ルイージ・ルッソロ(1885~1947)とは、20世紀前半のイタリア未来派に属する作曲家、画家である。
概要
イタリアの音楽一家の家に生まれ、兄のアントニオ・ルッソロとそろって、フィリッポ・トンマーゾ・マリネッティが推し進めた未来派のうち、音楽を追求した。フランチェスコ・バリッラ・プラテッラの「未来派音楽宣言」に続いて、1913年に「騒音芸術」という論文を発表して、ノイズ・ミュージックの先駆者的存在となっている。また彼は画家でもあり、こちらでも未来派の活動を推し進めた。
その彼を、兄のアントニオと知名度で分かつのが、助手のウーゴ・ピアッティとともに発明した、「騒音音楽」の権化ともいうべき楽器・イントナルモーリである。ルッソロは1914年からイントナルモーリを用いたコンサートをヨーロッパ各地で行い、ストラヴィンスキーやオネゲル、ヴァレーズらに影響を与えていったのである。なおイントナルモーリは第2次世界大戦の戦火で失われ、現在は復元のみが残っている。
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