ICAOコード | VI |
IATAコード | VDA |
コールサイン | VOLGA-DNEPR |
保有機材数 | 42機 |
ハブ空港 | ウリヤノフスク・ヴォストーチヌイ空港 |
就航地 | 世界各地 |
ヴォルガ・ドニエプル航空とは、ロシアのチャーター貨物航空会社である。
量産型としては世界最大の輸送機An-124を多数運用していることで知られ、日本への飛来回数も多い。
子会社には定期貨物便を運航するエアブリッジ・カーゴ(ABW)があり、こちらは成田空港への定期便がある。
概要
ソ連末期の1990年にアントノフ設計局(現:ANTKアントノフ)など、複数の事業体が設立した企業である。ロシアの航空会社としては珍しく、アエロフロートが設立に関与していない。
ソ連崩壊直前の1991年10月に運航を開始し、An-124などの大型輸送機を活用して世界各地の特大貨物輸送を担っている。
近年、小規模ではあるもののロシア国内線の旅客輸送も開始した。
運用機材はAn-124をはじめ、Il-76TDやYak-40などの旧東側機材が多いが、ボーイング747も発注している。また、子会社のエアブリッジ・カーゴの機材はすべてボーイング製である。
特大貨物を扱える貨物航空会社が少ないこともあり、民間企業に限らず(旧)西側諸国の政府や軍からのチャーター依頼を受けることも多い。日本でも自衛隊イラク派遣の装備品輸送や国際宇宙ステーション「きぼう」実験棟の輸送で飛来したことがある。これ以外にも嘉手納や厚木といった在日米軍基地への飛来や、三菱重工で製造したボーイング787用主翼を名古屋(中部)からアメリカへ輸送した実績もある。
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