中山慎也単語

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中山慎也（なかやま しんや、1982年2月22日-）とは、群馬県太田市出身の元プロ野球選手（投手）である。

概要

城西大学に進学してから頭角を現し、大学祭後の神宮大会で青木宣親、鳥谷敬、田中浩康らを擁した早稲田大学相手に延長10回14奪三振の投球を見せる。

JR東海に就職。その後2005年の大学生・社会人ドラフト5巡目でオリックス・バファローズに指名され入団。背番号49。

2006年、8月から先発ローテーションに入り、援護に恵まれなかったものの7試合に先発して2勝3敗とまずまずの結果を残す。

2007年は二軍で奪三振王を獲得するなどしていたが、一軍登板の機会に恵まれなかった。

2008年は開幕前から先発投手に怪我人が続出したため、開幕2試合目の先発を任されるが、炎上してあっという間に二軍落ち。その後ローテーションの谷間で度々先発しては毎回のように炎上し、10試合で2勝3敗、防御率6.45。投げるたびに当たり前のように炎上しては二軍に帰っていく姿に、一部で「バーニング中山」などと呼ばれるようになる。

2009年は、5月1日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦で3回に8失点したあとも続投させられ、最終的に12失点完投負け（15安打7四死球2暴投、球数は148球）という晒し投げをさせられた。この年は6月以降は一軍に呼ばれず、5試合で0勝4敗に終わる。

2010年8月28日の北海道日本ハムファイターズ戦。この試合で中山は先発して7回を無失点に抑え、なんとダルビッシュ有に投げ勝つという奇跡を成し遂げる。そこから初完投勝利など先発で3連勝を果たし、投球内容も四球での自滅がほとんど無くなるなど大きな成長を見せた。最終的に11試合で3勝3敗、防御率3.83。

2011年は開幕ローテーション入りを果たしたが、4試合で援護点が僅か2と開幕から全く援護に恵まれず4連敗を喫し二軍落ち。交流戦から復帰し、6月3日の広島東洋カープ戦でようやく白星を挙げると、以降は先発ローテに定着、閉幕までローテを守った。初めて規定投球回数に到達し、28試合で8勝9敗1セーブ、防御率2.94。なお与四球69はリーグワースト。

2012年からは背番号34に変更。開幕ローテーション入りしたが、ピリッとしない投球が続き、7月から完全にリリーフに配置転換される。リリーフ転向後は好投を続け、6連投させられるなど熱い酷使を受けた。最終的に中盤まで先発だったにも関わらずチームでは平野佳寿に次ぐ53試合に登板（先発10試合）、1勝7敗14ホールド、防御率2.87の成績を残した。リリーフでの防御率は1.48をマーク。

2013年はリリーフとして開幕一軍入りしたが、立て続けに打ち込まれ4月半ばで二軍落ち。その後は夏場に短期間戻ってきただけに留まり、15試合で0勝3敗2ホールド、防御率6.59という成績に終わった。

2014年は開幕を二軍で迎えたが、一軍昇格後は安定した投球を展開。35試合登板し、1勝1ホールド、防御率2.34。左打者への被弾率も大幅に改善された。

2015年は8試合に終わり、オフに戦力外通告を受けた。12月にJR東海の正社員に再入社し、硬式野球部に復帰した。

JR東海野球部応援団のブログによると、2018年限りで現役を引退した模様。

プレースタイル

非常に大きく曲がるカーブが最大の武器で、他にスライダーやチェンジアップなどを投げる。その一方、2009年まではとにかく制球力が滅法悪く、四球を連発して自滅する試合が非常に多かった。先発として活躍した2010年・2011年も制球力が劇的に改善されたわけではなく、毎回のように四球の走者を背負う試合も多かったが、そこから自滅しなくなったことにより好成績を残していた｡

ちなみに、なぜかホームの京セラドーム大阪やスカイマークスタジアムよりもビジターに強く、2013年までの通算17勝のうち13勝がビジターである。2011年は先発24試合のうち、ホーム（全て京セラドーム大阪）では8試合で1勝3敗、ビジターでは16試合で7勝6敗であった。

人物

元同僚の光原逸裕に、「インド人に似ている」と言われたことがある。

通算成績

通算:10年	登板	完投	完封	勝利	敗戦	セーブ	ホールド	勝率	投球回	与四球	奪三振	失点	自責点	防御率	WHIP
NPB	178	5	0	18	32	1	17	.360	511.0	207	395	242	217	3.82	1.38

関連動画

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関連項目

• プロ野球選手一覧
• 2005年度新人選手選択会議
• オリックス・バファローズ
• インド人を右に