仕事を選んだ結果がこれだよとは、ある種の賞賛、あるいは諦めの言葉である。
概要
『仕事選べ』。
有名なクリエイターやアーティストが明らかにそのイメージと違う仕事をしている、いい意味でふざけきった偉業を成し遂げるなど、本人のネームバリューには不相応な活動に参加している際にこうしたコメントが見受けられることがある。
しかしその仕事を受けた舞台裏まで考えてみると、「これは本当に本人が自発的にやりたかった仕事なのだろうか?」「上に言われて嫌々ながらやっている仕事なのではないか?」という勘ぐりは当然存在する。
有力なクリエイターやアーティストとていち組織人である以上、上から回されてきた仕事に対して気軽にノーを突きつけることはできないものである。理由は様々あるにせよ、『断れない仕事』というものはある程度有名になっても、いや、逆に有名になったからこそ存在するものなのだ。
「組織に属さないフリーランスの人間ならばそんなことはないのではないか?」などと思う方もいらっしゃるかもしれないが、ところがぎっちょん、全く逆である。フリーで仕事をするなら自らの持つ人脈・ツテを最大限に利用していかなくては仕事にならないため、ある意味で組織人以上に『断れない仕事』が発生するのがフリーランスなのだ。
しかし、
① 「あんたなら絶対断る権力持ってるだろwwwww」or「なんで志願したしwwwww」というべき人間が、
② 「この人を使わなくてもよかっただろwwwww」という仕事を受け、
③ 「どうしてこうなったwwwww」という偉業が顕現する
というケースも、少数ではあるが確かに存在するのである。
そうしたケースを指して、人はこう言うのである。
「仕事を選んだ結果がこれだよ」と…。
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