「永き夢から私を目覚めさせたのはあなたでしょうか?不肖伊吹、まだ修行中の身ですが、この私でよろしければ、何卒お使いください」
伊吹とは、STGアプリゲーム『アズールレーン』に登場する、第二次世界大戦時の未成重巡洋艦/軽空母の伊吹型1番艦〈伊吹〉をモチーフにしたキャラクター(KAN-SEN)である。
デザイン:玛雅G、CV:福圓美里
主殿、概要…え?読み上げるのですか?そ、そんな恥ずかしいこと……
KAN-SEN名 | |
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伊吹 IJN Ibuki |
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基本情報 | |
所属 | 重桜 |
艦種 | 重巡洋艦 |
レアリティ | PR |
CV | 福圓美里 |
イラスト | 玛雅G |
艦歴 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 広島県呉市/長崎県佐世保市 |
造船所 | 呉海軍工廠(進水まで) 佐世保海軍工廠(空母改装) |
艦級 | 改鈴谷型(伊吹型)重巡洋艦(航空母艦)1番艦(同型艦なし) |
進水日 | 1943年5月21日 |
就役 | 未就役 |
最期 | 1947年8月1日(解体) |
備考 | |
改鈴谷型として設計され、未成艦から具現化された『架空存在』の一隻。
短歌と登山をこよなく愛する剣道少女で、真面目な努力家。
史実では空母へと改造されていたため、重巡洋艦としての役割と格好に時々困惑することも。
2018年4月26日に実装された「開発ドック」で開発可能なWoWコラボ企画艦6人のうちの一人。重桜(アズレン世界でいうところの日本)に所属する重巡洋艦。レアリティはPR(特別計画艦を意味するレアリティ)。
史実節でも記述しているが、完全にペーパープランだった出雲に対し、こちらはある程度までは建造されていたためか、実戦に参加出来ることが嬉しい模様。
割とボディラインのはっきり出る、白を基調としたボディコンっぽい服に白い振り袖めいたジャケットと和洋折衷な服装。青いストレートのロングヘア。瞳の色が右は青、左は赤(なのだがSDでは左右逆になっている場合がある。これはキャラ表示の都合である。)のオッドアイなのは、史実での艦種変更を暗示しているのであろうか。
十分に重巡を名乗る資格のある立派な胸部装甲に、背中への繋がりが気になる腋から腰への肌の出た部分、服から透けて見える鍛え込まれた腹筋とおヘソ…純粋にナイスバディな上にフェチ度も素晴らしい出で立ちである。
性格はといえば、生真面目でちょっと人見知りっぽいところがある。指揮官のことは「主殿」と呼んで従ってくれる。高雄のような武士(もののふ)タイプではないが、元ネタが滋賀県最高峰の伊吹山であることもあってか野山を駆けまわる自然児であり、剣の修業と精神の修養を欠かさない求道者である。親密度を上げると、照れ屋な面を見せつつも次第に感情を表す喜びに目覚めていく様子が見られる。
因みに、局部タッチをされると懸命に煩悩を払おうと念を唱えてくる。いや、タッチした指揮官の煩悩こそ払われるべきなのだけど。
開発の条件は重桜所属前衛艦を20隻揃える必要がある。これには建造限定艦や海域ドロップ限定艦、タイムスタンプによる配布艦なども必要であり、着任したての新人指揮官には厳しい条件といえる。もっとも、開発ドックの開放条件が指揮官レベル30なので、それまでには相当数集まっていることも多かろうが。
また、開発時の条件の一つ「重桜巡洋艦で経験値を300万集める」ことは、幸いにも巡洋艦の経験値を最大15%上乗せするスキルを持つ夕張がいるため、比較的ラクである。2020年7月には「前衛艦隊全て」で集めることが可能になったので、さらにラクになることだろう。しかし、重桜巡洋艦(および駆逐艦)はこぞって手動戦闘向きであるため、オートで安定させるのはかなりの工夫がいるが。
2018年12月27日のアップデートで、正月用着せ替え衣装「冬籠の夢」が実装された。
深い藍色の振り袖が素敵だが、なぜか脇はしっかり露出している。脇の下に冷却システムでもあんのかね…。ともあれ、注目はLive2D表示のレベルの高さ。特に秘書艦に据えてのログイン画面のアニメーション演出は必見である。例によって次回メンテの日の日付変更時、つまり2019年1月16日23時59分59秒までの発売なので注意。買い逃したら多分1年待つことになるにゃ。だから欲しい人はお年玉つぎ込んででもお買い上げをおすすめするにゃ。
2019年9月19日のアップデートで、2周年パーティー着せ替え「宴のかざばな」が実装された。
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https://twitter.com/azurlane_staff/status/1172729183547486208
白と紺のコントラストが素敵なドレス姿である。2周年イベント期間限定販売なので、欲しい指揮官は急いで買うことにゃ。
2020年1月21日のアップデートで、旧正月着せ替え「桃符を執りて」が実装された。
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胸元や腰回りのシースルーが眩しい、愛らしさと艶っぽさを両立させた出で立ちである。これも旧正月期間の限定販売なので、伊吹に心奪われた指揮官はすぐに買いに行くことにゃ。
戦に情けなど無用…伊吹、参ります!(能力)
最大の特徴は魚雷戦に特化した性能である。まず、非常に高い(185%)雷撃補正値とトップクラスの雷装値を持っている。そして、開始時魚雷+2という他にない特典によって、戦闘の開幕からいきなり6~10発の魚雷を敵に叩きこむことが可能。手動戦闘にこだわるなら、高難度海域でこれ以上ない武器となる。
そして、以下のスキルがその強みに更なる磨きをかけることになる。
『心舷合一』 自身の魚雷攻撃のクリティカル率が20%(40%)アップし、また、自身の魚雷攻撃のクリティカルダメージが65%アップ
『雷刃一閃』 魚雷発射時15%(30%)で特殊魚雷弾幕を発動する(威力はスキルレベルによる:戦闘開始後10秒間は発動不可)
一つ目の「心舷合一」は、さしずめロイヤルのドーセットシャーが持つ「旅の終焉」の強化版。もともとのダメージ値が大きいだけに、クリティカルダメージの大幅アップは劇的なものとなる。
二つ目の「雷刃一閃」は8本の魚雷を前方と側方に発射。もちろん通常魚雷と一緒に当たるので、上記「心舷合一」が同時に作動すればその威力はとんでもないことになる。
まさに「当たれば」戦艦クラスも秒殺できる能力だ。問題は、オートでは当然真価を発揮できず、手動でも指揮官の操縦センスが大いに問われるロマン兵器であること。幸いにして、伊吹自身は重巡の強固さとなかなかの回避力を兼ね備えているので、少々のダメージ覚悟の斬り込み戦法が効く。まさに一撃必殺の重雷装艦である彼女をぜひ使いこなしてあげよう。
あと、忘れてならないのがPRレアリティ共通の対セイレーン特化改修である。きっちり強化しきれば、イベント海域などで姿を現すセイレーンのエリート艦隊に絶大な威力を発揮することであろう。
この一刀、伊吹の嶺にかけて!(史実)
太平洋戦争に突入することがほぼ決まりかけていた1941年末に立てられた予算案に、当然出るであろう重巡の消耗に対応するための新しい艦の建造予算が計上されていた。その時点での最新型重巡は利根型だったが、こちらは急造する必要があったため、その前級である改最上型=鈴谷型をベースとした設計が行われた。このため、この型は「改鈴谷型」と呼ばれている。なお、最上型のように軍縮条約逃れのために主砲を15cm砲にしておく、という必要も無かった(当時既に条約から抜けていた)ため、当初から20cm主砲を備えた"重巡洋艦"である。
この改鈴谷型重巡は2隻の建造が予定され、それぞれ艦名も日本の重巡の命名基準である山の名前から取って1番艦「伊吹」2番艦「鞍馬」と決まっていた(2番艦の方は諸説ある)。
しかし、戦局の変化、特にミッドウェーで一航戦・二航戦を一気に失ったことが日本海軍を大きく狼狽させた。起工直前だった2番艦は建造中止(代わりに2番艦を建造する予定だった三菱長崎造船所では雲龍型空母〈天城〉を建造することになった)、そして、呉海軍工廠で既にそこそこまで出来ていた1番艦も「とりあえず進水させて場所を空けろ」というわけで1943年5月に進水し、〈伊吹〉と命名された。なお、進水する前に"一等巡洋艦"として登録されていたので、重巡洋艦と呼ぶのは間違いではない。
と言っても、進水した後は工事を中止することは既に決まってしまっていたため、この後この〈伊吹〉をどうするかについては、高速給油艦プラン、高速輸送艦プラン、水上機母艦プランなど議論百出するもなかなかまとまらなかった。
その行く末がようやく決まったのは、アメリカの動向が影響した。というのも、航空兵力の有効さに気付いたアメリカが本格的に空母建造に力を入れ始め、隔月刊正規空母ことエセックス級空母や週刊空母ことカサブランカ級護衛空母と共に、週刊改造空母ことインディペンデンス級空母を送り出してきたからだ。このインディペンデンス級というのは、例によって大量生産していた兄貴姉貴ことクリーブランド級軽巡洋艦の艦体を流用した改装空母で、これらに対抗するため、放置されていた〈伊吹〉の空母への改装が決まった。
といっても、改装が決まったのは1943年8月であり、実際に〈伊吹〉を佐世保に回航してから工事に取りかかったのは11月になってからである。それまでの間に〈伊吹〉にはそこそこ重巡としての艤装もされていたため、改装工事はまず主砲塔の撤去から始めなければならない始末であった。おまけに佐世保工廠は他の艦の建造もしていた(当時は阿賀野型の〈矢矧〉〈酒匂〉を建造中)うえに、太平洋戦線で傷ついた艦艇がひっきりなしに修理にやってくる状態で、とてもじゃないが空母改造なんてやっている余裕はなかった。
そうこうしているうちに、さらに戦局は進み、マリアナ沖航空戦、レイテ沖海戦を経て日本の航空戦力は壊滅してしまった。残っている雲龍型空母も〈雲龍〉が、陸軍の兵隊さんや特攻兵器「桜花」を運ぶ事実上の輸送艦として使われた挙げ句撃沈され、〈天城〉と〈葛城〉はもはや積む飛行機すらなく呉でお飾り(そして米爆撃機のいい標的)というような状況になっていた。いまさら新しい空母造ってもなぁ、という悲しい状況に、改装工事は1945年3月に中止され、〈伊吹〉はその後岸壁に係留されたまま終戦を迎える。
1946年11月から解体開始、翌1947年8月に解体完了し、〈伊吹〉は相手に砲を撃つことも航空機を発艦させることもなく、言うなれば艦として産まれることなく、その生涯を終えた。
戦後の1968年~1989年に海上自衛隊にかさど型掃海艇〈いぶき〉がいたが、こちらは伊吹山ではなく伊吹島が艦名の元になっているので、こちらの〈伊吹〉の名を受け継いだ、という訳ではない模様である。
主殿、向こうに結構動画が積み上がっているようですが…あれが関連動画…ですか?
伊吹(アズールレーン)に関するニコニコ動画の動画を紹介してください。
主殿、関連静画って……これですか?はい、とにかく無事完了しました
主殿、もし怪我していたら伊吹の関連商品を敷いてみてはどうですか?まだまだありますよ?
伊吹(アズールレーン)に関するニコニコ市場の商品を紹介してください。
コミュニティですね…伊吹も一緒に出撃しましょうか?
伊吹(アズールレーン)に関するニコニコミュニティを紹介してください。
これしきの関連項目、褒められるほどでは御座いません
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