『三国志大戦』とは、株式会社セガ第一AM研究開発部が出したアーケードゲームで、「後漢末期、三国時代をモチーフにした」対戦型カードゲームである。
概要
それぞれ異なった能力をもつ「武将カード」と呼ばれるカードをゲーム盤面上で操作しながら相手の武将や城ゲージと呼ばれるものを削りあいながら闘っていく。この城ゲージと呼ばれるものが特徴的で、相手武将をいくら撤退させたとしても最終的に城ゲージがゼロになる、もしくは時間切れで相手よりも城ゲージが少なければ負けとなってしまう。ALL.NETを利用した全国対戦が可能である。
2007年12月に「三国志大戦3」の稼動が始まり、2008/09/18よりVer.3.10「三国志大戦3 -蒼天の龍脈-」の稼動、2009/07/23よりVer3.50「三国志大戦3 -猛き鳳凰の天翔-」、さらに、2010年6月よりVer3.59「三国志大戦3 -WAR BEGINS-」の稼動が開始された。新Verでは『アーケードカードゲーム初となる、日本・アジア間での対戦が可能となり、韓国やシンガポールを初めとしたアジアの地域(5地域)間で同一バージョン』となっている。
武将カードは「魏」「蜀」「呉」「群雄」「漢」の五つの勢力に分かれている。各勢力に所属する武将は「騎兵」「槍兵」「弓兵」「歩兵」「攻城兵」「象兵」と呼ばれる六つの兵種に分類されている。また、騎兵、槍兵、弓兵は3すくみとなっており、騎兵に対して槍兵が強く、槍兵に対して弓兵が強く、弓兵に対して騎兵が強いといった法則がある。また、Ver.3.1からVer.3.0稼動時に使用停止となった象兵が復活を遂げた。さらにVer3.59では、これまで互換が無いために使用できなかった一部の『三国志大戦2』カードが完全に使用できるようになった。
武将カード、軍師カードともにイラストは、イラストレーターや漫画家が担当している。そのため、コレクターアイテムとしても一役買っている。川原正敏や真島ヒロ、CLAMPといった漫画家も参加しており、更に三国志に関する漫画をそのままカードとして起用した「レジェンド」と呼ばれるカードも存在している。本宮ひろ志(天地を喰らう)、横山光輝(三国志)、王欣太(蒼天航路)などが参加している。Ver.3.1では、『デトロイトメタルシティ』『ユリア100式』『ハチワンダイバー』などの漫画キャラをそのまま採用したものがいくつかある。また、Ver3.59では、「ビッグコミックスピリッツ創刊30周年」とのコラボレーションにより、連載経験のある漫画家が新たに参加し、『美味しんぼ』『めぞん一刻』『最終兵器彼女』『伝染るんです。』などに登場する人物を模したカードが登場した(これらのカードはLE枠以外での登場)。
そして、2012/03/08から、トレーディングカードゲームとして発売。新たな舞台で三国志大戦の幕が開く。
カード
共通
金枠がSR(スーパーレア)、銀枠がR(レア)、黒枠がUC(アンコモン)、白枠がC(コモン)となっており、排出率はSRほど低く、Cは出やすい。また、LE(レジェンド)やEX(イーエックス)のカードも存在する。LEについては概要の説明を参照。EXは雑誌購入時の特典として付いているものが多く、通常のプレイでは排出されない。
レアリティが高いからといって強いカードとは限らず、様々なカードを組み合わせ、適正なデッキを作ることではじめて本領を発揮する。
武将カード
武将カードではカードイラストの周辺に、様々な数値が振られている。
武力‥基本的な戦闘力。高いほど相手の兵力を減らしやすい。
知力‥この能力が高いほど、計略の効果時間が長くなる。ダメージ計略の場合、お互いの知力差により兵力に増減差が出る。低知力の武将カードを使う場合は要注意。
兵種‥騎兵、槍兵、弓兵、攻城兵、歩兵、象兵とある。詳細は下記を参考。
特技‥兵種と武力の間にある項目。特技のない武将もいる。最大3つまで。詳細は下記を参照。
計略‥その武将が使用できる必殺技のようなもの。計略名の右下にある数字は必要士気。1武将1つだが、旋略持ちの武将カードはカードを上下に変えることにより二種類の戦法を使用できる。
属性‥『三国志大戦3』『三国志大戦・天』のカード右上に記載。「天」「地」「人」の三種類。軍師カードの奥義属性と合わせると奥義の初期ゲージが増えた状態からスタートする。また、属性号令により能力が上がることもある。
コスト‥直訳すると費用だが、本作品では最大8コストでデッキを組まなければならない。天下統一大会など特別なゲームではコスト制限が緩和されることもある。基本的にスペックが高いほどコストも多い。VerUPにより、城へ与えるダメージが兵種だけでなく、コストにも影響するようになった。コストが高いほど城ダメージも大きい。
兵種
騎兵‥カードを目標位置まで走らせる途中、オーラが発生しこの「騎馬オーラ」を相手部隊に当てることで突撃ダメージとして大きく兵力を減らす事ができる基本テクニック。ただし槍兵の「槍オーラ」に触れてしまうと迎撃となりカウンターで自分の騎兵が大ダメージを受けるので注意。
槍兵‥部隊の前面に常に「槍オーラ」と呼ばれる無敵槍が備わっている。「盤面上のカードを一定時間停止させた後、カードを動かす」事により槍撃(そうげき)が発生し、乱戦するよりも効率的にダメージを与えやすくなる。騎馬オーラを纏った部隊に向けて刺すと迎撃となり大ダメージを与える事ができる。
弓兵‥一定距離の相手部隊へ弓を放って攻撃する。『三国志大戦3』では走射システムが加わり、一定時間留まった状態から動かすと兵士が転がりながら弓を撃つ。また、特技「放射」を持つ武将は、走射をすることで相手部隊の「槍オーラ」を一時的に消す事ができる。
攻城兵‥通常の兵種より多く攻城ダメージをとることができる。しかし、攻城兵器のため移動速度が非常に遅い。
歩兵‥特徴のない部隊。わずかに早い程度。
象兵‥「はじきオーラ」が特徴で、接触した部隊を象の進む方向へはじくことができる。
特技
「伏」 伏兵‥相手に見えない状態から突然現れて攻撃できる。ダメージは互いの知力で変化する。
「魅」 魅力‥ゲーム開始時、士気の値がアップする。多くのverで1武将0.5士気分上昇。女性武将はほとんど所持。
「柵」 防柵‥ゲーム開始時、部隊の前に柵を置ける。一定回数ぶつけられると消滅する。
「活」 復活‥撤退した時、通常よりも早く復帰できる。また、「活」3つ持ちの武将は非常に早く復帰できる。
「募」 募兵‥戦場で静止していると兵力が自動で回復できる。ただし最大を超えることはない。
「醒」 覚醒‥戦闘後半から、武力と知力それぞれ1ずつ上昇する。ゲームでは、ピキーンという音が鳴ったら覚醒効果が発動したことになる。
「射」 崩射‥走射中に槍兵に攻撃すると、敵の無敵槍を一定時間消す事ができる。ただし回転中の槍は消せない。
「軍」 大軍‥最大兵力が高い。
「乱」 暴乱‥乱形計略の対象となる。
一武将が持てる特技は最大三つだが、特技が付与される計略もある。
軍師カード
『三国志大戦3』では横向きの新カードカテゴリー「軍師カード」が登場。これまでの兵法と変わり、奥義という「兵略」「陣略」「攻略」と呼ばれる3つの能力のうち2つを持つカードであり、試合開始時に選んだいずれかの能力を1試合につき1度だけ使えるというもの。これまでの兵法は、味方武将もしくは相手武将に直接影響を与えるものであったが、兵略には瞬間的に味方武将に直接影響を与える点が受け継がれている。
陣略は、盤面上、好きな位置に設置し、その陣内でのみ味方または敵に持続的に効果が与えることができる。
攻略も盤面上の好きな位置に範囲を設置するが、こちらは使用から発動までに溜め時間が存在し、発動時に範囲内にいると通常の効果を、範囲外にいる場合は微々たる効果を得る、というもの。なお、こちらは陣略と違い、発動後は範囲を気にする必要はない。これらの効果・組み合わせ・陣の形状及び溜め時間は軍師カードによって様々である。
各勢力の紹介
魏
- カラーは赤。
- 司馬炎や賈南風など晋時代の人物、卑弥呼ら倭国の人物(覇-LORD-出展のLE劉備を除く)も魏勢力扱いとなる。
- 騎馬が多く槍が少ない傾向。高知力の人物が多く、バランスの良いデッキが作りやすい。
- 魏の代表的な計略は「雲散」「反計」「隠密」「水計」「英知」など。特に雲散や反計を持った武将は、いるだけで相手への牽制にもなるので心強い。
- 騎馬の多さもあって、突撃スキルを磨きたいプレイヤーにオススメ。ただし槍(迎撃)に弱いので、蜀の挑発計略に要注意。
蜀
- カラーは緑。
- 劉備・劉禅の配下、または彼らに協力した人物が対象。旧蜀(劉璋軍)の武将はここではなく漢所属。
- 槍が多く弓が少ない傾向。
- 蜀勢力の代表的な計略として「長槍」「車輪」「剛槍」といった槍オーラが変化するのが特徴。妨害では「挑発」、ダメージ計略は「落雷」が優秀。弓マウントしてくる相手や素早く城ダメージを奪うのに有効な「縮地」、さらに「大練兵」「寡兵」など兵力の増減で武力強化をはかるカードも登場。より一層の兵力管理が重要となる。
- 演義では、「劉備=主人公」ということもあってか、ゲーム初心者から上級者まで幅広く使われる勢力である。
- 何の考えも無しに号令同士でぶつかり合うと押し負ける事があるので安直な前出し以外での工夫が必要となる。
呉
- カラーは青。孫呉に仕えた武将が対象。
- 弓が多く馬が少ない傾向。
- 呉勢力は「麻痺矢」「弱体弓」「剛弓」に代表される弓主体の計略を持った武将が多い。ほかにも援護兵を呼べる召喚計略やダメージ計略の「火計」、敵城にダメージを与える「流星の儀式」の存在も忘れてはならない。また、「小覇王の○○」や「漢の意地」など少ない士気で済むが効果が切れると同時に撤退してしまう計略もある。
- 相手の攻城ゾーン(通称弓マウント)に押し込めば一気にリードを取れるが、そこまでにたどり着くのが難しい。自動的に攻撃してくれる弓も、騎馬による連突や挑発で無理やり引っ張られてしまうと歩兵同様の存在となってしまうなど弓主体のデッキともなると運用が難しい。
群雄
- カラーは灰色。後に登場する漢を除く様々な軍は群雄勢力としてまとめられた。
- 主に黄巾、董卓軍、呂布軍、公孫瓚軍、袁術軍、馬騰軍(西涼)、南蛮、異民族が該当。
- 「完殺」「卑屈な急襲」「火事場」「一閃」など他の勢力にあまりない独特な計略が多い。
- 特に騎馬ではC成宜、弓兵ではC李傕&郭汜(通称リカクシ)、歩兵ではC張梁(通称ゴリ)、これらのカードはVerが新しく変わっても運用に大きな支障が無いため根強い人気を誇る。
漢
- カラーは紫。
- Ver3.1より追加された勢力で、後漢の者や帝に尽くした将、曹操の暗殺を計画した者などが所属。演義では不遇な扱いを受けた皇甫嵩や朱儁にも最高レアリティであるSR枠が与えられた。また袁紹もこちらに該当し、彼の配下も自動的に漢勢力として登場する。同じように劉焉が漢所属のため、息子の劉璋、劉備の入蜀に反抗した張任や王累もこちら。
- 漢勢力のみ国力という特殊なゲージが導入されている。最大は3。国力が多いほど、計略の効果が高くなる。国力最大時に使用すると国力がゼロに戻る。憂国系計略は使用すると国力ゲージが1減る。
- 「戦乱」計略は使用すると最大士気が減ってしまうので乱発は禁物。しかし、「逆境」計略が最大士気が減った分だけ効果が高くなるため、序盤は戦乱→終盤に逆境で一気に畳み掛ける方法がある。使いこなせれば、他の号令系に撃ち負ける事は無い。
ニコニコ動画における三国志大戦
どんな動画があるか
ひとつはもちろん「プレイ動画」である。かつては外部出力サービスを行っている店が希少のため、対戦動画の殆どがプレイ中の画面をカメラで撮影するといった手法が大多数を占めていたが、2008/7/22から三国志大戦演武場と呼ばれるリプレイ動画作成サービスが開始された。リプレイ動画作成は有料であるが、爆発的な数で三国志大戦のプレイ動画が増えることとなった。
もうひとつは「雑談・開封動画」。三国志大戦は、1プレイごとに1枚カードが排出される。そのカードは、袋の中に入っており、開けるまで何が出てくるかわからない。その未開封のカードを集め、開ける動画が開封動画である。最初は黙々と開けるだけの動画が多かったが「雑談しながらやる者」「開封したカードでデッキを組んで、クイズにする者、対戦に挑む者」など多くの派生が誕生した。
MAD系も多く投稿されており、優秀な動画ほど再生・コメ・マイリストがつきやすい。
投稿時に注意すること
詳細は「演武場」の項で触れるが、相手プレイヤーからの許可が無い場合は、相手の名前を伏せるのが三国志大戦動画のマナーとされている。その理由は、投稿者側の勝ち動画になりやすい本作において、名前を晒してしまうと相手を馬鹿にするためにUPしたと思われるからである。
相手の名前を晒している動画もあるが、「よそはよそ、うちはうち」である。気をつけるべし。
問題点
このゲームのプレーヤーは、名前の後ろに「君主」がつくのだが、動画投稿時のタグは、プレーヤーの名前のみとなっている。この為、Youtube板などにおいては、検索の際、デブリ(いわゆるゴミ)として出てくる事がある事から、その点に配慮し、アイマス等の様に「名前+君主」をつけることが推奨されているが、あまり認知されていない。頂上対決に登場する他作品のゲームキャラ・アニメキャラ君主名のタグが検索妨害にあたることを含め、問題視されているが解決に至っていない。
関連コミュニティ
関連動画
公式
三国志大戦の歴史
頂上対決
プレイ動画(先生何やってんすかシリーズ)
対戦動画以外(MAD・替え歌系)
対戦動画以外(○○集)
関連商品
家庭用ゲーム
本・DVD
プライズ・フィギュア
TCG
関連項目
- 三国志
- セガ / 戦国大戦 / 頂上対決 / 演武場
- 飛天 / 麻痺矢デッキ / おうへいワラ
- 太尉 / 司空 / 丞相 / 覇者 / 覇王 / 征覇王 / 皇帝 / 聖帝 / 天帝
- 三国志大戦プレイヤーの一覧
- 三国志t@isen
- 三国志大戦1枚からスタートシリーズ
- 三国志大戦外部出力
- 三国志大戦本スレ
- 会話付き三国志大戦 / 会話付き戦国大戦
- 横山光輝三国志 / 天地を喰らう / 龍狼伝 / ランペイジ / SWEET三国志 / 蒼天航路 / 覇-LORD-
関連リンク(外部)
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E4%B8%89%E5%9B%BD%E5%BF%97%E5%A4%A7%E6%88%A6


ページ番号: 174033
リビジョン番号: 1404663
読み:サンゴクシタイセン
初版作成日: 08/05/29 21:28 ◆ 最終更新日: 12/01/09 18:29
編集内容についての説明/コメント: 今更ながらゲームの基本説明(兵種・特技など)を追記。また、TCGについて追記。関連動画の大戦歴史動画を新たに枠を設け移動など
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