主人公(ドラゴンクエストIV)とは、『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』の主人公のことである。
リメイク版でのデフォルト名は「ソロ」、女性の場合は「ソフィア」。
概要
17歳。木こりの男と天空人の間に生まれたが、両親は行方不明(終盤で示唆される)。
山奥の村で暮らしていたが、デスピサロに村を滅ぼされ、両親や村の人、更に幼馴染にして恋人(女主人公の場合は姉妹のような関係)のシンシアも失う悲劇に見舞われる。デスピサロを見つけて仇を討つため、一人で旅立った。
モンバーバラの姉妹(ミネア、マーニャ)、トルネコ、ブライ、アリーナ、クリフト、ライアンを仲間にし世界中を旅し、地獄の帝王エスターク、更にはデスピサロとの最終決戦に挑む。
ちから、HP、MP共にバランス良く成長する。また勇者のみが使える魔法も存在する。
フィールドでは主人公を一人にした場合、導かれし者を全員仲間にする前は「勇者の故郷」が流れるが、ライアン合流後は「馬車のマーチ」が流れるようになる。
小説版
小説版では「ユーリル」という名の少年。作者の久美沙織によると「あなた(YOU)」の音を込めた単語を探し、北欧の祭「ユーリル」の響きが気に入ったのが命名の由来。
黒髪だが、光の当たる角度によっては翡翠色に見える。瞳も黒いが、感情が高ぶると紅玉髄(カーネリアン)のように赤く燃える。
良く言って純粋培養、悪く言って世間知らずで、からかわれるとすぐむきになり、不貞腐れる。アリーナとは同い年。
光と闇に象徴され、またエルフの少女を愛したという点で、ピサロとは対の存在。
ロザリーヒルの塔の隠し階段を開く曲を無意識に笛で奏でたり、ロザリーを失ったピサロの慟哭の波動を受けて衝撃を受けたり、黒幕からは「黒の皇子(ピサロ)を『進化の秘法』によって最高傑作に仕立て上げる為の駒、翠の皇子」と認識されていたりと、鏡合わせの関係性が示唆されている。
ブランカの山中の名もなき村で、村人たちから大切に育てられる。エルフの少女シンシアと親しかったが、幼い頃から姿が変わらない彼女を不思議がっていた。
だが15歳の時、村に攻め込んできた魔物により村は全滅。自分を地下室に隠してモシャスで身代わりとなったシンシアも、多数の魔物を道連れに死亡。木こりの老人の山小屋で世話になった後、仇である「デスピサロ」の行方を求めてエンドールに辿り着く。そこで辻占をしていたミネアから伝説の勇者であると知らされるが、勇者としての自覚もなく、激しく動揺するという年相応の姿を見せた。
その後はモンバーバラの姉妹に導かれる形で少しずつ仲間と出会い、キングレオ城では遂に「導かれしものたち」が集う事となる。
初期はトルネコから譲り受けた破邪の剣を使っていたが、後に世界樹において天空の剣を手にする。
また攻撃・回復魔法も習得しており、ロザリーヒルではピサロナイト(アドン)との戦いで決死の攻撃を受ける直前、ライデインを放って辛勝を収めた。
作中では天空の城は世界樹と同一の扱いとなり、そこで自分の出生の秘密を知る。
かつて地上に落ち、記憶喪失になった天空人の女をブランカの木こりの青年が見つけて介抱し、夫婦となって子が生まれた。出産の苦痛から記憶を取り戻した女が神(マスタードラゴン)に助けを求め、それを見た神の一瞥が雷となって夫婦を直撃。夫は死亡したが、赤子は傷つく事なく生まれた。
自分こそがその時の赤子であった事、やがて来たる闇を祓う為の勇者として運命づけられた自分を守る為に人々が集い、作られた村がかつての故郷である事を知らされる。
魔界へと降り立ち、デスキャッスルを踏破したその先で、『進化の秘法』によって怪物と化したデスピサロと対峙。無限に再生・進化していくデスピサロに打ちのめされそうになるが、様々な要因から進化の秘法が破綻する。
デスピサロを操っていた黒幕・エビルプリーストを、かつて天空から追放されて神になろうとした天空人と看破して撃破、更にデスピサロの肉体を滅ぼす事でピサロの魂を救済。ロザリーの霊と共に光の中へ消えていくのを見届けた。
光の中で仲間達が故郷に帰っていくのを見届けた後、自分の行き先を決めかねていた所で、かつて失った懐かしい気配を傍に感じるところで、物語は終わる。
天空の勇者が 『大乱闘』に あらわれた!
2019年6月12に配信された「ニンテンドーダイレクト E3 2019」にて、Nintendo Switch用ソフト「大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL」に「勇者」名義でドラゴンクエストⅪの主人公が参戦することが発表、それに伴いカラーバリエーションとしてドラゴンクエストⅣの主人公の参戦が決定した。
性別は男のみで、使用する武器は「天空のつるぎ」と「天空のたて」。また左耳にはスライムピアスが付けられている。カラーバリエーションは『Ⅰ』の勇者風のカラーで、スライムピアスも銀色のメタルスライムカラーになっている。
『DQ5』『DQ6』の勇者も最後の切りふだで登場する。一人だけ杖を掲げてますね
参戦経緯としては、「『DQ11』主人公のモーションを流用できる天空シリーズの勇者」という条件を満たしているためと考えられる(同じ天空シリーズの『Ⅴ』主人公は剣ではなく杖が武器である他勇者でないことから落選、『DQ6』主人公も勇者ではあったが選考に落ちたとされている)。
詳細は「主人公(ドラゴンクエストⅪ)」を参照。
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関連項目
ドラゴンクエストIV 導かれし者たち | |
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キャラクター | 主人公 / ライアン / アリーナ / クリフト / ブライ / トルネコ / マーニャ / ミネア ルーシア / ドラン ネネ / ホフマン / マスタードラゴン |
地名 | バトランド / イムル サントハイム / サラン / テンペ / フレノール / 砂漠のバザー / エンドール レイクナバ / ボンモール モンバーバラ / コーミズ / キングレオ城 / ハバリア / アッテムト 山奥の村 / ブランカ / アネイル / コナンベリー / ミントス / ソレッタ 海辺の村 / 移民の町 / スタンシアラ / ガーデンブルグ / メダル王の城 / ロザリーヒル リバーサイド / デスパレス / エルフの里 / ゴッドサイド / 天空城 |
ダンジョン | パデキアの洞窟 / エスターク神殿 / 世界樹 / デスキャッスル |
ネタ系 | 838861 / 8逃げ / 会心の切腹 / ザキ厨 / 透明気球 / ばしゃときれぼし! / 魔閃攻撃 |
モンスター | ピサロナイト / エスターク / エッグラ&チキーラ |
ラスボス | デスピサロ / エビルプリースト |
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