レイブン(Raiven)とは、PS2用ゲームソフト『G-SAVIOUR』に登場する架空の機動兵器である。(型式番号:CAMS-15)
概要
セツルメント国家議会軍の強硬派、バイス・バッシング准将が進める計画「プロジェクト・レイブン」によって開発された漆黒の機体で、既存のMSはおろかセイバーシリーズの最新型であるG3セイバーをも凌ぐ高い性能を誇る。
主武装は腰部に装備された二連装のビーム砲、ビームサーベルとそれを利用したビームシールドなどがある。さらにMS単体での飛行も技術的に十分可能な上に追加のフライトユニットでさらなる長時間飛行能力が確立しているU.C.220年代の機動兵器としては珍しい可変機能を持っており、変形することで長時間の飛行を行っている他、さらに追加のブースターユニットを装着することが出来る。
変形時に機首となる上部に伸びる二本のパーツ先端にもビーム発生器があるため、特にゲーム中ではビームシールドを発生させて突撃するという攻撃方法も行っている。ちなみに飛行する際には広げた翼からビームと同じピンク色の噴射光が出ているが、ミノフスキードライブを使っているかについての設定は不明である。恐らく単なる噴射光だと思われるが。
全身がほぼ真っ黒な機体のため特にゲーム中では細かいデザインが分かりにくいが、設定モデルなどを見ると当時の議会軍の機体とも共通する意匠としてモノアイ型の頭部を持っている他に、縦に長い頭部や同じく長いスカート及びショルダーアーマーや展開可能な四枚の翼、上部へ伸びる機首など全体的に長大なシルエットをしていることが確認できる。
"モビルウェポン"レイブン
ゲーム本編では議会軍の特殊攻撃部隊「グレムリーシープ」の隊長ライシスの機体として登場。オーストラリアに落ちた"スペースコロニー"の残骸内部で補給を行うイルミナーティのライトニング部隊を襲撃し、主人公リード・フォックスの乗るGセイバーを大破にまで追い込んで「SAYONARA G-SAVIOUR!」とトドメを刺そうとするが、直後に後続部隊が追いついたため撤退している。
その際にリードの事を知っているかのような素振りを見せ、後に戦闘技術がかつての教え子であり親友だったパイロット、レイス・パトリックの物に似ていることが分かるが、リードの疑念に対してライシスは度々混乱する様子を見せるがあくまで自分はレイスではないと主張する。
そして最終決戦の際に胴体のコックピットに直撃を受け、倒されたかと思いきやライシスは機械のような音声で"バグを消去"して機体を再起動する。これを見たリードはレイブンが有人のMSではなく無人機であるモビルウェポン(MW)であり、ライシスはそれを制御する疑似人格AIであると確信したのだった。また直前に、パイロットと思われていたレイスは既に死亡しているとされ、しかもそれがイルミナーティですら調べるのに苦労するほど強力に隠蔽されていたという不可解な事実が判明している。
この事実から総合して「プロジェクト・レイブン」とは完全な自律行動を行うモビルウェポンを開発する計画であったとも推測できるが、その詳細については語られていない。
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