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レッチリ風味変態ベースとは、演奏してみたカテゴリに存在するベース演奏動画、並びにそこで見られるパフォーマンスそのものである。
概要（体裁）
γ時代幕開けの日（2007年3月6日）に投稿されたこの動画は「レッチリ風味変態ベース」という実に求心力の強いタイトルを冠して、視聴者の前に現れた。
アフロヘアー（のカツラ）にサングラス、肩までたくし上げたTシャツ、そして何故か下半身はパンツ一丁というルックスで、ダルマの置かれた静かな佇まいの和室に正座するその演奏者は、ニカやかなスマイルを浮かべつつベース演奏＆歌を同時にこなし、高い実力を見せつけた。
原曲はおそらくRed Hot Chili Peppersの「Dani California」と推測できる。
また、演奏に使用しているベースは、ハンドメイドで高価なアトランシアのヴィクトリアベースと思われる。
ほとんど手を見ないで複雑なフレーズを演奏しながら、絶え間なくカメラを意識しつつ歌い、ノリまくりな動きとともに止まることなくテンションを上げていく光景は、「べーシスト＝変態」の図式を思わせるに十分たるものであった。
概要（本題）
そのベース演奏の実力の高さは動画コメントで幾度も指摘されながらも、同時に進行する歌のほうが非常に危ういパフォーマンスであり、視聴者を引き込む麻薬性に溢れている。
デフォルトで空耳感に満ちたそのファルセットな歌声には忠実な歌詞字幕が付き、「オペイペーイ」「北京 オッパイにゃ～」「カリフォルニアだぁでー」「お・・・おぼえてろよっ！」など、原曲とかけ離れたフレーズが連発する。
そして、1:34頃から覚醒するかのように突如ベースを肩から外し、カメラに向けてDJ風のアクション～タンバリンを取り出す～ケツドラム連打・・・というタミフルなパフォーマンスを披露する。（しまいにはカツラも外れる）
さらに2:32頃見せるのけ反りポーズや、3:06頃からの何かが憑依したようなキレっぷり、終盤の思いっきり息切れしている姿と、見ている者の呼吸まで乱すようなハイテンションを4分弱の動画で始終キープしているパフォーマンスは圧巻である。
その変態っぷりインパクトで多くの視聴者に愛された本動画は、残念なことに運営による削除によってニコニコ動画から姿を消す結末となった。
削除の理由は明らかではないが、おそらくは演奏者の（主に下半身の）ルックスや、それを誇示してしまったパフォーマンスではないかと思われる。
削除後、動画跡地の投稿者の動画紹介文には「そうきたかｗ」の一言が残されていた。
再生156831、コメント23146をカウントしたこの動画は、後に支持者によって複数再うｐされ、今もニコ動でその変態っぷり存在感・・・そう、まさしく変態ベースの鑑たる姿を楽しませてくれている。
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