「救うことも裁くことも出来ない哀れなヒーロー達よ」
ルナティック(TIGER&BUNNY)とは、TIGER&BUNNYに登場するキャラクターである。
君達の語る『概要』は、実に弱く脆い。
高温度の青い炎を操る、仮面を被った正体不明のNEXT。
第6話から登場し、法で裁けぬ殺人者や犯罪者達をその力で容赦なく“殺害”していく。
独自の正義のもと単独で行動し、人を救う為に活動するショウアップされたヒーロー達の正義を嘲笑する相容れない存在。死刑制度が無いシュテルンビルトにおいては彼を支持する者も現れているようだ。
青い炎は「ファイヤーエンブレム以上の瞬間火力」「クロスボウと組み合わせて狙撃」「掌から噴射して飛行する」など高い汎用性を持ち、加えて一対多数であっても動じず、引き際を見誤らない冷静さを持つ恐るべき相手。
第8話『There is always a next time.(必ず機会が来る)』のラストで、そのあからさまな正体が明らかになった。
ここから下は、シリアス・ネタバレ成分を大量に含んでいます。 自己責任でごらんください。 |
ルナティックの正体はシュテルンビルト司法局ヒーロー管理官にして裁判官であるユーリ・ペトロフ。「HERO TV」内で発生した器物破損等の被害状況の諸事情を考慮し、賠償金などの判決を公平に裁く任に付いている。
彼の過去が語られたのは第16話『Truth lies at the bottom of a well. (真実は井戸の底にある)』。
ユーリの父親は「レジェンド」であった。伝説のヒーローであり、幼い日の鏑木・T・虎徹(ワイルドタイガー)を絶望から救い、夢を与えた男でもある。妻オリガと一人息子との幸せな暮らし、ヒーローとして人々から尊敬される日々。順風満帆に見える人生だったが、レジェンドのNEXT能力には減衰のときが訪れていた。
何も知らぬ世間から期待され続けるプレッシャーと能力減衰から来る不安で板ばさみとなった彼は、打ち立てた栄光の陰で無残に歪んでいく。記録を抜かれまいと八百長行為に手を出し、酒に溺れ、怒鳴り、妻に暴力を振るう日々。かつては優しく勇敢だった父の言葉「悪い奴を見逃すな」を胸に、母を助けようと、そして変わり果てた父を止めようと間に入ったユーリだったが、父親は暴力を止めず、ユーリのNEXT能力は皮肉にもその時発動してしまった。
青い炎に包まれ、燃え上がる父の身体。その時に顔を掴まれた所為で顔面に残った火傷の痕――それはルナティックの仮面に模された手形と同じものである。
この事件を境に母親は精神を病み、優しかった夫とまだ幼い息子との幸せな過去の幻影に逃避し、それを奪ってしまった息子を憎悪し同時に恐れている。その一方で、ユーリもまた時折現れる「レジェンド」の幻影に苦しめられる事となる。
それまでの所業はともかく、「ルナティック、一体何者なんだ…」「タナトスの声を聞け(笑)」「グローブ模様w」などネタキャラとして愛され弄られてきた感のあるルナティック=ユーリだが、16話でのあまりにも重たい過去描写に放映直後の2chキャラスレの空気は一変。「模様を笑ってすまなかった」「もうネタキャラ扱いできないな…」と、同時期に能力減衰を迎えていたワイルドタイガースレと並ぶ通夜状態になった。
だが、その後の第21話『Heaven helps those who helps themselves.(天は自ら助くる者を助く)』にて、それまで雌伏の時を送っていたルナティックは思わぬ活躍を見せる。快哉を叫んだファンも多いことだろう。
くだらぬ『動画』だ。
刮目して『関連静画』を省みよ…
君が『関連コミュニティ』か。覚えておこう
そして、これが私の『関連項目』だ。
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