ルーイとは、『ボンバーマン』シリーズに登場するキャラクターである。
概要
色はシリーズによっては多数登場するが、基本的には緑色と白色。カンガルーを彷彿とさせる容姿やもふもふな毛並みを見る限りは明らかに哺乳類であるが、実際には卵生であり生態的には謎な生物である。作品によるが基本的には特殊能力が使え、ボンバーマンを手助けしてくれる役立つ存在である(肉壁として使われることも多いのもご愛嬌)。
主人公との関係性や基本カラー、種族内で沢山色がある点、緑色と白色の殻の卵から生まれる点などを見る限り、某配管工のゲームに登場する緑色のドラゴンをモチーフにしたキャラクターであると思われる(登場はこちらの方が4年遅い)。
ゲームや各媒体によって立ち位置や能力などが異なるため、それぞれ個別に解説をする。
ボンバーマン94'
記念すべき初登場作品。この作品のみ耳が短く、耳や尻尾の先も黒くなく目もはっきりと描かれているため、後のシリーズとはかなり容姿が異なり、顔立ちは犬っぽいデザイン。
この作品ではエリアを跨いで連れていくことはできない。また、ラスボスをルーイに乗ったまま倒すとエンディングにある変化が…?
特殊能力
- グリーンルーイ
- 高速でダッシュする。何かにぶつかるまでは止まれないため自爆に注意。
- パープルルーイ
- 数ブロック先にジャンプする。爆弾やブロックを跳び越すことも可能で、なかなか強力。
- ブルールーイ
- 目の前の爆弾を数ブロック先に蹴り飛ばす。要するにパンチグローブ。
- イエロールーイ
- 目の前のソフトブロックを一直線に蹴り飛ばす。序盤で手に入れば対戦相手をハメることもできるが、ソフトブロックがなくなる後半は使い道がなくなりがち。
- ピンクルーイ
- その場でルーイダンスを踊る。ただそれだけである。でもかわいいから許す。
スーパーボンバーマン3
この作品よりキャラデザが変化し、後の作品に近いものになった。『94'』とは異なりエリアを跨いで連れて行くことが可能となり、より便利なキャラクターとなった。また、ハズレ能力持ちがなくなった。
特殊能力
- グリーンルーイ
- イエロールーイ
- ブルールーイ
- 『94'』と同じ。
- ピンクルーイ
- 『94'』のパープルルーイと同じ。ダンスは踊らない。
- ブラウンルーイ
- 目の前に置けるだけの爆弾を一列に置く。使い方によっては相手の動きを制限したりと強力だが、ボムアップがないと使い道がない。要するにラインボムと同じ。
スーパーボンバーマン5
口が「ω」から普通の口になり、以降はこのデザインが基本になった。パッケージや説明書のイラストでは眉毛が意外に太い。
この作品のルーイはそれぞれ名前が付いており、裸ではなく装飾品を身につけるようになってより個性豊かになった。なお名前は雑誌の公募で決められたものである。
特殊能力
- ギャルーイ
- イエロールーイに相当。本作のルーイでは唯一の女の子で、頭に赤いリボンを付けている。しかしそれとは裏腹にソフトブロックを蹴り飛ばす怪力の持ち主である。
- ケルーイ
- ブルールーイに相当。「蹴る」に因んでか、サッカーのユニフォームを着ている。
- ナグルーイ
- 相手を殴り一時的に動きを止めるという独特な能力を持っている赤いルーイ。「殴る」のイメージ通り、ボクシンググローブを付けている。
ただし、ノーマルゲームに出てくる雑魚敵には効果がないため実質いらない子(一応一部ボスには効くが…)。バトルゲームでも使いこなすのは中々難しいが、使い方次第ではかなり強い…はず。 - マジカルーイ
- 『3』のブラウンルーイに相当。マジシャンのような格好をしており、大きなシルクハットが結構目立つ。公式イラストでは他のルーイよりやや体型が細い。
- ハネルーイ
- 『3』のピンクルーイに相当するが、ハネルーイはその場で大ジャンプをする事が可能になった。そのため前に跳ぶしかできなかった過去作とは異なり爆風を交わす事が容易になり、上級者が手に入れると中々倒せなくなる厄介者となる。
ちなみにピンク色だが男の子。またホッピングに乗っている分、本人は他のルーイより小さい。 - マルーイ
- グリーンルーイに相当。しかし効果は一緒だが、「ダッシュする」のではなく「非常に肥満体で、ボールのように速く転がる」ようになった。
また、待機時のモーションは自身の太ったお腹を引っ張って持ち上げ、離すというデブさが強調されたものになっている。 - ワルーイ
- 敵専用の藍色のルーイで、プレイヤーは使用できない。棘付きの首輪を付け、サングラスをかけ長い爪を生やしているという、いかにもワルといったデザインとなっている。
特殊能力も持たないので、早い話がただのライフ。
ボンバーマンヒーロー ミリアン王女を救え!
一部ステージに登場。他のステージに持ち越すことはできない。もちろん乗れるが、なぜか爆弾が置けなくなり、ルーイに乗っている間は敵を倒す方法が踏みつけになるという、ますます元ネタのドラゴンに近い仕様に変わる。
また、この時期以降に発売されたソフトのバトルモードでは、ルーイが緑色しか出ない上に、特殊能力なしのただのライフ状態というパターンが大いに増えた。
ボンバーマンファンタジーレース
このゲームではルーイや、『サターンボンバーマン』に登場した恐竜のティラに乗ってレースをする。
マシン(乗り物)として色んな色のルーイやティラが登場し、今までは登場したことがなかった黒色のルーイもいる。
ボンバーマンランドシリーズ
しろボンたちと一緒に登場する。本シリーズでは普通に喋ることができる。また、キャラデザの変更に合わせ、頭身が低くなりずんぐりむっくりな体型になっている。
スーパーボンバーマンR オンライン
コナミより久々の発売となった『R』には登場しなかったため惜しむ声も多かったが、『R オンライン』では晴れて久方ぶりの登場となった。ハドソン時代末期の作品と同じく緑色のみの登場で、特殊能力はない。卵の殻のデザインが黄色い爆発状の記号に変更されている。頭身は『ランド』のように低めで、登場時とやられ時にボイスが付いている。
漫画『スーパーボンバーマン4コマ』
しろボンたちの友達として登場。犬っぽい顔など、『94'』のキャラデザに近いものになっている。なお連載初期と後期では、途中よりゲーム版の顔に合わせられたためデザインが大幅に異なる。
基本的は言葉を喋らないが、周りとの意思疎通はできる模様。大抵はしろボンたちにこき使われる損な役回り。卵はしろボンが持っている時もあり、ポ○モンよろしく卵を投げられて召喚されるシーンもある。
アニメ『ボンバーマンジェッターズ』
主人公、しろボンの相棒。原作ゲームとは異なり、小動物レベルのサイズにリデザインされている(『ランド』シリーズとも異なる独自のデザイン)。担当声優は寺田はるひ(現:七緒はるひ)。
言葉は話せず「ルーイ」としか喋れないが、しろボンより知能は上でしっかり者。そのため、シャウトにはシロボンよりも信頼を寄せられている。普段はシロボンと共にシャウトの実家のラーメン屋の手伝いをしており、そのためラーメン作りは非常に上手い。
また、第32話にはプーイという同種族の別個体が登場している。色は青色で、ほっぺに渦巻き模様があるのが特徴。担当声優は竹内順子。
関連動画
関連項目
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