二代目は☆魔法少女とは、2008年6月27日にすみっこから発売されたアダルトゲームである。
概要
任侠+魔法少女ものという異色の組み合わせで、OPもイントロだけ聴けば演歌かと思いきや、実はロックだったという、いわゆる「演歌ロック」というべきジャンル。
また、登場人物の名前は任侠映画やそれに出演していた俳優からつけられている。
あらすじ
十数年前にとある魔法少女の活躍で滅びの危機から救われた魔法の国「ニンキョナーサ」だったが、今では侠気(おとこぎ)が失われつつあることと、魔界マフィアに狙われたことで再び滅びの聞きを迎えようとしていた。かつて国を救った魔法少女は既に亡くなっており、魔法少女の子供も男の子だったため、ニンキョナーサでは「侠気」あふれる魔法少女の登場を待ち望んでいた。
現実世界では、主人公の菅原文太郎が住んでいるアパートが火事になったため住むところがなくなってしまった。親切にも声をかけてくれた女の子の家が実はヤクザの屋敷で、女の子も「鬼龍組」の組長だったが、その家が女所帯だったため、あっさりと居候を決め込んでしまうのだった。
そして…。
登場人物
主人公
- 菅原文太郎(すがわら ふみたろう)
- 大学の文学部に通っている学生で大の女好き。「女は守るもの」という考えがあるため、何があっても女の子には手を出すことはないがHはする。男だがけんかはからっきし。しかし打たれ強いため、何度ボコボコにされようがすぐに怪我が治る。しかし、無茶のしすぎは、ヒロインを心配させる事にもなる。実は極度のマザコン。ちなみに、名前の元ネタは菅原文太(俳優)。
攻略ヒロイン
- 鬼龍院ハナ(きりゅういん はな)CV:青葉りんご
- 鬼龍組の二代目組長。外見こそ幼いが、先代組長亡き後の組を上手くまとめ上げている。性格は竹を割ったようにサッパリとしており、些細な事なら笑って許してくれる江戸っ子姉御肌。町の人達から頼りにされている。意外と嫉妬深いところがあり、ハナルートでは他の女性と楽しく喋っていた文太郎を見てすねていた。なお、メインヒロイン補正なのか、ハナルートは4人の中で最も長いシナリオである(ある意味王道と言ってもいい)。ちなみに名前の元ネタは鬼龍院花子(映画『鬼龍院花子の生涯』の主人公)。
- 緋牡丹お龍(ひぼたんおりょう)CV:涼森ちさと
- ハナが文太郎の母・松枝の形見である魔法のドスを抜いて変身したのが、二代目の緋牡丹お龍である。変身前とは違い、変身後は胸は豊満で体も引き締まっており、衣装ももろ肌脱いだ着流し姿となっている。また、胸はさらしを巻いており、左肩には緋牡丹の刺青がある。長ドスを得物に戦っているが、れっきとした魔法少女である。なお、◯◯と××の△△が□□になったとき、通常とは別のお龍さんになることができる。また、攻略ヒロインの中で唯一変身前後でCVが違う。ちなみに、名前の元ネタは緋牡丹お竜(映画『緋牡丹博徒』シリーズの主人公)。
- 哀川つばさ(あいかわ つばさ)CV:中瀬ひな
- 文太郎が通っている大学の同級生で、普段はあまり目立たない女の子。だが、眼鏡っ娘でかなりの巨乳の持ち主なので女好きの文太郎が以前に口説いたことがあったが、男が苦手なので顔を赤らめて逃げられたことがある。実はロリ・ショタ・BLなんでいけるというスーパー腐女子であり、同人漫画も描いており、メイド喫茶でアルバイトもしている。他の3人が割とシリアスであるのに対して、つばさルートはある意味お馬鹿シナリオと言っても過言ではない。ちなみに、名前の元ネタは哀川翔(俳優)。
- 魔法少女アサルトセピアCV:中瀬ひな
- つばさが魔法のステッキで変身した姿が、「魔界FBI特別捜査官」のアサルトセピア。ハナ→お龍の変身と違って、つばさ→セピアの変身は幼女の姿となる。一応正統派の魔法少女で、この手のものにつきものの謎の生物(キパ)をお供にしている。しかし、高いところから登場したり、必ず名乗らないと気が済まなかったり、漫画・アニメ・特撮のセリフをパロったりするという変身前より痛々しいところがある。ちなみに、名前の元ネタは一世風靡セピア(哀川翔が昔所属していたグループ)。
- 高倉すなお(たかくら すなお)CV:まきいづみ
- 鬼龍組(というよりもハナ)のボディガードを務める女子高生風の女の子。男でもかなうものがいないというほど剣の腕は立つものの、極度の人見知りかつ引っ込み思案であり、事あるごとにハナの後ろに隠れてしまうため、「どっちがお守りか分からない」と言われている。しかし、人間以外の物(例:魔法のドスの「サブ」)や敵が相手だと普通に喋ることができるようである。また、彼女の背中には大きな傷痕がある。他の3人と違って魔法少女ではなく、すなおルートでは魔界マフィアの話が殆ど出てこないのが災いしたのか、シナリオは短くCGも少ない。ちなみに、名前の元ネタは高倉健(俳優)。
サブキャラ
味方側
- 菅原松枝(すがわら まつえ)CV:大波こなみ
- 今は亡き文太郎の母親にして、実は先代の緋牡丹お龍。事あるごとに文太郎の回想に登場しているが、それにはとある理由がある。
- 鬼龍院好江(きりゅういん よしえ)CV:三条リカ
- 先代組長の後妻なのでハナの母親になるわけだが、普段はハナは「好江さん」と呼んでおり、好江もハナを「ハナちゃん」と呼んでいる。実は松枝の実妹だが、魔法少女ではない。好江が持つ雰囲気は松枝とは真逆。
- 竹内ちから(たけうち ちから)CV:金田まひる
- 血の気がかなり多い、鬼龍組の特攻隊長的な女の子。誰よりもハナの事を慕っているため、文太郎のことを嫌っている。口より手が先に出るタイプで、文太郎は何度かボコられた。ちなみに、名前の元ネタは竹内力(俳優)。
- 竹内力也(たけうち りきや)CV:中澤アユム
- ちからの兄。現在は訳あってライバルの虎狼会(ころうかい)に身を寄せているが、その理由は本人と鬼龍組先代組長でないと分からない。ちなみに、名前の元ネタは竹内力と安岡力也(どちらも俳優)。
- トメ婆ちゃんCV:名和野恋
- つばさの曾祖母で主人公がアパートに住んでいた頃からの知り合い。実は、昔は白ばら乙女という魔法少女として活動していた(ちなみに、名前の元ネタは特撮番組『太陽戦隊サンバルカン』に登場した白バラ仮面)。白ばら乙女のCVはまきいづみ。
- 三船敏江(みふね としえ)CV:金松由花
- 文太郎達がお世話になる町の診療所の女医さんで通称「赤ひげ先生」。酒好きで何かとエロい考えをしているが、文太郎とヒロインの事を考えていたりとまともなところもある。ちなみに、名前の元ネタは三船敏郎(俳優)と赤ひげ(小説・映画等の『赤ひげ』の主人公)。
敵側
- イグニオスCV:中澤アユム
- いけすかない態度の魔界マフィアの幹部…のわりには魔法少女相手だと雑魚。
- エッジCV:大久保けんたろう
- 虎狼会組長の息子で、本名は虎渡吾郎。チャラ男で外道でロリコン…と危ない奴だが、とある趣味の人にとってはありがたい存在…なのかもしれない(多分)。
- 組長CV:植木亨
- 虎狼会の組長。鬼龍組先代組長が死んだ途端に鬼龍組乗っ取りを企み、魔界マフィアと手を組んだ。
- ルクレツィアCV:名和野恋
- 攻略ヒロインでもないのに、文太郎と一番最初にH(CGつき)をすることになる謎の女性。その正体は、魔界マフィアの首領であるカリギュラ。そして、かつての松枝のライバルでもある。
主題歌
- さくら、ひとひら(オープニング曲)
作詞:玉沢円 作曲・編曲:佐々倉マコト 歌:Riryka
ゲームでOPムービーが流れるのは、ハナが最初に緋牡丹お龍に変身した後。
フルバージョンはハナを攻略(もしくは全員攻略?)するとサウンドモードに登録される。 - ユウキノカケラ(エンディング曲)
作詞:玉沢円 作曲:金子剛 歌:真理絵
フルバージョンは一度でもエンディングまで到達するとサウンドモードに登録される(?)。
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関連項目
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