ヴォルフガング・リーム(1952~)とは、クラシック音楽のうち現代音楽に属する作曲家であり、当初は「新しい単純性」、「新ロマン主義」の端緒となった人物の一人である。
概要
カールスーエの音楽大学に学び、ダルムシュタット夏季現代音楽講習会でシュトックハウゼンやクラウス・フーバーに学んだ。1973年からは母校で教鞭をとっている。
1980年に発表した「ドッペルザンゲ」のように、1980年代以降の「前衛の停滞」、「新しい単純性」、「新ロマン主義」を代表する作曲として扱われることが多い。当初は「新しい単純性」に属する作曲家に特徴的な過去の作曲法や調性の引用などが特徴的であった。
しかしやがて音響自体の表現性を追求し、音そのものを彫琢する前衛的な作風へと変化していった。
また非常に速筆・多作家としても知られるが、2000年代以降は一つの曲にじっくり取り組むことも多くなった。
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さすがになかった。
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