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"ね~もっとお話したいな~"
乃木園子(のぎそのこ)は、イラストノベル『鷲尾須美は勇者である』のキャラクターである。
アニメ『結城友奈は勇者である』に登場した際のCVは花澤香菜。
プロフィール
概要
名家中の名家、乃木家の出身。
イメージカラーは紫。イメージとされる花はバラ。
非常に天真爛漫でふわふわした性格。語尾には「~」がよく現れている。しかし単にぼーっとしているだけではなく、いざという時の頭の回転はとても速い。
小さい頃から、名家の箱入り娘として厳しく育てられてきたため、友達があまりいなかった。そのためお役目で知り合うことになる須美や銀は彼女にとって特別な存在であった。
また、本作品の2年後の話である『結城友奈は勇者である』にも、CV:花澤香菜で登場している。
日常では
よく寝ている。3人で勉強会などをする時や、授業中などとにかくよく寝る。休み時間は教室内をフラフラして誰とでも話したり、やはり寝ていたりする。
ぼーっとするということのほかに、小説を書くことも趣味。ただし内容は奇特なもののようである。かと思えば、インターネットの小説投稿サイトでは高評価を得ていたりもする。
厳しい家の決まりで、彼女は買い食いやショッピングモール「イネス」に行くことが禁じられていた。もっとも勇者になってからは許可され、須美や銀とともにイネスのフードコートで売られているジェラートを初体験した。
「クレープもいいけど、ジェラートも、こんなにいいモノだったんだね~」
戦闘では
彼女の武器は、複数の刃からなる特殊な穂先を持った槍。突くことだけにとらわれない臨機応変な使い方で、攻撃に防御に大きな威力を発揮する。
戦場でのとっさの判断力は、3人の中でもずばぬけて高い。それを見抜いた担任教師は、彼女を隊長に指名する。
「え、わ、私……ですか~」
須美はこの指名を家柄の高さからくるものだと思い込んでいたが、その後の戦いで園子が自分よりリーダーに適していることを思い知らされ、その後は彼女をしっかりサポートしていくことを再認識した。
途中から、勇者システムのアップデートにより「精霊」と「満開」が実装されることになるが、「満開」の実態についていち早く感づいたのも、やはり彼女であった。
また、彼女の精霊「鴉天狗」は一連の作品に登場する精霊の中で唯一外観が描かれていない。
戦いの結末
小説第8話の「瀬戸大橋跡地の合戦」において、彼女と須美はバーテックス3体相手に苦戦を強いられた。そこで彼女たちは勇者の切り札である「満開」を使うことで応戦していたが、満開を使うごとに体に障害が出ていた。様々な事実を考慮した結果、彼女は「満開には重い代償が伴う」ということに気づいてしまった。
その後気絶した須美を気遣い、彼女は満開を繰り返しながら孤軍奮闘し、ついに勝利を収める。
「勇者は根性、だよね~ミノさん!」
10回以上満開した彼女が背負ったのは、通常の日常生活が送れなくなるほどの重すぎる代償だった。
勇者は満開するごとに強くなるため、彼女はこの時点で勇者としては無類の強さを誇っていた。そのため彼女は大赦によって「切り札」として直々に管理されることになった。
『結城友奈は勇者である』での登場
『結城友奈は勇者である』第8話と第10話で登場。
第8話では美森と友奈だけを瀬戸大橋跡地に呼び出し、勇者システムの真実を伝えた。
第10話では、自らの病室を訪れた美森に、神樹が作った壁(結界)の外がどうなっているのかを告げ、これが東郷が暴走するきっかけとなった。また、この時明らかになった彼女の病室は、異様というほかなかった。
その後
後日談小説『その後の園子』で三たび登場。
アニメ最終話の展開と同じように体の機能を取り戻した彼女は通常の日常生活が送れるようになり、讃州中学に通学することになる。入部する部活はもちろん勇者部。他の勇者部メンバーともすぐに打ち解け、勇者部が通ううどん屋「かめや」で歓迎会が行われた。
その後彼女は東郷家で、これまでのことや大事な友について美森と2人きりで話し込んだ。そして彼女は全員に供物が戻ってきた理由、勇者システムのさらなるアップデートについて語った。
彼女はようやく平穏な日常を取り戻した。これからは亡き友の分まで、楽しい青春時代を送ってほしいものである。
関連項目
外部リンク
鷲尾須美は勇者である |
鷲尾須美 - 乃木園子 - 三ノ輪銀 |
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