二代目テトとは、重音テトに関連するキャラクターの一つである。
概要
二代目テトとは、重音テトの没デザイン案の一つに付けられた通称である。
誕生の経緯
重音テトは元々、2ちゃんねるのVIP板において、2008年のエイプリルフールの釣りネタとして創作された、架空のVOCALOIDであった。
そのヴィジュアルを決めるに当たって、提示されたデザイン案の中の一つが、現在「二代目テト」と呼ばれているキャラクターのイラストであった。
しかし、このイラストは最終候補まで残るものの、結局は「線」によって作成された、現在のテトのデザインが採用され、こちらの案は没となった。
初音ミクの公式イラストを踏襲したためか、全体の雰囲気はミクに近く、髪型もミクのツインテールの先端をドリル状にしたようなもので、加えて服装はMEIKOにやや似ている。
採用された「線」案にも言えるが、後発のVIPPALOIDと比較すると、より「VOCALOIDのパチモン」という性格が強調されたデザインであった。
「二代目テト」と呼ばれる所以
そこで終わっていれば、そのまま忘れ去られていくのみのキャラクターであった。
(そもそも重音テト自体、当初は四月バカ用の一発ネタとしか考えられていなかった訳であり、況やその没デザインが、である。)
再浮上の端緒となったのは、「線」がスレの一番最初に冗談で作った、「無駄に頭身の高いドリル付きドラえもん」の画像であった。
いつしか「初代テト」と呼ばれるようになったこの変なキャラが、重音テト人気の中で、ドリえもんPやツブラヤPといった作り手によってフィーチャーされ、一部でコアな支持を集めてしまう事になる。
すると、初代テトの次に出てきたテトのプロトタイプという事で、件の没イラストは「二代目テト」と呼ばれ始めるようになったのである。
MMDモデル登場へ
初代テトがまさかのMMDモデル化を果たし、そのキモカワイイ容姿で注目を集めるようになると、「二代目テトのMMDも見たい」という声が上がり始めた。
とはいえ、ネタ要員として強烈なインパクトを誇る初代に比べると、二代目をモデル化する事に意義を見出す製作者はなかなか現れなかった。
しかし、その希望は一人のMMD職人によって実現される事になる。
デザインの不採用が決定した日から、それは実に1176日後の出来事であった。
暫定版だが、配布も開始された。
関連動画
ドリえもんPの手書きPVでは「2」さんとして、「1(初代テト)」の妻、そして「3(重音テト)」の母という配役で登場した。
関連項目
外部リンク
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