乃とは、平仮名のの、片仮名のノのもとになった漢字である。人名によく使われる。
漢字として
- Unicode
- U+4E43
- JIS X 0213
- 1-39-21
- 部首
- 丿部
- 画数
- 2画
- 意味
- 順接、逆接などの接続詞として用いる。すなわち、これ、そこで、しかるに、かえって、さきに、もし。また二人称、とくに所有格に用いる。なんじの。一人称にも用いる。それがし。三人称にも用いる。かの。〔説文解字〕の本字は𠄎で、乃は隷書体とある。意味は「詞の曳くことの難きなり」とあり、言葉がすらすら出て来づらいこととある。
- 字形
- 〔説文〕は「气の出だし難きに象るなり」とあり、語気が出てきにくいところの象形とする。
- 白川静は弓の弦を外したところの象形とし、緩やか、順次という意味があるとし、順次の意を副詞的に用いて接続詞として使うのだという。
- 音訓
- 音読みはナイ、ダイ、アイ、訓読みは、すなわち、なんじ、さきに、もし、の。
- 規格・区分
- 人名用漢字である。JIS X 0213第一水準。
- 1951年に人名用漢字に採用された。
- 部首
- 乃は〔説文解字〕で部首である。ほかに𠧟、𠧴を収める。
- 声符
- 乃を声符とする漢字には、仍、扔、艿、㭁、礽、䚮、鼐などがある。
- 参考
- 乃の草書体が平仮名のののもとになり、最初の払いが片仮名のノのもとになった。
- 語彙
- 乃往・乃翁・乃公・乃今・乃至・乃者・乃父・乃祖
異体字
- 𢎧は、〔説文〕にある古文。
- 𠄕は、〔説文〕にある籀文。楷書だと了が三つに見えるが乃が三つの字。
- 𠄎は、〔説文〕の本字で、〔玉篇〕には古文とある。
- 𠧤、𢏩は、〔字彙補〕にある古文。
- 𠚝は、〔字彙補〕にある籀文。
- 𢎗は、〔正字通〕にある異体字。弓に似ているが違う。
関連項目
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初版作成日: 11/05/07 23:43 ◆ 最終更新日: 11/08/28 15:30
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