ワトソンとは、
- 一般的に英国などの英語圏における苗字「Watson」。なお「ワトソン」はあくまで「Watson」の日本語表記の一つであり、「ワトスン」など他にもさまざまな表記がある。
- ジョン・H・ワトソン - 探偵小説「シャーロック・ホームズ」シリーズの登場人物
- ジャレコのゲームソフト「ミシシッピー殺人事件」の登場人物
- ウィンドウズにおけるデバッグを行ってくれるソフト
- 元えびゆうさん
- ワトソン紙 - 水彩用の高級紙
- ジェームズ・ワトソン - DNAの2重らせん構造の発見者の一人
- エマ・ワトソン - イギリスの女優
- IBMが開発した質問応答システム
ここでは、2,3,4,9について解説
概要(2)
John H. Watson。日本語での表記はジョン・H・ワトソン、あるいはワトスン。アーサー・コナン・ドイルによる著名な探偵小説「シャーロック・ホームズ」シリーズの登場人物。主人公である私立探偵シャーロック・ホームズの友人であり、事件の捜査においてホームズの助手的な役割を務めることも多い。
天才的頭脳を持つホームズの質問に対して一般的な回答を行う。これによって現場の疑問点が明確になり、さらにワトソン=読者として解釈させ物語に引き込む効果があるとされる。そのため、他の推理小説でも彼と類似の役割を担う人物がよく設定されるようになり、そういった人物を「ワトソン役」と表現することもある。
彼は医師であり、事件において急病人や怪我人が出た場合などは医者としての役割を行う。
また、この小説シリーズのほとんどの作品は、彼ワトソンが書き残した記録という体裁となっている。
概要(3)
ジャレコのゲームソフト「ミシシッピー殺人事件」において、主人公のチャールズ卿の後ろについてくる緑の服を着たキャラクター。このゲームソフトはジャレコはアクティビジョンから権利を借りて移植したものだが、移植前のアクティビジョンのバージョンでは「リージス」という名前であり、「ワトソン」という名前で登場するのはジャレコ版のみ。
チャールズ卿は探偵、ワトソンはその助手という設定であることから、上記の「ジョン・H・ワトソン」に影響されて設定された名前だと思われる。
チャールズ卿の指示によりアイテムなどを勝手に持って行くことや、メモをとるなど事件解決に向いた仕事をするがチャールズ卿が落ちる落とし穴に落ちないとか飛んできたナイフをかわすなど微妙に能力が高い。
概要(4)
Microsoft Windows 9x系におけるソフトウェアのメモリ状況を把握するMicrosoftのデバッグツール。ワトソン先生と呼ばれる。一般保護違反と呼ばれるメモリエラーが出たソフトウェアは彼の手によって停止される。
概要(9)
IBMが開発したコンピュータで、自然言語による質問に対して適切な答えを返す。AIの一種だがIBMではワトソンを「Cognitive Computing System」(日本語では認知コンピューティングシステムといった意味)としている。既にコールセンター業務への応用例もあるという。[1]
名前の由来はIBMの事実上の創立者であるトーマス・J・ワトソンから。
関連項目
脚注
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