リシュリュー(アズールレーン)単語

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リシュリュー

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「私を信じなさい。私について来なさい。祈りなさい。探しなさい。さすれば道が開かれん――」

リシュリュー(アズールレーン)とは、STG ゲームアプリ「アズールレーン」の登場キャラクターであり、フランス海軍・リシュリュー級戦艦1番艦「リシュリュー（Richelieu）」をモチーフとしたKAN-SENである。

私たちの概要に傾聴してください。指揮官

KAN-SEN名
リシュリュー FF NF Richelieu
基本情報
所属	自由アイリス教国
艦種	戦艦
レアリティ	SSR
CV	井上麻里奈
イラスト	ASK
艦歴
国籍	フランス
出身地	ブルターニュ地域圏フィニステール県ブレスト
造船所	ブレスト工廠
艦級	リシュリュー級戦艦ネームシップ
進水日	1939年 1月17日
就役	1940年-1942年(フランス海軍) 1942年-1945年(自由フランス海軍) 1945年-1958年(フランス海軍)
最期	1968年 9月(解体)
備考
1940年 6月に書類上は竣工したが烹炊所関連が未完成など進捗度95％のままドイツからの接収を逃れダカールへ 1942年 11月からは連合軍に転籍し、自由フランス軍の艦として活動。

自由アイリス教国所属の戦艦。レアリティはSSR。CV:井上麻里奈

アイリスの紅き枢機卿にして、アイリス艦隊の指導者。艦船たちの指導者としての立場を抜きにしても、アイリスとヴィシアにおける大きな存在感を持つ。姉妹艦との関係は立場上、色々悩ましいようだ。

公式ツイッターより

2018年 7月26日に開催されたイベント「光と影のアイリス」で登場したKAN-SEN。ただし、ストーリー上のみ登場しており、プレイアブルでの実装はされておらず、実装時期も未定。しかし、2020年 5月下旬にアイリス関連のイベント開催が予定されており、そのプレイベントの画像で姿を見せているため、本格実装が期待されていた。

2020年 5月18日、折しも「鬼滅の刃」最終回掲載で話題の「少年ジャンプ」裏表紙広告に姿を表し、いよいよ発表間近かと思われたところ、同日に公式ツイッターにて実装が発表された。2020年 5月21日にイベント「神穹を衝く聖歌」の開始とともに実装された。期間限定建造により入手可能となっている。

レッドアクシズ（鉄血）の侵攻により崩壊した祖国を嘆き、傀儡と化した「ヴィシア聖座」を良しとせず、祖国の奪還と再起を計るために「自由アイリス教国」を成立させる。

Bonjour、指揮官。こちらが朝祷を行っている間、少しお茶を飲みながらくつろいでいてください

容姿は長いブロンドのストレートに、赤系統の瞳。やはり姉妹艦と言うべきかリシュリュー級2番艦のジャン・バールと同じ雰囲気を感じ取ることができる。両者とも巨大な旗を掲げている様は、まさに旗艦というべき威厳。
艤装の仕様も近いが、未完成だった妹と違い完成していることを示すためか、主砲塔を覆うアイリス艦特有の装甲が2基ともに備わっているなど差異がある。

自由アイリス教国艦の基本カラーである白と青のドレスに緋色（赤色）が組み込まれているが、黒と赤が基本カラーであるヴィシア聖座を表しているのではなく、下記に説明する枢機卿としての立場を示す緋色を取り入れていると思われる。これは信仰のためなら進んで命を差し出すという決意の緋色。

性格面だが、敬虔なる枢機卿という表向きの面に対し、意外にお茶目なところもあるお姉さんである。

指揮官とは上司と部下、艦隊の指導者と陣営のトップ、そうした離れた立場でありながら、親密度があがっていくと気軽に話せる相手として微妙な距離感を保つようになる。

実装と同時に、水着着せ替え「潮風のfleuron」が販売されている。

上記のお茶目な一面がより強調されており、Live2Dでそれらの仕草を見ることが出来る。特に、後光を背景に何故か「新世界の神」のポーズをするのは必見である。

聖女と枢機卿

「自由アイリス教国」および「ヴィシア聖座」の元となる「アイリス（フランス）」において聖女として扱われており、アイリス国の宗教（もしくはアズールレーン世界の主要宗教？）で枢機卿の地位を与えられている事が判明している。枢機卿といえば相当な高位聖職者であり、現実のキリスト教に則ればこの上には法王が存在するだけで、法王もこの枢機卿の中から選ばれる。

ロイヤルのクイーン・エリザベスや重桜の長門と似た立場だが、名前を冠しているがゆえにKAN-SENの間のみ女王として扱われている前者（”女王”相当の地位を持っているが、ロイヤルのは人間の王家が存在するため、本物の”女王”ではないらしい）や、神子として民に崇められているが権限等に乏しく形骸化しつつあった後者と違い、人間が担うべき要職を持った稀有なKAN-SEN。
上記の通り、状況さえそろえば宗教勢力の頂点に立て。アイリスは宗教国家という位置づけも鑑みれば、現実のフランスのように厳しい政教分離がなされていなければ、国家元首の立場さえ手に入る可能性がある破格の地位。
今まで兵器としての立場から語られることが多かったKAN-SENが、想像以上に人間の世界に深く食い込んでいる事を伺わせられる。

自由と栄光のために、全艦、戦闘配置。auxarmes、marchons――！

スキル1：アイリスの旗印
自身が旗艦として出撃する場合、味方アイリス・ヴィシア所属の艦船の火力・雷装・命中・装填が5.0%(MAX15.0%)アップ、アイリス艦船が敵に与えるダメージが1.5%(MAX6.0%)アップし、ヴィシア艦船が敵から受けるダメージを1.5%(MAX6.0%)軽減する

スキル2：アイリスの聖炎
自身の主砲攻撃時45.0%(MAX75.0%)発動、特殊弾幕LV.1(Lv.10)を展開する(威力はスキルレベルによる)。この弾幕が命中した敵は70%の確率で炎上状態になり(炎上によるダメージは119/回)、30秒間火力・雷装・航空が5%ダウンする

スキル3：アイリスの激憤
自身の装備している主砲の弾薬属性が榴弾である場合、戦闘中主砲によるダメージが4.5%(MAX12.0%)アップする。手動で主砲攻撃を行う場合1回目の砲撃が必ずクリティカルになる

重桜の長門、鉄血のビスマルクと同じく、アイリス・ヴィシア勢のトップを務める艦にふさわしい能力を持つ。妹のジャン・バールの弱点だった対空の補正の弱さも、100%補正となっており、戦艦として必要十分なレベルは確保されている。

3つのスキルの組み合わせによって、条件を揃えた上での手動主砲攻撃では5桁ダメージを叩き出すこともザラになる。開幕砲撃で敵を一気に殲滅する戦術が可能だ。当然アイリス・ヴィシア勢へのバフ効果も大きく、勢力を揃えての艦隊の力を大いに底上げしてくれる。

スキルを3つもマックスまで育てるのは並々ならぬ手間だが、アイリスの枢機卿はその愛情に見合う活躍をしてくれるだろう。

唯一の弱点は戦後まで生き残ったにもかかわらず、あまりに政治に翻弄されすぎたそのカンレキ故か、運の値が19と非常に低いこと。命中率への影響が無視できないので、SG レーダーなどの命中向上がある装備を与えたいところ。

そして実はもう一つ、史実を再現したスキルがある。
それが完凸まで済ませた上で380mm四連装砲mle1935を装備すると低確率で発動する「！？」。
これが発動してしまうと通常8発放たれる主砲射撃が7発に減ってしまう。
完全にデメリットしかないスキルだが主砲が指定されている事もあって気づかなかった人も多いのでは？

リシュリュー級戦艦のネームシップ、リシュリューです。カンレキでは数奇な運命を経て、祖国の盛衰を見届けてきました。 …今度こそ、大切なものを守り抜きたいと願っています。この艦隊とともに、自由と平和を求めて――

フランス軍のリシュリュー級戦艦は、イタリアのヴィットリオ・ヴェネト級、ドイツのビスマルク級に対抗するために設計された。

最大の特徴は38ｃｍ四連装主砲を2基前方に配置し、ライバルに負けぬ攻撃力を得つつも全体の軽量化とその分を防御装甲に回すことができた。他にも煙突とマストを一体化した構造など、現代の艦艇にも通じる先進性をもっていた。後に完成途中の3番艦クレマンソーを見たドイツの技術者は、「我々の建造技術は20年は遅れている！」と驚愕したほどである。

さて、1番艦リシュリューは1936年に建造を開始した。その艦名はかつての絶対王政時代より少し前の宰相（「三銃士」の時代と言えばピンとくるかも）リシュリュー枢機卿から取られている。

第2次世界大戦開戦時には一応進水していたものの、2番艦ジャン・バールともども未完成の状態のままフランスがドイツに降伏してしまった。とりあえずドイツの虜囚になることだけは避けるためにセネガルのダカールへ脱出。しかし、ドイツ側に戦力として利用されることを恐れた連合側に攻撃される。二度に渡る英海軍の強襲作戦をくぐり抜けた同艦は、結局紆余曲折の末にシャルル・ド・ゴール将軍の立ち上げた「自由フランス軍」に属する形で連合軍に組み入れられた。その後はアメリカにて正式に完成され、主に上陸作戦の支援や護衛として使われた。