九条ひかり(くじょう ひかり)とは、『ふたりはプリキュアMaxHeart』の主人公の一人である。
担当声優は田中理恵。
概要
九条ひかり
初代プリキュアの2作目「ふたりはプリキュアMaxHeart」(通称MH)から登場する。
なぎさとほのかの2つ下の学年程度でまぎれこんだ、三つに分かれた光の園のクイーンの要素のうちの、命にあたる。
三つ編みで髪をひっつめており、プリキュアシリーズ2代目の凸であるが、雪城ほのかより明確に凸を見せているため、実際彼女がプリキュアシリーズの初代凸キャラかもしれない。
藤田アカネのいとことして、彼女の経営する「タコカフェ」を手伝っている。
なぎさからは「ひかり」、ほのかからは「ひかりさん」と呼ばれている。
女王の命であるゆえか、あるいはポルンやルルンが「優しいポポ(ルル)」というほどの穏やかさから、無印ではわがままを暴走させていたポルンが非常におとなしくなっていた要因になっている。
学力はいいほうであるが、こちらの世界に来てから日が浅いため、まわりに取り残されがちでやや天然気味に見られてしまう。多くの人へ丁寧語で話し、やや引っ込み思案なところがある。
第15話では、最初こそ多幡奈緒と加賀山美羽という同級生に対して名字+さん付けで呼び、どちらかというと遠慮がちに喋っていたが、当話終了後には3人とも名前呼び捨てで呼べるような間柄になった。ひかりが奈緒と美羽を名前呼び捨てにする場面を見ていた美墨なぎさと雪城ほのかは、かつての自分たちを思い出しているようであった。
奈緒と美羽に「あこがれの先輩は?」と問われて、なぎさの名前を出してしまうほど、彼女へ気持ちをかたむけているようであるが、質問の直後に藤P先輩の前で顔を赤らめるなぎさという場面を思い出しているので、もしかしたらその場面を説明しようとしただけのかもしれない。しかし、もし言いきってしまっていたらなぎさが恥をかくだけなので、途中で話を止められてよかったのかもしれない。
無論、ひかりがなぎさを頼りにしていることは間違いないのだが。
なお、なぎほのを支持する人からは空気扱いされがちであるが、MaxHeartという作品が、彼女を中心とし、ハーティエルを通じて彼女が「クイーンの命という要素」という存在から「普通の人間の少女」としての成長と「人間としての存在の確立」を描く物語という解釈も存在するため、間違ってもいらない子ではないので注意。
誕生日は1992年9月9日。なぎさとほのかの二つ下で、S☆Sの二人と同い年になる(但し、オールスターズでは咲舞より年下となっている)。余談だが、生年月日が設定されている他の4人とは異なり、誕生日(あるいはその前日)が放映日の誕生日回が無かった。現在では公式から生年が削除されている。
シャイニールミナス
-輝く命 シャイニールミナス-
九条ひかりがポルンの力を借りて変身した姿。プリキュアシリーズ初の異世界出身の戦士であり、
以後7年間記録が更新されなかった最年少プリキュア。現在では3番目に年齢の低いプリキュア。
「人の姿と名前を持ち、妖精の力で変身する戦士だとしても、人間としての発生をしていない場合プリキュアとして扱われない」といった定義が当てはまる存在になる先駆である。もっとも、ふたりとか5人というタイトルに押し出されてプリキュアになれなかったという説もある。そして「スイートプリキュア♪」では初の妖精出身プリキュアが誕生しているため、ある意味不遇な存在ともいえる。
他のプリキュアと比較して、大きな戦闘能力を持つわけではないらしく、敵に勇敢に立ち向かっていくブラック・ホワイトに対し、変身したあとはポルンを抱えてひたすら逃げる描写が多い。そのため「仕事しないルミナス」や「ブラックが殴る!、ホワイトが蹴る!、ルミナスが逃げる!」などのネタが定着してしまっていたりする(プリキュアショーでも戦闘場面になると、ひとりでさっさと退場してしまうこともしばしば)。
しかし、強大な力を持つ光の園のクイーンから分離した”命”を司る存在であるため、他のプリキュアにはない大きな潜在能力を持つ。
劇場版「ふたりはプリキュアMaxHeart2 雪空のともだち」ではクイーンの力を目覚めさせ自らの力でスーパープリキュアとなり、一度は命を落としたとされる鳳凰”ひなた”に再び力を与えた。
なお、シャイニールミナスは当時の幼女に大人気だったようである。
この現象は、プリキュア5の美々野くるみ(ミルキィローズ)でも同様のことが発生していることから、2年目で追加されたプリキュアは幼女受けがよいらしいことが伺える。
チームで年下および3番手であり、髪の色が黄色であることから他のプリキュアチームにあたるキュアレモネード、キュアパイン、キュアサンシャイン等のイエロー系に分類されることも多いが、コスチュームのカラーからピンク系戦士とも見て取れるため、現在も続くピンク系戦士の元祖と言ってもいいだろう(ちなみにキュアブラックにもピンクが使われているがメインではなくサブカラー)。
但し、プリキュアオールスターズDX3では、イエローチームに属して行動している。
ちなみに、シャイニールミナスはgoogleで検索してはいけない言葉のひとつだったが、現在ではそれほどでもない。
個人技・能力
- ルミナス・ハーティエル・アンクション
ハーティエルバトンをバトンモードに変形させ、回転させながら敵めがけて打ち放つことで虹色の光で動きを封じる技。その効力は絶大で、幹部クラスの敵にも通用する。TVシリーズではブラック、ホワイトがマーブルスクリューを放つまでの足止めに使用されることが多く、オールスターシリーズでは複数の敵を同時に束縛することもあった。意外に知られていないが、プリキュアに当たった場合は回復させる効果がある。
また3人での合体技エキストリームルミナリオではハートモードのバトンから虹色の光を放ちブラックとホワイトに力を与える。
ちなみにこのハーティエルバトン、変身バンクの終わり際に持っているように見えるが実は持っていない疑惑がある。両必殺技を撃つ場合には必ず空から降ってくる。その元々の形状はほとんど人工衛星サイズ。初の衛星兵器と呼んでいいかもしれない。 - ルミナスバリア(通称であり正式名称不明)
ハーティエルブローチェを胸のリボンの部分に装着することで、強力なバリアを発生させる能力。
TVシリーズ、オールスターシリーズ含め一度も破られたことが無く、歴代でも最高峰のバリアではないかと噂されるほど。同じくバリアを持つプリキュアとしてはスプラッシュスターの精霊バリア、キュアミントのミントバリア系、キュアサンシャインのサンフラワーイージス、キュアロゼッタのロゼッタウォールなどが存在するが、それぞれ何らかの状況で破られている(ロゼッタウォールは攻撃に転用された)
使用頻度は低めだが、オールスターでの戦いでは、とっさの判断でフュージョンの攻撃から他のプリキュアを守った。
関連動画
関連静画
関連コミュニティ
関連項目
- プリキュアの一覧
- 田中理恵
- ふたりはプリキュアMaxHeart
- 美墨なぎさ / キュアブラック
- 雪城ほのか / キュアホワイト
- 美々野くるみ(ミルク) / ミルキィローズ(同じ「キュア」がつかない戦士2人目)
- ローラ(こちらも「キュア」がつかないメインキャラ)
- 春日野うらら / 春野はるか / 天ノ川きらら / 夏海まなつ / 涼村さんご(同じ中学1年生のプリキュア)
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