単語記事: 作者の死

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作者の死とは、フランス哲学者、文学評論家ロランバルトが提唱した文学読解法である。

概要

例えばこういう笑い話がある。

「現代文の小説の問題を、その小説作者が解いたら、酷い点数をとった」

国語の授業で、この時の作者の気持ちを答えなさいという問題で、作者本人が『そんなこと考えてないぞ』と言った」

他にも、こんなをみたことはないだろうか。難解な作品のファンが、多くの根拠を集め作品を深く考察して発表した。しかし制作者はまるでそんなことを考えておらず、考察した人が笑われる。

こういう話の裏側には「作品において、作者であり絶対である」という一つの思想(イデオロギー)がある。この考えを絶対と考える人は多いが、これはけっして普遍の真理ではない。

これに対してロランバルトはあらゆる作品も言という制約がある以上、以前読んだものの影から逃れられない。よって「作者は作品を支配できず読者に解釈を任せなければならない」とした。

作者によって支配されているものを「作品」というのに対して、作者の支配から解放された文学を「テクスト」と呼ぶ。作者の支配から逃れたテクストには既に作者の居場所はない。つまりこれ作者の死なのである。

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読み:サクシャノシ
初版作成日: 14/05/25 18:07 ◆ 最終更新日: 14/09/12 08:32
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作者の死について語るスレ

48 : ななしのよっしん :2016/12/30(金) 11:26:37 ID: c94vni9pvf
>>41
「晩年の○○の作は××に傾倒し、かつての自作にすら否定的な姿勢を示すようになった」という論評はそこそこあるし、仮に芥川が「これが正解です」といっても解釈は続くんじゃないかなぁ……>>46じゃないが、「犯人だとしても矛盾が生じるよう書かれた作品なのに、何故作者はこれを『正解』と定したのか」って解釈論争になるだけで。
(まあ作者が生き返ったあと即死んだというか、創作メモが見つかったみたいな、結局意を直接問いただせない場合の話だけど)
49 : ななしのよっしん :2016/12/30(金) 11:29:56 ID: 4TjaYUec3G
クレヨンしんちゃんとかいうゾンビ作品
50 : ななしのよっしん :2016/12/30(金) 11:41:48 ID: s9nJpL0IHj
だから作者が死んだ作品じゃないっての
51 : ななしのよっしん :2016/12/31(土) 03:33:52 ID: 8BfAe+fxrD
東方とか艦これとか
52 : ななしのよっしん :2016/12/31(土) 11:56:44 ID: 4k0bMa/9Kr
マリオとか
53 : ななしのよっしん :2017/01/14(土) 19:51:41 ID: XtH19I8Lh1
>>48
作者が解釈を提示したとしても解釈は継続されるだろうということでしょうか。
解釈の対>>46では作品で>>48では作者になってるように見えます。
解釈が継続されたとしても、その対が作品から作者に移るのならば作者は死んでないということですから、
それは>>41の「そんなこと言ってられるのか」と同じ状態ではないでしょうか。

人間は真理、客観をめる動物的な性質があると思います。
作者歴史的にその代替として扱われてきました。
作者の死はそれに逆らう考え方ですが、いざ作者の解釈を提示されると、
その誘惑に抗えるかというと難しい気がします。

もし自分の解釈が作者の解釈と一致したとき、異なる解釈の人に優越を感じてしまうのではないでしょうか。
54 : ななしのよっしん :2017/01/15(日) 22:45:55 ID: c94vni9pvf
>>53
例として適切かどうかは微妙ですが、「『となりのトトロ』のサツキメイは死んでる」って話は、公式が否定してもり継がれてるわけで、言ってる人間も全員全員公式が否定してることを知らないわけでもないわけでして。
(だいたい、「そりゃ、公式としては否定するしかないでしょ」って話になる。こうなるともはや、作者自体がただの一解釈者と同位置に置かれる)

まあ、ここまで露じゃないにせよ、「作品を描いた時の作者」と「のちに作品についてってる作者」を切り離して論じる解釈はそこそこあるかな、と。
55 : ななしのよっしん :2017/01/15(日) 23:18:11 ID: DjNO9UScHv
>>54
そもそもエンディングスタッフロールで元気に退院してるわ
サツキメイ学校で楽しくやってる様子が描かれてるわで
あの時点で死亡説を採用してるはずもないけどね。

そこを視して死亡説を押し通すのも妙すぎないか?
56 : ななしのよっしん :2017/01/15(日) 23:48:06 ID: hitxGJT79c
サンダル自体似てるだけで見べたら違うってのが
簡単に分かるのに
57 : ななしのよっしん :2017/01/16(月) 07:29:33 ID: c94vni9pvf
>>55>>56
その辺は「幻覚説」なり「多少の差異よりサンダルシーンはさむことの意味の方が重要」なりで……一応断っておくが、別に死亡説を信じてるってわけじゃないぞ。というか、説の偽や説得の話でもなく、作者が否定してる解釈がそこそこ(あくまで異端トンデモ説としてはそこそこ、だけど)の読者間で成立しうるって話でして。
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