概要
一般的には伊勢神宮と呼ばれているが正式な名称は「神宮(じんぐう)」である。
また、日本全国の約8万社の神社を包括する神社本庁の本宗である。
伊勢神宮は皇大神宮(こうたいじんぐう・通称内宮(ないくう))と豊受大神宮(とようけだいじんぐう・通称外宮(げくう))の二つの正宮に別宮、摂社、末社、所管社を含めた125の神社からなる。
皇大神宮には皇室の御祖神で日本人全員の総氏神である太陽を神格化した天照大御神が祭られ、豊受大神宮には食物と穀物を司る女神である豊受大御神が祭られている。
内宮の宮域は5500ヘクタールの広さがあり、神域と宮域林に大別される。神域は社殿を中心とした付近93ヘクタールの区域で創建以来一度も斧を入れたことの無い禁伐林となっている。宮域林はさらに神域周辺と宇治橋付近1000ヘクタールの第一宮域林とそれ以外の4400ヘクタールの第二宮域林に区別される。第一宮域林は大部分を天然林が占め、樹木の育成に必要な場合を除いて伐採が禁じられている。第二宮域林は五十鈴川水源と宮域の風致保全を目的としている他、社殿造営用の備材もここで育てられている。
伊勢神宮では20年に一度神宮式年遷宮(式年遷宮)と呼ばれる、社殿を全て新造し御神体などを新しい社殿に移す儀式が行われている。次回は平成25年(2013年)に行われる。
創祀
日本書紀によると当初天照大御神と御神体の八咫鏡は宮中にて代々天皇によって祭られていたが、第10代崇神天皇の時代(紀元前97~29年頃)に大和の笠縫邑にて豊鍬入姫命(とよすきいりひめのみこと)が祭ることとなり、その後、第11代垂仁天皇の時代(紀元前29年~紀元69年頃)に倭姫命(やまとひめのみこと)が新たに祭る土地を探すことになった。倭姫命は大和、伊賀、近江、美濃の国を巡った後、約2000年前に伊勢の国の宇治にある五十鈴川の川上に社を築いて鎮座し、現在の伊勢神宮に至る。
御神体
祭神
皇大神宮(内宮)
- 天照坐皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ) 伊弉諾尊によって生み出された太陽を神格化した女神。皇室の皇祖神とされる。詳細は「天照大神」の記事を参照。
※天照大御神の最高位の尊称。他の神の記載も同様
皇大神宮別宮
荒祭宮
月讀宮
- 月讀尊荒御魂*1(つきよみのみことのあらみたま)
- 月讀尊(つきよみのみこと) 伊弉諾尊によって生み出された天照大御神の弟神。月を司り闇を統べる神。
- 伊弉諾尊(いざなぎのみこと) 国産み、神産みを行った2柱の神のひとり。伊弉冉尊の夫で男神。
- 伊弉冉尊(いざなみのみこと) 国産み、神産みを行った2柱の神のひとり。伊弉諾尊の妻で女神。
瀧原宮
伊雑宮
風日祈宮
- 級長津彦命(しなつひこのみこと) 神産みによって生み出された風の神。元寇の際に神風を起こしたとされる。
- 級長戸辺命(しなとべのみこと) 神産みによって生み出された風の女神。元寇の際に神風を起こしたとされる。
倭姫宮
豊受大神宮別宮(外宮)
多賀宮
土宮
月夜見宮
風宮
*1 荒御魂(あらみたま)について
日本では古来より神について、人間に様々な恵みをもたらす一面と逆に天災などの災いをもたらす別の荒々しい一面の2つの側面があると考えられており、同一の神でも全く異なる程の激しい二面性であった。災いをもたらす程の荒々しい一面は荒御魂(あらみたま)または荒魂(あらたま)と呼び、伊勢神宮では別の名前を付けて両方を祭っている。
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関連項目
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読み:イセジングウ
初版作成日: 09/12/10 17:47 ◆ 最終更新日: 10/12/25 23:40
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