概要
プロ野球の投手交代時、リリーフ投手をブルペンからマウンドへ送迎するために使われる小型の自動車のこと。初期にはバイクが使われたが次第に自動車に取って代わられた。運転手はリリーフカー嬢だったり職員だったりするが、自ら運転する場合もある。
「ブルペンカー」と呼ばれることもあるが、リリーフカーと比べてマイナーな呼び名である。
かつては後楽園球場、広島市民球場などでも見られたが、現在ではNPBの本拠地球場でリリーフカーを使用しているのは、横浜スタジアム、阪神甲子園球場、千葉マリンスタジアム、エスコンフィールドHOKKAIDOの4箇所のみである(4球場とも、ブルペンからグラウンドへの出入口が外野側にあり、マウンドまで走って行くにはやや遠いため)。その他の球場ではブルペンがグラウンド内やベンチ裏などにあるため、投手は走ってマウンドへ向かう。また、リリーフカーのある球場でも、自分で走ってマウンドに向かう投手もいる。
ちなみに横浜スタジアムでは日産・リーフ、阪神甲子園球場ではトヨタ・C+pod、千葉マリンスタジアムではMercedes-AMG SL 43、エスコンフィールドHOKKAIDOではクボタ・ユーティリティビークルがリリーフカーとして利用されている(2023年シーズン現在)。
メジャーリーグでもかつては使われていたが、1950年代を最後に姿を消していた。しかし2018年からアリゾナ・ダイヤモンドバックス、デトロイト・タイガース、ワシントン・ナショナルズが相次いで本拠地にリリーフカーを導入している。
その他の国では、韓国でいくつかの球場で利用されているようだ[1]。
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さすがに扱っていない。
関連項目
脚注
- *‘국내 미판매’ 현대차 벨로스터 컨버터블이 야구장에 떴다 - 뉴스웨이 - 韓国のニュースサイトの2014年4月29日のニュース記事。釜山社稷野球場、光州起亜チャンピオンズフィールド、大田ハンバッ運動場野球場で使用されている、という記述がみられる。
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