世界カワウソの日とは、カワウソの保護啓発を目的としてイギリスのNPO団体が定めた日である。
概要
世界に生息するカワウソの仲間13種は、乱獲や密輸により絶滅の危機にさらされている。
イギリスにあるカワウソ亜科13種の保存を目指し活動する慈善団体「The International Otter Survival Fund(国際カワウソ生存基金)」は、これらの野生動物の現状について啓発するために、毎年5月の最終水曜日を「世界カワウソの日(World Otter Day)」に制定した。
日本在来種のニホンカワウソは高知県で1979年に目撃されたのが最後で、環境省は2012年に絶滅種に指定した。
各地の動物園や水族館で世界カワウソの日にちなんだ催しが行なわれ、6匹のコツメカワウソを飼育する岐阜県各務原市の世界淡水魚園水族館「アクア・トトぎふ」では「カワウソウィーク」と題したイベントが開催された。
同じくコツメカワウソを飼育する福岡市動物園や、ラッコを飼育する神戸市の須磨海浜水族園でもイベントが実施された。
可愛らしいカワウソやラッコは大人気だが、各施設はこれらのイベントで保全の重要性もアピールする目的がある。
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