ロックマン10 宇宙からの脅威!!とは、初代ロックマンシリーズの記念すべき第10作目である。
概要
前作「ロックマン9 野望の復活!!」と同様インティ・クリエイツ開発、カプコン販売。PS3、Wii、Xbox360の3機種向けにダウンロード販売されている。歴代でもかなりブッ飛んだイントロダクションは必見。
前作からのドットグラフィックはそのままに、前作では追加コンテンツだった「ブルースモード」が最初から遊べたり、難易度の高い前作を投げた人向けに「イージーモード」が実装された。DLCではフォルテもプレイアブルとして登場。
前作で好評だった「チャレンジモード」は順番に進めていくことでロックマンのアクションを自然に習得していけるようになっており、ロックマンロックマンのチャレンジと近い形になった。全88問。
オンライン要素として各コースのタイムアタックやトロフィー機能を搭載。タイムアタックではリプレイの閲覧が可能。
ストーリー
20XX年。「ロボットエンザ(ロボット風邪)」が発生した。ロボットエンザは瞬く間に世界中にひろがり、ロールちゃんまでも倒れてしまう。ロボットが使えないため、ワクチンの研究や製造もできず、ついに1ヶ月がたってしまった時、事件は起きた。熱で暴走したロボットたちが町を破壊し、占拠してしまったのだ。
時を同じくして、Dr.ワイリーがライト博士のもとを訪れた。彼によれば、ついにワクチンの作り方がわかったものの、製造機を奪われてしまったのだという。ロックマンはブルースと共に暴れているロボットたちを止めるため、製造機を取り返すために立ち上がるのだった!
登場人物
- ロックマン
- おなじみ主人公。ロボットエンザに苦しむロボット達を救うため、ワクチン製造機を取り戻す旅に出る。前作同様、スライディング等の特殊移動はないが、使用可能な3人の中でもショットの攻撃力が最も高く、ショップで買えるアイテムも多い。
- ブルース
- ロックマンのライバルでありながら、今作では協力して戦う。チャージショット、スライディングが使用可能でジャンプ時にシールド展開が出来、前方の敵弾を防ぐ。ロックマンでは4ステージクリアしないと獲得できないジェットを最初から使える。
- ロールちゃん
- ロックマンの妹にあたるロボット。ロボットエンザで倒れてしまう。
- ライト博士
- ロックマンの生みの親である天才科学者。ワクチン製造機を取り戻すためにワイリーに協力する。
- Dr.ワイリー
- 熱暴走したロボット達に襲撃され、ライト博士に助けを求めてきた。ワクチンの製造機をロボット達に奪われてしまったと言うのだが…。
- フォルテ
- ロックマンのライバル。DLCを購入することでプレイヤーとして使えるようになる。従来通り、ショットタイプは7方向&オート連射(ショット時は移動不可)。ダッシュ&ダッシュジャンプ、浮遊&3WAYのゴスペルブーストと特殊移動も多い。
ボスキャラクター
8大ボス
今作のボスはロボットエンザによって暴走してしまったロボット達で、開発者は不明。前作の特殊武器が全体的に高性能だった反動か、彼等から入手できる特殊武器は癖の強いものが多く、使いこなすには工夫が必要になる。
- DWN.078 ストライクマン
- あらゆる球種を投げられるスタジアムのバッティング練習用ロボット。
- 野球のボールに手足がついたような体型をしており、左手にグローブを付けている。
- 球を打たれると機嫌が悪くなる癖があり、過去に気に入らない相手をデッドボールで入院させたので、メンテナンス工場に送られそうになったらしい。
特殊武器:リバウンドストライカー 消費EN2。前方、斜めに壁や地面でバウンドするゴムボールを投げる。壁にぶつかると反射し、スピードと威力が上がるので最大限に反射すれば強烈なダメージを与えることができる。 - DWN.074 ポンプマン
- 下水処理施設の浄水管理を務めるロボット。
- 古い井戸のポンプと消火栓を想わせる姿をしている。水を自在に操り、手漕ぎポンプの要領で水を汲み上げ強力な水弾を発射する。頭に取り付けた給水レバーをブーメランのように飛ばして攻撃することも可能。実はきれい好きで、街の落書き消し作業にボランティアで参加している。
- 特殊武器:ウォーターシールド 消費EN4。ロックマンの周りに複数の水で構成されたシールドを張る。敵に当てるとシールドを消費してしまう。展開した状態でもう一度攻撃ボタンを押すとらせん状に飛んでいく。
- DWN.076 チルドマン
- 地球温暖化によって氷河が溶けだすのを食い止めるために活動する北極圏の自然観測ロボット。
- 頭部が氷に覆われている。趣味は写真撮影で、雄大な自然の写真をインターネットに公開し、自然の大切さを訴えている。
特殊武器:チルドスパイク 消費EN1。目の前に氷の塊を発射。弾は放物線の起動で発射され、地面に着弾すると氷のトゲとなり一定時間残る。敵に直接当てれば凍結させ、動きを封じる。 - DWN.080 ソーラーマン
- 擬似太陽を作り出すため、人工太陽の研究施設で働いていたロボット。頭部から超高温の疑似太陽を生成させることができる。研究室に引きこもりがちな仲間達のために、自ら考案した「ソーラー体操」なるものを広めようとしているらしい。
- 特殊武器:ソーラーブレイズ 消費EN2。前方に発射し、一定時間経つと左右に炎の衝撃波を発生させる。敵に挟まれた場合などに使うと便利。
- DWN.078 シープマン
- 元は牧場の羊管理用ロボットだったのだが、ある日、自身の羊毛に蓄えられた静電気に気付き、基板工場の静電気耐性試験課に転職したという異色の経歴を持つ。しかし飽きっぽい性格のため、また転職を考えているらしい。元ネタは『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』か。
特殊武器:サンダーウール 消費EN4。上空に雷雲を打ち上げ、ゆっくりと上昇しある程度の高さにくると真下に雷を落として攻撃する。雷雲を直接相手に当ててもダメージを与えられるが、威力は低い。雷雲が上がり切る前に天上にあたると落雷前に消滅してしまう。その機動と落雷迄のラグから純粋に使い勝手が悪く、おまけに燃費も悪いという中々に厳しい性能。その為かロックマンシリーズの不遇武器議論ではスーパーアーム、サクガーン、ウォーターウェーブ等と共によく名前が挙がる武器である。 - DWN.073 ブレイドマン
- 世界遺産である古城のガイド役を務める刀型ロボット。両手、頭部の三刀流の戦士。このデザインになったのは、城の持ち主が刀剣マニアだったという理由がある。武器や刀剣についての知識は豊富だが、一度語り出すと止まらないので疲れて帰ってしまう観光客もいるらしい。登場すると不気味に笑うようなモーションをとる。
- 特殊武器:トリプルブレイド 消費EN1。3方向に刀を発射する。攻撃範囲が広いので使いやすく、威力も見込める。地上で放つ場合とジャンプ中に放つ場合とでは飛ぶ方向が異なるので、対空用と対地用とで使い分けが可能。ちなみにジャンプ中に撃つと下方向に発射される。癖の強いものが多い本作の特殊武器の中では素直に使いやすい武器。
- DWN.079 ニトロマン
- 映画やテレビで活躍していたスタントロボット。監督のどんな危険な要求にも必ず応える天才的なライディングテクニックを持つ。そのカリスマ性から、60体の会員を誇る「ロボットスタントクラブ」の主宰をも務める。バイク形態に変形可能で、高速で走ることができる。
特殊武器:ホイールカッター 消費EN1、連射数3。地面や壁に沿って進む鋸状のホイールを撃ち出す。ちなみに攻撃ボタンを長押しにすることで腕にホイールを固定することができ、その状態で壁に当たると壁を駆け上がることができる。この特異な性質からRTAご用達という今までの地走系武器にはない独自のニッチを得ている。 - DWN.075 コマンドマン
- 地雷除去用ロボット。爆弾を遠隔操作し、地雷と共に爆破させる作業を行っていた。その実力は並大抵のモノではなく、世界各国から出動要請があるほど。多忙だが決して嫌な思いはしておらず、実は各地のオイルが味わえるとのことで喜んでいるらしい。
特殊武器:コマンドボム 消費EN3。着弾すると強力な爆風をウェーブ状に発生させる爆弾を発射する。ちなみに発射後、ボタンを上か下に入力することで弾の軌道を変えることができる。なお、特定の壁を破壊することもできる。
ワイリーステージボス
- ウェポンアーカイブ
- 歴代ボスキャラの行動パターンと武器を再現した9体の戦闘ユニット。元となったボスは1~9から1体ずつ選出されている。詳細は個別記事を参照。。
- クラブパンチャー
- 巨大な蟹型戦闘メカ。両腕のハサミは射出して攻撃に用いるほか、防御にも用いられる。口からは泡を吐き出す。弱点は目玉で、それぞれにHPが設定されている。また、ハサミは破壊可能。
- ブロックデビル
- デビルシリーズの新型。融合・分離する16個のブロック型ユニットと球状のコアユニットで構成される。コアを攻撃しなければダメージを与える事は出来ない。
- ワイリーマシン10号
- 海賊船の様な外見が特徴のワイリーマシン。小型の誘導ミサイルと口から射出する巨大ミサイルが武器。
例によって髑髏部分を破壊すると第二形態に移行し、不規則な軌道のエネルギー弾や攻撃範囲の広い電撃、ロックマンの動きを封じる拘束ユニット等で攻撃する。拘束ユニットはバスター数発で破壊可能。時折下に降りてくるとき以外は上空に陣取っているのでダメージを与え辛い。 - ワイリーカプセルグレートⅢ
- 最終ボス。二体一組のワイリーカプセルで、片方はワイリーに似せて作ったダミーロボットが操縦する。本物が操縦する方に攻撃しなければダメージを与えられない。宇宙空間での戦いなのでスターマンステージの様にロックマンのジャンプ力が高くなっている為、これを攻撃回避に活用したい。
DLC追加ボス
DLCを購入することでプレイできるようになるスペシャルステージの奥で待ち構えるボスたち。本編には一切絡まないが、倒すと本編でも使用できる特殊武器が入手できる。全ステージ配信中。
- エンカー
- 「ロックマンワールド」に登場。ロックマンキラー1号で、ロックマンを倒すことに執念を燃やす。
- バスターを吸収して倍返しする技を使ってくる。
特殊武器:ミラーバスター 消費EN1。前方にバリアを張り、敵弾を反射して攻撃する。EN消費は反射時に行われる。 - パンク
- 「ロックマンワールド3」に登場。ロックマンキラー2号。
- 巨大なホイールに変形し、高速回転しながら体当たりを仕掛けてくる。
特殊武器:スクリュークラッシャー 消費EN0.125、連射数4。丸ノコのようなエネルギー弾を放射状に発射する。 - バラード
- 「ロックマンワールド4」に登場。ロックマンキラー3号。原作ではサングラスを付けていた事も。
- 強力な爆弾で攻撃してくる。
特殊武器:バラードクラッカー 消費EN0.5。発射方向を操作できる爆弾で攻撃する。方向はマシ大概の7方向から選択可能。
ピコカキコ
公式トレーラーで使用された曲の耳コピ・ロックマンの記事より
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関連項目
関連リンク
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