチコピーを言わせているとしたら、競合他社との喧嘩をけしかけているようにも見えて、問題かもしれない。が、namco時代の広報誌も内容が伝説的に酷かったので、NBGI広報が意図的に言わせている可能性もある。
真相
このキャッチフレーズに関して、ディアリースターズのサブライターである後藤よしあき氏(たうさん)は、
「ファミ通のライターさんが書いただけ」と、ツィッターで明らかにした。
前述の通り、記載された当時ではまだ「アイドルマスター ディアリースターズ」は発売される前であり、
桜井夢子のキャラクターに関する情報もほとんど出ていなかった。
この時点で、週刊ファミ通編集部が先んじてNBGI広報から情報を得ていたとも考えにくいので、
前述の仮説「現実におけるライバル商品への対抗意識説」が最も正解に近い。ということになる。
ゲーム雑誌の編集部という視点から見れば、競合企業同士での切磋琢磨はありがたい事ではあるが、
特定企業のゲームキャラクターを用いて挑発を煽る行為には問題視をする向きもある。
余談
まるで、愛や夢を真っ向から否定するキャラクターのような台詞を添えられた(言わされた?)桜井夢子であるが、
実際に発売されたゲーム本編では、主人公のアイドル3人にも劣らない夢へのモチベーションで目的の為に邁進し、
ほのかな恋心を胸に秘める。というまるで真逆のキャラクターであり、このキャッチコピーの存在をより滑稽なものとした。
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関連項目
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