「戦は常について回り、決して離れないだろう」
概要
ヴァンダム(ゼノブレイド2)とは、任天堂より発売されたNintendo Switch用RPG「ゼノブレイド2」の登場人物である。
CV:玄田哲章
本作に登場する国家の一つ『インヴィディア烈王国』を拠点として世界中に傭兵を派遣しているフレースヴェルク傭兵団の団長。
屈強な体格とその実力は傭兵の間では有名らしく、パートナーであるスザクの武器であるツインサイスの使い手としても知られている。
性格は気さくでその場での感による判断も多いらしい。
しかし、それぞれ個人の様子を観察し彼なりのアドバイスや人手をそっと回すなど周囲の様子をきちんと観察している。
また、傭兵団の仕事中に出会った難民だけではなく孤児も保護しており、傭兵団の拠点であるフレースヴェルグ村で大人になるまできちんと育てている。
なお、『ヴァンダム』と言うキャラクターは過去のゼノブレイドシリーズにも登場しており、特徴として体力(筋肉)にこだわることと直角髭がトレードマークであったが、前者についてはそのまま受け継がれているものの、後者に関してはパートナーであるスザクに受け継がれている。
レックスたちとの関係
主人公であるレックスたちとは物語序盤~中盤で初対面を果たす。
その際、レックスの持つ天の聖杯ことホムラを手に入れるため部下のユウとズオと共に戦闘を仕掛けてくる。戦闘中、レックスを挑発することによりホムラのエーテル切れを誘い、その隙をついて首を狙うが寸前で止めた。
実は彼には天の聖杯を手に入れるつもりはなく、たまたま物資探索中に出会った天の聖杯のドライバーであるレックスの腕を確かめるために勝負を仕掛けたにすぎなかった。
戦闘後、レックスたちを拠点であるフレースヴェルグ村へと案内し、そこでドライバーとして未熟なレックスにパーティに加入することによって戦闘やブレイド、さらにアルスに関しても様々なことを教えてくれることになる。
※※注意※※ この先には、ゼノブレイド2についてネタバレが含まれております。 閲覧は自己責任でお願いします。 |
ヴァンダムの最期とその後
レックスに一通りの指導を終えると世界樹を目指すレックス達のために、かつての戦友であるコールのいるインヴィディアの首都『フォンス・マイム』へと案内する。
無事に首都に到着してコールと面会するが、その夜にイーラのメンバーであるメツとヨシツネがホムラを一人にするためにコールの養子であるイオンを誘拐しホムラだけをカラムの遺跡へと誘い出す。
レックス達はイオンとホムラを助けるためにカラムの遺跡へと向かい、無事に二人と合流する。
しかし、エーテルの流れを操るヨシツネとカムイに力を削がれ窮地に立たされることになる。そして、ヴァンダムはエーテルの流れを阻害されずに自身の体内に直接にエーテルを送り込むため、エーテルを溜めこんだ自身の獲物であるツインサイスを自ら腹部へと突き刺し捨て身の戦闘を開始する。
当初はスザクと共にメツとザンテツを圧倒しレックスを逃がそうとするが、レックスはヴァンダムを一人にするわけにはいかないとそれ拒否。
やがて、武器に込められたエーテルが尽きるとともに、自身へ武器を突き刺したこともありメツに追い詰められる。そして、最後にヴァンダムはレックスに『自らの戦いをしろ』との意味を込めた言葉を言い残し、メツにより止めを刺されることになった。
その後、傭兵の決まりにより彼の墓標はカラムの遺跡に建てられることになるが、そこでレックスはヴァンダムに対し自らの戦いである『ホムラと共に楽園を目指すこと』を約束した。また、彼の死はとあるキャラクターにも大きな思いを残すことになった……
一方でヴァンダムも何かあってもいいようにとユウとズオに遺言を残しており、何かあった際はフレースヴェルグ傭兵団の団長の後継にレックスを指名していた。これによりユウとズオをはじめ多くの団員の手を借りながら、最終的に彼が率いていた頃以上にアルストに名を響かせる傭兵団となることも可能。
ヴァンダムはメレフと共に発売前は主要キャラと紹介されていたのみでパーティキャラクターとはして紹介されてはいなかったものの、海外の戦闘紹介で彼のパートナーであるスザクをレックスが使っていたり、CMであからさまな死亡フラグが立っていたことから発売前よりパーティ加入云々よりも死亡するのではと話題になっていた。そのため一時的とはいえヴァンダムの名を持つキャラクターがパーティに入ることはシリーズ初だったこともあり、彼の加入はプレイヤーを驚かせただろう。同時に脱落の心配も増しただろう
パーティキャラクターとしての特徴
ヴァンダムのステータスは見た目通り体力や筋力が高くなっている。
使用できる期間が短いためぜひ使ってみたいところではあるが、使用可能なブレイドはスザクだけとなっており運用する際はアタッカーのみとなるので少し工夫が必要となる。
ヴァンダムの過去
傭兵団の団長を務めるヴァンダムであるが、実はインヴィディア烈王国の公家の一つであるバローネ家の人物であり、本名はアクィラ・バローネ・ソル・エスティオーレ。
かつて息子がいたと話しており、その息子の死が傭兵団家業を始めるきっかけになった模様。
また、レックスに無くなった息子を重ねていたようで協力する理由の一つとなっているようである。ちなみに『ヴァンダム』の名は幼い頃に好きだった有名人からとったらしい。
傭兵団を大きくしていくと傭兵団任務でラゲルト女王からの依頼が来るのだが、案外ヴァンダムの出自の関係も多少あるのかもしれない。
余談
パートナーであるスザクには戦闘開始時のセリフで『俺は生まれた時からスザクだ!』というものがあるが、ヴァンダムにも戦闘開始時に『俺は生まれた時からヴァンダムだ!』というセリフがある。どちらが言い出したかは不明であるが仲が良かったことがうかがえる。
ヴァンダムの声を演じている玄田哲章氏はゼノブレイドシリーズでは皆勤賞であり、『ゼノブレイド』では冒険序盤の強敵となるゾードを演じていた。『ゼノブレイドクロス』では主人公たちが所属する民間軍事組織『ブレイド』の司令官であるヴァンダムを演じており、奇しくも二作品続けて同名のキャラクターを演じたことになる。
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関連項目
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