俺は今、免許を取っている単語

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モウメンキョハトッタ

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俺は今、免許を取っているとは、人間について学ぶとある機械生命体、チェイス君の近況報告である。

この報告は剛にどのような影響を及ぼしたのか

この報告は「仮面ライダードライブ」第３９話でチェイスによって明かされる。

ロイミュード008によってカップルの若い女性がさらわれる事件が多発し、それに特状課が囮捜査でカップルに扮し、008を迎え撃つことに。

これに仮面ライダーマッハこと詩島剛も乗り気だったが、仮面ライダーチェイサーことチェイスに「無理だな剛、お前の免許は二輪だけのはずだ」と看破される。

これに剛も「お前だって持ってないだろ」と反論するが、彼を待っていたのは「チェイス」と書かれた教習原簿（しかも住所が特状課、ご丁寧に「ちぇいす」と振り仮名もある）と「俺は今、免許を取っている」という言葉であった。これは特状課課長の本願寺純による計らいである。

これに剛はとてつもなく驚き、本願寺の後押しとさらに進兄さんこと仮面ライダードライブ・泊進ノ介に免許を自慢されるというコンボをくらい、チェイスと一緒に教習を受けることに・・・・・

教習を受けているチェイスの態度はどのようなものだったか

こうしてふてくされる剛とシフトフォーミュラで彼と会話するベルトさんに見守られながらチェイスの運転教習が始まったのだが、「チェイスだ」「安全確認のルールは全て覚えた」と真顔でいつもの感じで受けていた。（ちなみにこの時の教習の先生はハゲたおじさん）

しかし、蛮野天十郎を奪い返しに来た006が剛に襲いかかり、チェイスはさ見事なドライバーテクニックで駐車。「お見事!!」とおじさんに褒められる中、「緊急の用ができた、教習を抜ける」といきなり教習車内で変身。そのまま006を迎え撃ち、マッハの見せ場を奪うくらいの戦いを見せ、「待たせてすまん、さぁ続けろ」とおじさんに伝え、教習に戻っていった。

（その頃、りんなさんは008の「こりゃハズレだな」という発言にブチ切れ、進ノ介も「モテナイ男」と言われブチ切れながらタイプフォーミュラに変身した。）

免許を取ったチェイスはどのような活躍をしたのか

時は進み、008ことトルネードに「理想の女」としてさらわれた詩島霧子をチェイスが救出、トルネードと交戦するドライブとマッハをトライドロンで助けるために、チェイスは霧子にこう言った－－－－－「もう免許は取った」と。

トルネードに窮地に追いやられたドライブとマッハの元に、ブースタートライドロン・タイプワイルドで駆けつけるチェイサー、運転しながらトルネードの出力を超える竜巻を起こし、それを利用したダブルライダーキックでトルネードを下した。

チェイスが免許証をとったのはなぜか

きっかけは進ノ介が免許証を利用したキャンペーンでメルセデス・ベンツ販売店の受付のお姉さんからポストカードを受け取ったとこから始まる。

そこへ「俺にもくれないか」とやってきたチェイスは、免許がないとポストカードがもらえないこと、免許を持つことが人間のルールだと理解し、教習を受ける決意をする－－－－

免、許―――それが人間のルールなのかッ・・・！！
お前も免許を取るしかないな、チェイス。
必ず・・・必ず手に入れてやる―――免許証ッ！！

というしょーもない理由だった。その言葉にはやたらと力が入っている。
しかももらえた時の彼は無表情のままだがスキップをするほど喜んでいた。

※これは映画の宣伝で製作された番外の短編であるため、公式設定ではないかもしれません。

余談としてなにが語れるのか

後日、剛も４輪免許を取得し、蛮野が自分を裏切ったという事実から立ち直り、特状課へと戻っていった。

劇場版「サプライズフューチャー」でもらえるドライバーズライセンス（チェイスver）はとびきりの笑顔の彼の写真、職業欄に「無職/仮面ライダーチェイサー」などと突っ込みどころ満載であった。

なお、「サプライズ・フューチャー」には前売り券で「乗せたら走る真夏の爆走ヒーロー！」という玩具がついているが、これも作中で登場し、西城究が所持していたりする。

この免許証はチェイスにとってどのような価値があったのか

と、このように色々とシリアスな笑いに溢れた免許証関連の話だったが。
ロイミュードであるチェイスにとってこの免許証は「人間社会に存在を認められた証」である。
故に、戦うことしか知らなかったチェイスにとって免許証は何よりの宝物だったのだ。先のチェイススキップも、人間社会に求められポストカードをもらうことができたため、と考えれば不自然なものではない。