リッジレーサー6とは、ナムコ(現バンダイナムコゲームス)より発売のXbox360用のレーシングゲームである。
概要
ナンバリングタイトルとしては、リッジレーサーⅤから5年9ヶ月の長い年月を経て、Xbox360のローンチタイトルとして登場(これの約1年前にPSPのローンチとして「リッジレーサーズ」が出ている)。ちなみにシリーズにおいて、国内の家庭用ハード向けとしては初のPlaystation系以外だったりする。(海外では64版とDS版が先に出ている)
ちなみにメニュー画面はXboxのカラーリングを踏襲して白と緑(黄緑)を基調とし、最大画面解像度は720p、60fps。さらにシリーズ初となるオンライン対戦機能を実装している。(要XboxLiveゴールドメンバーシップ)
2021年11月にXbox Series X|S及びXbox Oneでの後方互換に対応。ディスク挿入またはストアからインストールすることでプレイ可能。
登場車種
過去作から登場した馴染みの車種や新たに実装されたマシンなど様々。ニトロシステムもパワーアップしており、ゲージを一度に複数消費することで長く、加速力の大きいダブル/トリプルニトロが実装されたり、マシンによって加速力やチャージ速度が異なるなど差分化が図られている。
また、クラスは1~4の4段階で、数字が大きくなると速度が上がる。
ドリフトタイプはM(マイルド)、S(スタンダード)、D(ダイナミック)の3種類に分けられ、左から右へ、ドリフトしやすくなる反面、操作性に難が出やすいようになる。以下にメーカー別に表記する。
カマタ
日本のメーカー。入門用モデルとも言う立場で、バランスのとれたマシンが揃う。
- フィエラ(S):初代から続いているカマタのロングモデル。可もなく不可もないバランスのとれた性能はクセがなく厚い支持を得ているが、プレイヤーの腕がモロに試される。外見は日産・シルビア(S15)と三菱・GTOを足して2で割った感じ。
- アンジェラス:「天使」の異名を持つスペシャルカー。クセモノ揃いのスペシャルカーの中では最も扱いやすく、そこまででかくもないためスペシャルカー入門編とでも言うべきか。外見はマセラティ・MC12に通じるものがある。
アージュ
フランスのメーカー。それを受けてかスペシャルマシンはなかなかの変態。
- アベイユ(S):プジョー・206とフォード・フォーカスとルノー・ルーテシアあたりを混ぜたようなホットハッチ。外見に反して加速、最高速がさりげなく良く、扱いやすい。
- プロフェシー(M):TVR・サーブラウとダッジ・バイパーを足して2で割った感じの見た目のクーペ。外見モチーフが暴れん坊な奴らの割に、挙動はマイルドなため非常に安定したドリフトをしやすい。反面、フィエラと比べると加速力が寂しい。
- ウルトラノヴァ:他のスペシャルカーと比べるといかにもレーシングマシンという外見をしている。ニトロシステムが特異中の特異で、通常のドリフトではほとんどニトロをチャージできず、アルティメットチャージ(または追突されたりで凄まじいスピードが出た状態でのドリフト)で爆発的に貯めるというスタイル。そのためアルティメットチャージをしくじると大抵その後はノーニトロで挑む羽目になる。
テラジ
日本のメーカー。見た目も性能も非常に極端でややクセが強い。どうやら宇宙産業にも関わっているとか。
- ワイルドギャング(M):日産・マーチをフィアット・500サイズにしたようなマシン。小柄な成果最高速は最低だが、ニトロの性能が強力。
- スターノーズ(D):ケータハムあたりを意識した見た目のマシン。加速、最高速はトップクラスだが、これでもかと言わんばかりに操作性が悪い上、ニトロも貯まりにくいが、アルティメットチャージがかなり高いため、アルティメットチャージでニトロ連発という走法が求められる。
- テラジン:リムジンみたいな名前だが、実際はロケットにでかい車輪つけましたと言わんばかりの超奇抜な外見で、全長なんと6.8m。そのせいでコーナーに引っかかることもよくある困ったちゃん。特筆するべきはロケットスタート成功時の殺人的爆発的な加速力とトリプルニトロにある。トリプルニトロは継続時間が25秒とものすごく長い(ちなみにその他のマシンは約10秒)。余談だがギアがHighとLowの2速しかない。
ダンヴァー
米国メーカー。アメ車らしくハイパワーのV8で豪快な走りを見せつける。
- ベイオネット(D):スカイラインGT-RとフェアレディZを混ぜてロングノーズにした感じのクーペ。同カテゴリのフィエラやプロフェシーと比べると結構ぶん回される感があるが、スターノーズよりはマシ。
- ハイジャック(D):ピックアップトラック。ニトロ周りの性能は十分高いが、バカでかい図体のおかげで加速はやや鈍いため、操作性への馴れは必要。
- ベースクルーザー:排気量10Lを誇る大型SUV。非常に高いパワーとアルティメットチャージを誇るが、ニトロ特性が近く、安定性もあるウルトラノヴァのせいで影が薄い。しかしウルトラノヴァよりは通常ドリフトでニトロが貯まりやすいので短いコースてはこっちのほうが有利。ちなみにリア部分にサウンドシステムと思しきものを搭載している。
アッソルート
イタリアのメーカー。どことなくランボルギーニを彷彿とさせるデザインが特徴。
- ファタリタ(S):ムルシエラゴとポルシェ・959あたりが混ざったようなそうでないような。全体的にまとまった性能であるが、ドリフトでの減速率が少し強いのが弱点。
- ビゾンテ(S):ファタリタとは打って変わって割とドリフトしやすい性能で、アルティメットチャージ推奨。最高速はやや抑えめ。
- プロンツィオーネ:反重力エンジン搭載により、中に浮いてしまっているド変態マシン。他のマシンと打って変わって常時ドリフトしているようなものなのでニトロは貯めやすいが、コーナーへのアプローチが地味に難しい。ちなみに他に浮遊しているマシンは後述のパックマンのみ。
ソルダ
アッソルートがランボルギーニならこちらはフェラーリといった感じのフランスのメーカー。過去作品「リッジレーサーV」に登場したイタリアのメーカー・リヴェルタを吸収合併した為、その流れを汲んでいる。
- メルトファイア(D):フェラーリ・360あたりがモチーフのマシン。パッケージを飾っているのはこいつ。加速性能を始め、総合的に高い性能を持っており、挙動がダイナミックのわりには扱いやすい。
- ラッジォ(D):NSXとエンツォを混ぜたようなスーパーカー。メルトファイアと異なり、こちらは最高速度を中心に高性能。しかしニトロの加速力はイマイチなのが最大の弱点。
- クリナーレ:アンジェラスと打って変わって、「悪魔」と呼ばれる一台。プロトタイプのようなスパルタンな外見が特徴で、トップクラスの最高速を持つが、丁寧なコントロール技術が要されるほどのじゃじゃ馬。メーターがなんか怖い。
ヒンメル
ドイツのメーカー。水平対向エンジンにRRという構造から元ネタは十中八九ポルシェ。
- E.O.(M):RRという構造に反して非常に安定性が高く、非常に扱いやすいマシン。ただし、最高速は非常に低いのでニトロでカバー。
- 490B:上から見るとHの形になっており、どう見ても不安定そうな気がするのだが、安定感が半端ない。ちなみにモーター駆動(EV)なのでニトロを燃やしても意味はないはずだが…気にしたら負け。
グナーデ
ドイツのメーカー。高級車な雰囲気のマシンではあるが、見た目以上に走る。
- エスペランザ(M):アウディ・TTを意識したデザイン。マイルドにしてはスピードは高めだが、E.O.というライバルが立ちはだかる。
- G00:ベントレーかと言わんばかりの大型サルーン。性能はバランス型だが、全長5.8mと図体がでかいのでコーナリング注意。
その他
- モンストラス:見た目はリムジンであるが、ニトロ使用時に怪物としての片鱗を見せつける。カラーリングにタクシーがある。映画みたいにやれということか。
- パックマン:シリーズ恒例のアイツは今回UFOに乗って参戦。挙動はプロンツィオーネと同様だが、特筆するべきはニトロ。トリプルでもわずか5秒で使い切るというピーキーな性能のため、扱いが少し難しい。
関連項目
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