ヴィブール(Vibur)とは、クトゥルフ神話TRPGにおける神の名前である。
概要
ヴィブールは巨大で毛皮に覆われた高速移動する放射性の鋳造された石のような旧支配者である。
登場シナリオは、1890年代のイギリスを舞台にしたクトゥルフ神話TRPGの未訳サプリメント『Dark Designs』に収録されている。
別名は〈彼方からのもの〉(A Thing from Beyond)。また「大ネズミ」(giant rat)とも呼ばれているが、シャーロック・ホームズシリーズの一編『サセックスの吸血鬼』で言及された「語られざる事件」の一つ「スマトラの大ネズミ」が元ネタと思われる。
原子力発電所で出現する可能性がある神性で、放射性物質に導かれるようにやってくるのだろうと思われる。6000年前には地球に存在したことが確認されていると言い伝えられている。
ヴィブールはおよそ3メートルから4メートルほどの大きさで3トンほどの大きさがある大岩のようである。
めったに動くことがない存在であり、脚のようなものは存在しない。つやのない黒い毛皮に覆われており、洋ナシのような胴体を隠している。その毛皮は小さな触手になっており、時々動いているという。
脚は存在しないがヴィブールは任意の場所に瞬間移動することができ、その毛皮には地球には存在しない菌を保有しており汚染された人間はヴィブールの奴隷になるのだといわれている。
また、ヴィブールの特徴として最大8センチほどの白熱する青い三角と六角形の結晶の塊を排出する。その塊は放射性から触ったものに重度の火傷を受けるという。
ヴィブールはスマトラ島の一部の教団によって崇拝されているといわれている。しかしヴィブールは崇拝者のことを認識しているのかはあまり動くことがないため不明である。
登場シナリオ: 『スマトラからの脅威/The Menace from Sumatra』- ケヴィン・W・ジャックリン (Kevin W. Jacklin)
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