ルツェルンとは、スイスのルツェルン州にある州都である。
概要
ルツェルンはスイスにとっても歴史深い街である。
その昔、ルツェルンは当時権勢をふるっていたハプスブルク家を打ち負かした都市として有名であり、ハプスブルク家がスイスから撤退する契機になった場所である。
そんな街ルツェルンは様々な観光名所を抱えている。
中でも世界的に有名なのが、カペル橋である。14世紀ごろ造られたこの橋は全て木製で、新市街と旧市街を結ぶ重要な橋として現地住民にとっても観光名所になっている。
なお、シュプロイヤー橋というカペル橋よりも規模の小さい橋がある。
こちらはルネッサンス後期におけるスイス絵画の代表的な作品が天井あたりに飾られているので、規模の小さい橋ではあるが一見の価値はある。
カペル橋を渡ると旧市街が見えてくる。
まるで街中が美術館のようで、おとぎ話の世界にいるような気分にさせてくれる。
また、車の乗り入れが禁止になっているので、排気ガスが街中に溜まって咳き込むことがない。
そんな気品あふれる街でのクリスマスシーズンはさらに賑わいをみせる場所である。
カペル橋と同じく14世紀に建てたられたムゼック城壁があり、ここは先ほどの旧市街全体を取り囲む作りになっていた。
進撃の巨人の壁ほどではないが、現在は900mの城壁と9つの塔が残っているだけになっているのだが保存状態は良い。
スイス人にとっては誇り高き象徴である瀕死のライオンという彫刻がある。
これは、18世紀にフランスから逃れている時、ルイ16世、マリーアントワネットとその子どもたちを守って命を落としたスイス人の傭兵たちを称えた銅像である。
実際に見るとライオンの銅像がなんとも痛々しく、心をうつものがあるだろう。
そんな、スイスにとっては代表的な都市ルツェルンに機会があれば是非訪れてみてはいかがだろうか。
関連動画
- 0
- 0pt