ロックマンメガワールドとは、メガドライブ専用ソフトとして発売されたロックマンシリーズの一作。1994年10月21日発売。
概要
ロックマン1~3の3作品をまとめてメガドライブ向けに移植した作品。プラットフォームにあわせてグラフィックが新たに作り直されている。『2』『3』にあったパスワード制が廃止されており、『8』以降のようにセーブデータを作成する方式に変更された。
2019年9月19日発売予定のメガドライブミニへの収録が決定。本作はバーチャルコンソールやゲームアーカイブスでの配信が行われておらず、メガドライブ実機がないとプレイできなかったため、ロックマンファンには朗報と言えるだろう。
また、2022年にはセガ メガドライブ for Nintendo Switch Onlineにおいて配信されている。
ワイリータワー
3作品を全てクリアすると解禁されるオリジナルタイトル。西遊記モチーフのボスが登場する前半3ステージとワイリーの基地(ワイリータワー)を舞台とした後半4ステージの全7ステージ構成。
ステージ開始毎に1~3で入手した特殊武器を最大8つ、サポートアイテムを最大3つまで選択して挑む。
オリジナルボス
MWN.001 バスターロッド・G
中国兵法に影響を受けたワイリーが西遊記の登場人物をモデルに開発した3体のロボットの内の一体。モデルは孫悟空。格闘技の達人で、暴れん坊の青二才。伸縮自在な如意棒による鋭い突きは空気を切り裂くほどと言われる。ジェミニマン同様に分身を作り出すことも可能。ワイリータワーの3ステージ目での再戦時はエネルギー弾による射撃戦を行うように改修されている。この時は崩れ落ちる足場を移動しながらの戦いになるため、撃ち落とされないように注意。運動性能を重視して設計された軽量級のため耐衝撃性が低い。
MWN.002 メガウォーター・S
モデルは沙悟浄。西遊記ロボ三人組の頭脳担当。水中での威力減退が起きにくいスピア状の銃弾や水圧による押し出しを行う他、バブルリードの技術を応用した泡の幕を作り出し攻撃から身を守ることも可能。バスターロッドがリーダー格として見られやすい事に反感を持ちその座を狙っているが、自信の容姿がリーダーむきとは言えないことに悩んでいる。設定上は水陸両用機として開発されたロボットだが、実際の戦闘では水上に浮かんだ足場から離れようとしない。
MWN.003 ハイパーストーム・H
モデルは猪八戒。西遊記ロボ三人組の肉体労働担当。ワイリーがバスターロッドとメガウォーターの仲の悪さを諫める為に呑気な性格にした。元ネタがあくまでも猪であるため、豚呼ばわりされるのを嫌っている。体力ゲージが二体分もある重装甲のロボットで、その巨体に見合わぬ素早いジャンプを活かした質量攻撃が得意。口からエネルギー弾を吐き出すほか、内蔵されたファンによる吸引や吹き飛ばしを行う。
ファイヤースネーキー
ワイリータワー第1ステージのボス。炎を纏った蛇型メカで、溶岩からの突撃や火炎放射で攻撃する。
アイアンボール
ワイリータワー第2ステージのボス。その名の通り巨大な鉄球型のメカ。最初は飛び跳ねながら反射するレーザーを発射する。ある程度ダメージを受けると全身に棘を生やし、爆弾を投下しながら部屋中を飛び回る。
ワイリーマシンMW号
ワイリータワー第4ステージに登場するメガワールド真のラスボス。ワイリーマシンとしては珍しい人型。
第1形態
あまりの巨体ゆえか下半身しか画面内に収まっていない。歩行しながら誘導ミサイルを発射する。ミサイル発射部分の脚部関節が弱点だが、普通にジャンプしても届かない為画面下側から浮上してくるブロックかラッシュジェットを足場にして攻撃しよう。
第2形態
脚部が破壊され、移動が出来なくなった。攻撃手段は腕を振り回して繰り出すパンチのみ。弱点は頭部だがこちらもただジャンプするだけでは届かないのでパンチ攻撃の際に手の上に乗る必要がある。
第3形態
頭部のみの状態。上空を左右に行き来しながら爆弾を投下してくるほか、地面に降りて体当たりをしてくる。サンダービームなどの上方に届く武器で対処するとよい。
関連動画
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関連項目
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