『ルパン三世 GREEN vs RED』とは、ルパン三世生誕40周年記念作品として2008年4月2日に発売され、
ルパン史上最も評価が真っ二つに分かれた作品(OVA)である。
概要
1984年ごろに押井守を監督に据えて企画され頓挫した劇場用作品、通称『押井版ルパン三世』の再解釈とみられる作品。
非常に試験的・思想的な傾向の強い作品で、進行における時間軸の分散・結果の曖昧化などでストーリーの読解がかなり難しくなっている。その為、捉え方によっては名作か駄作か真っ二つに分かれる。ただし次元と戦闘機ヘリの戦闘については賛否問わず評価がかなり高い。
ちなみにルパンは一人ではないという設定は、各TVシリーズ、TVSP、劇場版によって顔、性格、声も違っているということが元ネタ。他にもDVD特典(レンタルを除く)のモンキーパンチさんへのインタビューにおいてジャケットの色についての真相も語られている。
登場するルパン達
前述の通りこの作品のルパンは一人ではなく、様々な役割を持ったルパン三世が登場する。
- ヤスオ:片桐仁(ラーメンズ)
- 寂れたラーメン屋『グリーン軒』でアルバイトをして暮らす普通の青年だったが、
偶然ワルサーP38を手に入れた事を切っ掛けに、緑ジャケットを着たルパン三世として行動を開始する。
- ルパン三世:栗田貫一
- 作中で本物として扱われている赤ジャケットのルパン。
「ルパン三世」が抽象的な存在でしかない事を自覚しており、本物より本物らしくなりつつあるヤスオ扮するルパンと本物のルパンの座を賭けて対決する。
- ナベシンルパン三世K:粟野史浩
- コンビニで万引きして逮捕されたルパン。
ルパン三世の名折れとして世界中のルパンと警察に追われる身に。
ルパンAと同じくルパンとして生きる事は諦めるが、後に本物のルパンを救うために活躍する。
なお、ルパンをやめた際に髪型をアフロヘアーに変えている。
- その他の大勢のルパン三世:栗田貫一
- 過去作品の面影を残す大量のルパン達。
中にはあのカリオストロの城で活躍したと思わしきルパンの姿も。
だが作中ではすべて偽者として扱われており、あっさり警察に一斉検挙されたあげく
次元に「ひでぇパチモン揃い」と称されてしまう。
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
前作 |
---|
ルパン三世 生きていた魔術師 |
- 9
- 0pt