ワープ&ワープとは、1981年に稼働開始したナムコのアクションシューティングゲームである。
後年、ファミリーコンピュータにリメイク移植されている(ワープマンと改題)。
概要
主人公のファイターを操作して、四方から現れるベロベロを退治するゲームである。
このゲームの最大の特徴は、画面中央にあるワープゾーンを経由して、二種類のフィールドを行き来することにある。
スペースワールドでは銃で、もう一方のメイズワールドでは時限爆弾を使ってベロベロを倒していく。ベロベロは時間経過と共に色が変化していき、赤くなるほど倒した時に高得点が入る。
そして、ワープゾーンが光っているときに中に入ると、もう一方のワールドへとワープする。
基本的にスペースワールドの方が戦いやすく、またボーナスキャラのベムの登場と合わせて高得点が狙いやすい。攻略するために双方のワールドを往復する必要性が薄いのが難点ではあるが、爆弾で敵を倒していくメイズワールドは当時としてはかなり斬新で画期的であり、非常に惜しい作品であると言えよう。
ギャラクシアンやパックマンより後の作品ではあるが、ナムコ最初期の基板を流用しているため、キャラクタは単色でしかもスプライトが存在しないため動きがカクカクである。
ただ、グラフィックの再現が容易だったせいか意外に移植機会には恵まれており、ソードm5とPV-1000、そしてMSXで発売されている。オリジナルは縦長画面なのでレイアウトは変更されているが、基本的にはどのハードのものも忠実な移植である。
ワープマン
1985年7月12日に、ナムコよりファミリーコンピュータ専用ソフトとして発売された。タイトルも変更されているが、グラフィックは完全描き直しで追加要素もある完全リメイク版となっている。
スペースワールドとメイズワールドの2つの世界を行き交うなど基本的なルールはオリジナル版と共通だが、敵キャラは異次元ベムというカラフルで愛嬌のあるものに変更されている。
異次元ベムにはいくつかの種類があり、常に現れるのはソルジャーベムで、ベロ・ドッペ・ガラモの3種類がいる。同じタイプのソルジャーベムを3体倒すとミステリーベムが現れる。ミステリーベムはクワガッタン・オニガラマン・シシトガリアンの3種類。時折現れるE・X・T・R・Aいずれかの文字を持つ異次元ベムはエクストラベムで、倒すと1文字ずつ貯まり、全て集まると1UPする。
また、二人同時プレイも追加されている。自キャラの攻撃は味方キャラに対しても有効であり、弾を当てて行動不能にしたり、爆風に巻き込んで殺したりすることも可能であった。
関連動画
関連項目
- ナムコ
- 深谷正一(開発者)
- STGのタイトル一覧
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