ルチル・リリアントとは、機動新世紀ガンダムXの登場人物である。
概要
旧地球連邦軍ニュータイプ部隊の女性教育士官。第七次宇宙戦争当時の年齢は20歳。優れたニュータイプであり、フラッシュシステムのコントロール指導をしていた。またジャミル・ニートの軍人時代の上官であり憧れの女性でもあった。
大戦の末期に革命軍との戦いの末、精神を破壊し尽くされてしまうが、そのの高いニュータイプ能力と僅かに残された戦いを憎む心に注目したニュータイプ研究機関の手により、その身体は「Lシステム」という兵器の生体ユニットとして利用されてしまう。
これはルチルの精神波をフラッシュシステムの応用により増幅し周囲の電子機器を使用不能にするシステムであった。しかし、このLシステムを利用したL作戦は遂行されること無く、実験の初期段階でシステム自体輸送中にコロニー落としに伴う余波で海底に沈んでしまう。その場所は後にライン川のローレライ伝説になぞらえて「ローレライの海」と呼ばれることとなる。
戦後15年経ちオルバ・フロストの依頼によりオルクのマーカス・ガイによってGX-bitと共にサルベージされる。封印を解かれ再起動したLシステム内のルチルはティファに接触、ルチルの意識はティファの心と身体を借りることでジャミルとの「再会」を果たす。
オルクと新連邦軍の襲撃で窮地に陥ったフリーデンを救うため、一度目はLシステムを発動させ、二度目は増幅装置を取り除かれ機能しなくなったLシステムの代わりにフラッシュシステムを経由しGX-bitを起動させる事でジャミルに力を貸し、オルク及び新連邦部隊撃退に成功する。
しかし、ルチルは最後の力を使い果たしてしまったことで今度こそ眠りにつく。亡骸はフリーデンクルーの手でLシステムから解放され、棺に入れられて深い海底へと葬られた(漫画版ではLシステムのカプセルに入れられたまま、ジャミルが操縦するGXディバイダーの手で海底に沈められた)。
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