京津線とは、京都市東山区の御陵駅から滋賀県大津市の浜大津駅までを結ぶ、7駅・7.5kmの路線である。
概要
元々は京津三条・浜大津間を結ぶ路線だったが、京都市営地下鉄東西線開業と同時に御陵駅から西を廃止して現在に至る。なお、御陵駅から西には東西線に片乗り入れで運行中。
元々からして「京阪カーブ式会社の真骨頂」とまで言われる急勾配や急カーブ、さらには併用軌道(京都の併用軌道区間は地下鉄移行時に廃止されたが、大津には上栄町・浜大津間に併用軌道区間が存在する)を2両編成の電車が走るというカオス路線だったが、地下鉄に乗り入れたことで電車が4両編成になって、さらにカオス化が進行。どれほどのカオスなのかは百聞は一見にしかず、関連動画で確かめてほしい。
この路線で運行されている電車・800系はその運行形態故に1両当たりの費用が2億円と新幹線並に高い。
地上区間は勾配があまりに急で、かつカーブも多いことから、「西の箱根登山鉄道」「大津登山鉄道」などの別称があったりなかったりする。
地上時代は1981年まで急行(三条、御陵、京阪山科、四宮、上栄町、浜大津に停車)が、地下化切り替え直前まで準急(京津三条、御陵~浜大津に停車)が存在していた。普通列車は一部列車をのぞき、京津三条~四宮間で運行していた。これは準急や急行に充当していた車両が、路面区間での乗降に必要な設備を装備していなかったためである。
駅一覧
駅名 | よみ | 駅番号 | ■乗り換え路線 ○駅周辺施設 (備考欄) |
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京都市営地下鉄 東西線 太秦天神川駅、又は京都市役所前駅まで乗入 三条京阪駅で京阪本線(三条駅)に接続 |
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御陵駅 | みささぎ | T08 | |
京阪山科駅 | けいはんやましな | OT31 | ■JR西日本 A琵琶湖線(山科駅) ■JR西日本 B湖西線(山科駅) |
四宮駅 | しのみや | OT32 | ○ |
追分駅 | おいわけ | OT33 | ○ |
大谷駅 | おおたに | OT34 | ○ |
上栄町駅 | かみさかえまち | OT35 | ○ |
びわ湖浜大津駅 | びわこはまおおつ | OT12 | ■京阪 石山坂本線 ※2018年3月16日までは「浜大津駅」 |
廃止区間
→の右に書かれている駅名は京都市営地下鉄東西線の代替駅
京津三条駅 → 三条京阪駅
東山三条駅 → 東山駅
蹴上駅 → 蹴上駅
九条山駅 → 代替駅なし
日ノ岡駅 → 御陵駅
御陵駅
関連動画
ちなみに、毎年10月に行われる大津祭の時には併用軌道上で電車と曳山との併走が見ることも出来る。
さらに、かの電車でDではそのカオスさ故に対決ステージとして登場するほど。
関連項目に乗り換え
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