曖昧さ回避
概要
日本の伝統的な履物、かつ隠し武器である。
一般的な下駄は木の板を組み合わせてできており、そこに穴を開け鼻緒を通すことにより構成されている。具体的には足を乗せる部分と、地面に設置する『歯』の部分が組み合わされている。
歯は通常二本だが、一本のものや三本のものもある。歯がないものもある。履くときには鼻緒を親指と人差し指で挟み込むことになる。
現代日本においては履く機会はめったにないが和服、特に浴衣を来て外出する際には裸足に下駄履きが好まれる。ただし、正式な場では履かれることはない。主に普段着用として使われている。ただし、洋服に下駄を合わせていた時期もあり、昭和などでは学生服に下駄というスタイルでバンカラというファッションも存在した。バンは番長から、カラは下駄を履いたまま歩く際に地面との接触でカランカランという音がなるためである。現在でこれに似たスタイルとしては『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の両津勘吉が警官の制服に下駄というスタイルをとっている。
山での修行をしている山伏などは一本歯の下駄を履いていることが多い。また、山の妖怪である天狗も一本歯の下駄を履いている。
武器としての下駄
以前は誰もが履いており、普通に履物として使用している場合は武器として認識されないため、創作の世界では暗器(隠し武器)として使用される場合がある。
その代表的なものとして『はだしのゲン』が挙げられる。この作品において主人公のゲンは自らの履いている下駄を手にはめ、喧嘩をしていた。
ゲンの場合は場当たり的に下駄を武器としているだけだったが、『魁!!男塾』では下駄を武器とする武術体系を身につけたキャラクターが登場する。この際使われる下駄は歯の部分に『刃』をつけており、他のキャラの日本刀などと同じようにメイン武器として使われている。
下駄の武器化をさらに押し進めると、妖力で空を飛ぶ『リモコン下駄』まで進化する。『ゲゲゲの鬼太郎』にて登場した鬼太郎の使うこの下駄は、一旦足から放たれると使用者の思い通りに空を飛び敵に衝突する。鬼太郎の切り札のひとつであり、数多くの妖怪たちを倒してきた恐るべき下駄である。
ちょっと横道にそれたところでは『南国少年パプワくん』において天候を自由に操ることのできる下駄が登場。靴/下駄を放って地面に落ちた際に上になっている面で明日の天気を占うという遊びから作られたものであるが、局所的とはいえ自在に天候を操る天候兵器であった。
直接は武器に使われていないがガンダムシリーズの宇宙世紀でも下駄は登場する。『機動戦士Zガンダム』においてもビルスーツの行動範囲を広げるための補助兵器として『ゲター』が登場。名前の通り、下駄が元となっている。補助兵器であるためゲター自体は武器を搭載していないが、モビルスーツを載せて戦場に現れる場面が描かれている。
勇者シリーズや一部のロボットもの、戦隊ものなどには、いわゆる「グレート合体」と呼ばれるパワーアップ合体方式があり、主人公ロボットがサポートロボットと合体して最強状態になるものがある。その合体形式は多くの場合サポートロボットが強化パーツへと分割され主人公ロボットに装着される。その際、足を延長するパーツの多くはまるで下駄のように履かれる事から、慣用表現の「下駄を履かせる」と意味を揃えて「下駄合体」などと呼ばれる。
音に聞くと揶揄のように思えるが、下駄合体は勇者シリーズにおいては前身である「トランスフォーマーV」の更に前身である「トランスフォーマーマスターフォース」から連なる伝統的な合体方式であり、下駄が最強パワーアップ用パーツである事に疑う余地は無い。
なお、下駄のようにパーツを履く合体のみを下駄合体と言うので、脛以下を包み込む、または換装するような合体は「下駄合体」とは呼ばれない。
似たような強化パーツ合体に「背負い物」「羽合体」があり、それも言葉を換えただけで本義は下駄合体に等しい。
慣用表現での下駄
生活に密着したものであったためそれなりに慣用表現でも使われている。
- 下駄を預ける - 相手に全てを任せてしまうこと。信頼する相手に使われる。
- 下駄をはかせる - プラス補正を与えること。あるいは実際のものより価値を高く見せること
- 下駄を履いてみないとわからない - 勝負はやってみなければわからないということ
また、自作PC界でも、CPUのソケットを変換するパーツを下駄と呼んでいる。slot1をsocket370に変換するものなどが著名である。
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関連項目
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読み:ゲタ
初版作成日: 09/08/04 21:23 ◆ 最終更新日: 09/12/29 21:22
編集内容についての説明/コメント: PCパーツについての下駄を、「武器としての下駄」から慣用表現の項目に移行。
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