概要
キ―――――――ン
キ――――――
――――キキ
――――――ン
キ――――ンッ
―――――――――ッ
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話す速度を落とせないの?可聴域を超えてるわ
代理構成体とは、弐瓶勉の漫画作品「BLAME!」に登場する用語。
同作品には「ネットスフィア」という情報ネットワーク空間が登場するが、ネットスフィア内の支配レベルが「統治局」である。統治局がネットスフィアから「基底現実(仮想空間ではない現実世界のこと。ネットスフィア内の仮想現実と対比させた言葉)」へ干渉する際に用いるのが、この代理構成体。
ネットスフィアから基底現実にダウンロードされるかたちで、(恐らくナノマシン等を使用して)そのへんの建材などから造換されて構成されるようだ。
統治局はあくまでネットスフィア内の存在であって、基底現実にいる生物に直接コンタクトをとることができない。そのため基底現実に代理構成体を転送し、それを通して基底現実の生物とコミュニケーションをとるようだ。
なお、冒頭の「キーンキーン」は初登場した際に本作の主人公「霧亥」とその同行者「シボ」に話しかけたときの発声。基底現実のタイムスケールを考慮せずに喋りだしたらしく、周波数が人間の聴ける範囲を超えてしまっている。
会話だけでなく戦闘能力もそれなりに有しており、人間の集落をセーフガードから防衛するために戦っていたこともあった(「セーフガード」とはネットスフィア内の保安部門のようなもので、ネットスフィアに接続する為の「ネット端末遺伝子」を持たない者を不法居住者と見なして殺戮する。作中では遥か昔に人類はネット端末遺伝子を喪失しているため、全人類がセーフガードの殺戮対象となっている。統治局はネットスフィアの支配レベルではあるものの、セーフガードを停止させる権限を有していない。)
メッセージを伝える、道案内をする、セーフガードを食い止めるなど、物語のいたるところで霧亥たちをサポートする。
関連項目
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