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ワーム(仮面ライダーカブト)とは、特撮作品「仮面ライダーカブト」などに登場する怪人である。
概要
1999年、東京・渋谷に落下した隕石から現れた地球外生命体。人間の姿を真似る「擬態」能力を持ち、人間達に溶け込みながら殺戮を行う。
ウカワーム登場以降はそれまで場当たり的な行動をすることの多かったワームは組織化されていき、ZECTやマスクド・ライダー達と戦う為に行動するようになっていった。
サナギ体と羽化
ワームは最初、サナギ体(サリス)と呼ばれる緑色の姿をしており、後述の成虫体に使役される「戦闘員」的な役割を持つ。その能力は低くクロックアップもできない為、ゼクトルーパーでも十分対応できる場合がある。しかし、身体が茶色くなり、さらに赤熱した後、外殻を脱ぎ去り「羽化」を果たすことで、成虫体となる。
劇中には、クロックアップを視認できる特殊な白い個体が登場したが、羽化することなく仮面ライダードレイクに撃破されている。
成虫体
サナギ体が羽化を果たした姿。コキリアワームを除きほぼ全てが節足動物に似た姿を持つ。その名前はモデルになった虫のラテン語が使われている。
この形態になることで、超高速移動能力「クロックアップ」が使用可能となる。戦闘能力も飛躍的に向上し、最早ゼクトルーパーでは対処しようがない。
知能レベルも高くなり、サナギ体を大量に従え集団戦を行う者や、擬態能力を活かして潜入工作や諜報を行う者もいる。なお、1999年に飛来したワームは、リーダーとなったスコルピオワームが倒されたことで壊滅した。 また、地球に飛来した目的は「ネイティブの抹殺」であったという。
ネイティブ
1971年に飛来した地球外生命体。ワームとは似た姿をしているが、サナギ体には角が生えている。
ワームとは敵対しており、ZECTとともに対ワーム用である「マスクド・ライダーシステム」の開発に携わった。
ワームと異なり、人間に味方する者も多い。例:日下部ひより、田所修一など
劇中で直接羽化を見せたネイティブはいないが、シシーラワーム・グリラスワームはネイティブの成虫である。
その真の目的は「全人類のネイティブ化」である。それを察知していた加賀美陸は、ネイティブに対抗する為に極秘のライダーシステム「ホッパーシリーズ」を開発していた。
なお、劇場版「GOD SPEED LOVE」に登場したワームはこのネイティブの姿であった。
登場したワーム一覧
ここでは、作中並びに「仮面ライダーディケイド」などで登場したワームと、擬態した姿、トドメを記す。なお、複数に擬態していたワームは「など」と記す。なお、フィロキセラワームは「ディケイド」登場以前に「仮面ライダーG」に登場した。
関連項目
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